近畿大学建築学部特別講義「建築の持つパワー~中越地震、アオーレ長岡の実例から~」

    2017年7月4日 15:00

    近畿大学建築学部(大阪府東大阪市)は、平成29年(2017年)7月18日(火)に、東大阪キャンパスにて特別講義「建築の持つパワー~中越地震、アオーレ長岡の実例から」を開催します。本講義では当時新潟県長岡市の市長を務めていた近畿大学客員教授 森 民夫がお話しします。

    【本件のポイント】
    ●「建築の持つパワー」の成功例を中越地震の際に長岡市長を務めていた森民夫氏が講義
    ●第一部では災害時における住宅への施策について、第二部では長岡市の新しい市民交流拠点「アオーレ長岡」の誕生の経緯を学ぶ
    ●公務員志望の学生に、行政における建築の役割を理解してもらう

    【本件の概要】
    近畿大学建築学部は7月18日(火)に東大阪キャンパス内の実学ホールで、特別講義「建築の持つパワー~中越地震、アオーレ長岡の実例から」を開催します。
    第一部では、平成16年(2004年)10月23日に発生した新潟県中越地震の際の「建築の持つパワー」について講義します。地域の生活に焦点を当てた仮設住宅の計画や、協議を重ねて成功した集団移転についてお話しします。
    第二部では、平成24年(2012年)4月に開館した市議会議場「アオーレ長岡」についてお話しします。建築設計コンペティションの実施過程や、議員協議会での緊迫した協議について説明し、長岡市民が積極的に活用できる新しい市民交流拠点が、中心市街地にどのような好影響を及ぼすのか講義いたします。

    ■日  時:平成29年(2017年)7月18日(火)15:00~18:15
    ■会  場:近畿大学東大阪キャンパス 2号館1階実学ホール
          (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
    ■対  象:学生および一般の方(先着300人)
    ■受講料 :無料
    ■申込方法:住所、氏名、人数を明記のうえ、メールまたはFAXで下記へご送付ください
    ■お問合せ:近畿大学建築学部事務部 TEL(06)4307-3057
          FAX(06)6730-1320 E-mail:kenchiku@itp.kindai.ac.jp

    【特別講義の内容】
    講師:近畿大学客員教授 森 民夫(前・長岡市長)
    第一部 中越地震における建築のパワー(仮設住宅、住宅再建、集団移転等)
    1.コミュニティを重視した仮設住宅の計画
    2.山古志村の風土に適した木造一戸建て災害公営住宅の建設
    3.徹底的に協議を重ねた結果成功した集団移転

    第二部 シティホールプラザ「アオーレ長岡」のパワー
    1.市役所のまちなか回帰
    2.建築設計コンペティションの実施と長岡市が示した実施要領
    3.隈研吾氏の設計と長岡市との緊迫した協議
    4.市民の積極的な活用と中心市街地への好影響

    【講師プロフィール】
    近畿大学 客員教授 森 民夫(前・長岡市長)
    昭和47年(1972年)東京大学建築学科 卒業
    昭和48年(1973年)市浦郡市開発建築コンサルタンツ
    昭和50年(1975年)建設省入省(住宅局建築指導課)
    昭和62年(1987年)茨城県土木部住宅課長
    平成 7 年(1995年)阪神・淡路大震災建築物危険度判定本部長
    平成11年(1999年)長岡市長(以降5期)
    平成21年(2009年)全国市長会会長(以降4期)
    平成23年(2011年)東日本大震災復興構想会議・部会長代理
    平成25年(2013年)中央防災会議専門委員
    平成29年(2017年)近畿大学客員教授

    シティホールプラザ「アオーレ長岡」
    シティホールプラザ「アオーレ長岡」

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