複数のICTデバイスを組み合わせたハイブリッド授業を試行 コロナ禍においても高大連携を推進するための新たなオンライン教育

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    2021年3月5日 14:00
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    中央にある360度カメラで実験風景を撮影
    中央にある360度カメラで実験風景を撮影

    近畿大学産業理工学部(福岡県飯塚市)では、令和3年(2021年)3月10日(水)に、近畿大学附属福岡高等学校(同市)と連携し、対面と複数のICTデバイスを組み合わせたハイブリッド授業を実施します。高大連携におけるオンライン教育の可能性を広げる新たな授業方法を試行し、今後の教育効果向上をめざします。
    また、本件は近畿大学が全学を挙げて取り組んでいる「"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」の一環として実施します。

    【本件のポイント】
    ●360度カメラなど複数のICTデバイスの組み合わせによる新たなハイブリッド授業を試行
    ●高校生は、まるでその場にいるような臨場感ある映像と解説で大学の授業を学ぶことができる
    ●「"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」の一環として実施

    【本件の内容】
    近畿大学産業理工学部経営ビジネス学科教授の日高 健は、複数のICTデバイスの組み合わせによるハイブリッド型の新たな授業方法の創造と高大連携の仕組みづくりに取り組んでいます。
    今回、近畿大学附属福岡高等学校の3年生約40人を対象に試験授業を行います。日髙が高校の教室で対面授業を行い、大学の実験室にいる産業理工学部准教授の岡 伸人とZoomを繋いで授業を進行します。あらかじめ大学の実験室にて撮影した360度カメラの実験風景をYouTubeで配信しながら、岡がZoomを使って実験内容の解説を行います。
    産業理工学部では例年、近隣の高校で出張授業を行っていますが、今年度は新型コロナウイルスの影響でほとんど実施することができませんでした。対面授業、360度カメラ映像、Zoom解説の3本柱による新たな授業方法を試行します。今後は生徒による評価をもとに改善を行って、出張授業や学校に来られない学生向けの新たな授業方法として取り入れることを検討し、教育効果の向上をめざします。

    【開催概要】
    日  時:令和3年(2021年)3月10日(水)13:30~14:50
    開催場所:近畿大学附属福岡高等学校 3階 情報教室II
    開催場所:近畿大学産業理工学部 2号館1階 生物環境化学実験室II
         (飯塚市柏の森11-6、JR福北ゆたか線「新飯塚駅」からバス約5分)
         ※ この2ヵ所をオンラインで繋いで授業を実施
    担当教員:産業理工学部経営ビジネス学科 教授 日髙 健
         産業理工学部生物環境化学科 准教授 岡 伸人
    受講者 :近畿大学附属福岡高等学校3年生 約40人

    【"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト】
    近畿大学は、令和2年(2020年)5月15日から「"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」を始動させました。これは、世界で猛威をふるう新型コロナウイルス感染症について、医学から芸術までの研究分野を網羅する総合大学と附属学校等の力を結集し、全教職員から関連研究や支援活動の企画提案を募って実施する全学横断プロジェクトです。72件の企画提案が採択され、約1億3千万円の研究費をかけて実施しています。

    【関連リンク】
    産業理工学部 経営ビジネス学科 教授 日髙 健(ヒダカ タケシ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/99-hidaka-takeshi.html
    産業理工学部 生物環境化学科 准教授 岡 伸人(オカ ノブト)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/1492-oka-nobuto.html

    産業理工学部
    https://www.kindai.ac.jp/hose/
    近畿大学附属福岡高等学校
    https://www.fhs.kindai.ac.jp/

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