インフルエンザシーズン到来! ~流行に備えて早めの対策を!~

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    2024年12月4日 13:00

    〈ポイント〉
    ・ インフルエンザワクチンの種類は毎年異なる!?
    ・ 湿度が低い日本の冬の気象条件がインフルエンザの流行を助長!
    ・ みんなが行っているインフルエンザ感染対策!

    ◆インフルエンザワクチンの秘密?

     12月になり、本格的なインフルエンザの流行シーズンがやってきました。インフルエンザ感染対策としてインフルエンザワクチンが挙げられますが、皆さんは今年のインフルエンザワクチン接種を受けましたか?
     大正製薬株式会社が行った調査によると、今年インフルエンザワクチン接種を受けた・受ける予定のある人の割合は41.0%であることが判明しました。また、過去にインフルエンザにかかったことがない人に比べて、かかったことがある人の方がインフルエンザワクチン接種を受ける意向が強いことも明らかになりました。過去にインフルエンザにかかり、つらい経験をしたからワクチン接種を受けようと考えている方が多いのかもしれませんね。

     ところで皆さんは、インフルエンザワクチンの種類が毎年異なることをご存じでしたか?今回の調査では、63.8%の方が知っていると回答しました。

     インフルエンザワクチンの種類が毎年異なることを知っている方は多いようですが、ワクチンの種類がどのように決められているか、ご存じですか?実は、世界で流行したインフルエンザの型を参考に、世界保健機関(WHO)が今年の流行を予測し、インフルエンザワクチンの製造株として推奨する株を選定します。日本で使用されるワクチンも原則としてWHOが推奨する株の中から、「期待される有効性」や「ワクチンの供給可能量」を踏まえて、厚生科学審議会で株の検討が行われます。検討の結果、今年のインフルエンザワクチンは以下の4株に決定し、製造されています。

    ◆なぜインフルエンザは冬に流行るの?

     日本では、インフルエンザは通常冬に流行します。これには日本の冬の特徴である低い湿度が関係しています。では、なぜ湿度が低くなるとインフルエンザが流行するのでしょうか?その理由を解説します。

    ①ウイルスの特性
     インフルエンザウイルスが人から人に感染するためには、感染者から咳やくしゃみによって放出された際に感染力を一定時間保つ必要があります。インフルエンザウイルスは湿度が低くなるほど生存率が高くなるため、湿度が低い日本の冬では感染が広がりやすくなります。

    ②人の体の反応
     インフルエンザウイルスは、感染者の咳やくしゃみで放出された飛沫が口や鼻から体に入ることで感染します。気道の表面は粘液と線毛(非常に細かい毛のような構造)で覆われており、これらがウイルスを体の外に排出する役割を果たしています。通常、口や鼻から取り込んだ空気はのどや鼻で加温・加湿されるため、粘液と線毛が働いてウイルスを体の外へ排出します。しかし、極度に乾燥した空気を取り込むと、粘液の粘り気が増し、線毛の動きが鈍くなってしまいます。その結果、ウイルスが体の外へ排出されにくくなり、インフルエンザウイルスに感染しやすい状態となります。

     このように、湿度が低い日本の冬の気象条件がインフルエンザの流行を助長するのです。

    ◆みんなが行っている感染対策を紹介!

     これからますます湿度が低下し、インフルエンザワクチンによる対処だけでは不安な方もいるのではないでしょうか。ここではアンケートで回答いただいた「皆さんが実施しているインフルエンザ感染対策」の一部を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

    ◆最後に

     今回はインフルエンザ感染対策について解説しました。これからますます乾燥、冷え込みが強くなり、本格的にインフルエンザが流行します。いざというときのために、しっかりと対策して健康な毎日を目指していきましょう。今後も皆様が健康に過ごせる社会を実現するために、大正製薬は様々な情報発信を進めてまいります。

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