約8割が休みの日に職場の人から連絡が来た経験あり。 お友達気分の先輩・上司からのSNS申請が部下の心理的負担を増やしている? 「本当は嫌だけど、SNSで繋がっている職場の人がいる」人は4割超え。

    ~エアトリが「職場の人との繋がり方」に関するアンケート調査を実施~

    サービス
    2019年11月12日 13:00

     総合旅行プラットフォーム「エアトリ」(https://www.airtrip.jp/)を運営する株式会社エアトリ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉村 英毅)は、20代~70代の働く男女722名を対象に「職場の人との繋がり方」に関する調査を実施しました。

    調査背景

     最近、「日本人は休み方下手」という言葉をよく耳にしますが、その一因としてSNS普及によって気軽に連絡が取りあえるようになり、職場の人との距離感を保つのが難しくなっていることが挙げられます。そこで、職場の人との繋がり方について理想と実態を調査しました。

    調査結果概要

    調査1:休みの日に職場の人から連絡が来たことがありますか?

     4人に3人が仕事の連絡が来た経験あり!

    ―「仕事・プライベート両方で連絡が来たことがある」が30.4%、「仕事の連絡が来たことがある」が43.0%となりました。

    調査2:休みの日に職場の人から連絡が来ることに対してどう思いますか?

     上司からの連絡は仕事でもプライベートであっても「嫌だ」が半数超え。

    ―上司からの仕事の連絡については「嫌だ」が57.6%だったのに対し、プライベートの連絡も51.0%が「嫌だ」と回答しました。

    調査3:上司、同僚、部下とSNSで繋がっていますか?

     同僚、部下は「繋がっている」が半数超え。4割は上司と「繋がっている」と回答。

    ―同僚、部下に比べて割合は下がったものの、40.9%もの人が上司とSNSで「繋がっている」と回答しました。

    調査4:(職場の人とSNSが繋がっていると回答した人)SNSで繋がっている職場の人のうち、本当は繋がりたくなかった人はいますか?

     「本当は繋がりたくなかった人がいる」と回答したのは約4割。

    ―繋がってしまった理由としては「仕事の報連相のために仕方なかった」「上司から申請が来て断れなかった」といったものが多く挙がりました。

    調査5:職場の人がSNSに投稿したプライベートを見たいと思いますか?

     上司、同僚、部下全てにおいて「見たくない」が「見たい」を大きく上回る。

    ―上司、同僚、部下全てにおいて「見たい」は1割未満、一方「見たくない」は約5割となりました。


    調査結果

    調査1:休みの日に職場の人から連絡が来たことがありますか?

     最も多かったのは「仕事の連絡が来たことがある」(43.0%)、次いで「仕事・プライベート両方で連絡が来たことがある」(30.4%)となりました。約8割の人が休日でも職場の人から何らかの連絡を受けた経験があり、73.4%の人は「仕事」の連絡を受けたことがあると回答しました。

    調査2:休みの日に職場の人から連絡が来ることに対してどう思いますか?

     同僚、部下からの連絡に関しては内容が仕事でもプライベートであっても「何とも思わない」と回答した人が最も多くなった一方で、上司からの連絡は仕事だけでなく、プライベートの内容であっても「嫌だ」が過半数を占めました。「嬉しい」の割合が最も高かったのは「同僚からのプライベートの連絡」でしたが、それでも14.6%に留まっており、多くの人は職場の人とはビジネスライクなお付き合いを望んでおり、プライベートではあまり関わりたくない意向を持っていることが窺えました。

    調査3:上司、同僚、部下とSNSで繋がっていますか?

     同僚、部下については過半数、上司とは4割以上の人が「繋がっている」と回答しました。LINEなどのSNSを利用した連絡は電話よりも気軽に、メールよりも手早く出来ることから多くの職場においてコミュニケーションツールとして普及しているようです。

    調査4:(職場の人とSNSが繋がっていると回答した人)SNSで繋がっている職場の人のうち、本当は繋がりたくなかった人はいますか?

     4割近い人が「本当は繋がりたくなかった職場の人がいる」と回答しました。なぜ繋がりたくなかった人と繋がったのか理由を聞いたところ、「仕事の報連相のために仕方なかった」「上司から申請が来て断れなかった」などの理由が多く挙がりました。申請した本人は気軽に連絡ができる良いコミュニケーションツールだと思っていたとしても、相手は必ずしも同じ気持ちを抱いている訳ではなさそうです。職場の人と繋がる際には繋がることで相手の心理的負担を増やしていないか、今一度確認する必要性がありそうです。

    ●繋がりたくなかった職場の人と繋がってしまった理由

    ・共通の友人が多くなり、さすがに承認しないとまずい感じになりそうだったので。(30代・女性)
    ・上司とLINE交換をしている横から、先輩に「じゃ、ついでに私も」と交換させられた。(30代・女性)
    ・仕事のつながりで業務に支障が出ることも考えられるので仕方がなかった。(60代・男性)

    調査5:職場の人がSNSに投稿したプライベートを見たいと思いますか?

     上司のSNS投稿に関しては「見たくない」が過半数の54.7%となりました。部下に関しても半数は割ったものの、「見たくない」が最も多く、同僚に関しても43.8%もの人が「見たくない」と回答しました。逆に「見たい」と回答した割合は上司4.5%、同僚9.0%、部下6.9%といずれも1割未満となっており、職場の人とはプライベートは一線を画したいと思っている人が多いようです。例えプライベートの投稿だったとしても、職場の人の投稿は仕事を思い出させてしまうのかもしれません。

    ●職場の人との距離感が近くなりすぎて困った経験

    ・記念に撮った内輪向けの写真をWEBにアップしたところ、ポーズ(社会的に不適切でもなんでもない、至って普通のポーズ)が可笑しいだの不適切だのそんな撮り方するななど、私含め全員が文句を言われた。(30代・女性)
    ・上司から飲みの席で不倫している話を聞かされてどう反応したらよいか困った。がっかりした。(20代・女性)
    ・体育会系のノリで、SNSでみんなが繋がっていたり、お休みの日に何かとイベントをやろうとする人がいたので、面倒くさくて、SNSはやってないとか、家庭の事情で休みの日は無理とか、理由をつけて参加しなかった。(30代・女性)
    ・リフレッシュ休暇の時に休暇明けのアポの連絡が入って嫌な思いをした。(50代・男性)
    ・同僚。何度か飲みに行ったら、友達で仲良しと思いこみ、他の人とランチ行ったら機嫌が悪くなる。 仲間外れにされたとテンションが下がる。(30代・女性)
    ・仲の良い先輩と同僚のグループができており、プライベートでもよく会っていたが、先輩と同僚が仲違いをし、双方から悪口を延々と聞かされた時期があって疲弊した。(30代・女性)

    ■調査概要
    調査タイトル :「職場の人との繋がり方」に関するアンケート調査
    調査対象 :20代~70代の働く男女722名
    調査期間 :2019年10月29日~11月1日
    調査方法 :インターネット調査
    調査主体 :株式会社エアトリ

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