6/24(月) 近畿大学リエゾンセンター、都内に拠点を開設 最新研究と産業界との橋渡し、関東でも促進 ―― 大田区での記念セミナーに81人参加 ――

    2013年6月26日 09:10

    近畿大学リエゾンセンター(大阪府東大阪市、センター長:宗像 惠)は、平成25年(2013年)6月24日(月)、関東・東日本地域における本学の産官学連携活動の充実を目的とする「近畿大学リエゾンセンター 東京オフィス」を、東京都新宿区四谷の近畿大学東京事務所内に開設しました。

    開設を記念して同日、近畿大学で進められている最先端の研究活動を研究者自身が紹介する「東京オフィス開設記念 研究シーズ発表会」が東京都大田区内で開催され、企業関係者など81人が参加しました。

    リエゾンセンターは、産官学の連携・交流を円滑に推進するため平成12年(2000年) 2月、東大阪キャンパスに設立されました。産業界などと近畿大学との橋渡しを担う窓口であり、技術相談の受入れ、共同研究の推進、知的財産出願の支援および出願後の管理も行っています。今回、新設された東京オフィスは、これまで関西・西日本地方を中心に進めてきた産業界などとの連携促進を、関東・東日本地方のみならず全国へと拡大していくための拠点施設となります大田区産業プラザPiOで開催された「研究シーズ発表会」では、32年の歳月をかけて世界で初めて実現したクロマグロ完全養殖研究や、植物系バイオマスを原料とする石炭コークス代替燃料・バイオコークスなど、産業界との連携で成功した研究開発事例について、担当する研究者から発表が行われました。

    近畿大学リエゾンセンター 東京オフィス

    場 所:東京都新宿区四谷1-5 近畿大学東京事務所内
         TEL(東京事務所):(03)3351-0591
         FAX(東京事務所):(03)3353-7300
    対応内容:技術相談の受付、コーディネーターとの面談、関連資料の提供
    受付時間:電話は随時(9:00~17:00)
    面談は希望日に合わせます(11:00~17:00)
          (祝日および本学が定める休日を除く)

    ■ 研究シーズ発表会での発表内容

    発表1
     「クロマグロ完全養殖研究の歩み」
      水産研究所長:宮下 盛
      32年の歳月をかけて世界で初めて実現したクロマグロの完全養殖研究。
      今後の取組みに世界からの注目が集まる。

    発表2
     「日本のモノづくりを支援・金型プロジェクト」
      大学院総合理工学研究科長:沖 幸男
      大阪東部地域の金型関連企業との連携の新しいかたち。
      金型の材料・設計・製造の高度化と継承、人材育成を目指して進行中。

    発表3
     「夢の固形燃料バイオコークス」
      理工学部長・バイオコークス研究所長:宇田 宏
      植物系バイオマスを原料とする石炭コークス代替燃料の製造方法を確立。
      量産検証を経て、国内外で実用化・大規模化を展開中。

    発表4
     「デザインによる付加価値創造」
      文芸学部 教授:岡本 清文
      デザイン、商品企画による高付加価値化に貢献。
      中小企業を対象とした自社ブランド商品開発を学生とともに教育の場で推進。

    関連URL:http://www.kindai.ac.jp/topics/2013/06/624-81.html