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災害に強い「大阪第5データセンター」を開設  ~万全なBCPソリューションを西日本エリアで実現~

 NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)は、大阪市内で5番目の「大阪第5データセンター」を本日より提供開始します。
 本データセンターは、大阪市内に位置し、サーバールーム面積約3,500m2(1,600ラック相当)を提供します。


データセンター外観

1. 背景
 NTT Comは、日本国内の好調なデータセンター市場の需要に応え、これまで首都圏を中心に新たなデータセンターや関連サービスを拡充してきました。その一方で、大規模な自然災害に対するバックアップサイトを首都圏から十分に離れた西日本エリアで利用したいというお客さまのニーズが高まっていました。また、本社機能を同エリアに持つ、金融機関や製造業の増加による需要拡大も見込まれています。こうした中、NTT Comは、このような需要に応えるため、新たに大阪市内にデータセンターを開設するものです。

「大阪第5 データセンター」の外観イメージ
https://www.atpress.ne.jp/releases/87111/img_87111_1.jpg


2. 概要・特長
 大阪市内のビジネス中心地に建設された地上11階建てのデータセンター専用ビルで、Nexcenter(TM)ブランド(*1)の下でサービス提供します。あらゆる災害を想定した万全の対策と理想的なネットワーク環境で、お客さまのビジネスを加速します。

(別紙1)「大阪第5データセンター」の仕様
https://www.atpress.ne.jp/releases/87111/att_87111_1.pdf

(1) お客さまの事業継続を確約する全方位の耐災害性
 大阪市内で想定される主な自然災害リスクには、南海トラフ地震による震災や津波、洪水、高潮などがあります。本データセンターでは、これらのリスクを最小化するため、全方位の対策を講じています。
 電力・通信設備、サーバールーム、その他の重要設備は全て建物2階以上(地面より7m以上)に設置されるため、万が一建物1階部分に浸水しても支障なく継続運用ができます。地震による建物やお客さま機器への衝撃を抑える免震装置は建物2階の床下に設置されているので、浸水による性能劣化がありません。また、直下型地震により生じる上下振動を抑える制振装置も備えています。電力は異なる変電所から異ルートで供給されるため、極めて高い信頼性を実現します。さらに、大型の通信用耐震トンネル「とう道」に直結することにより、建物に引き込まれる通信ケーブルが地震や道路掘削などにより損傷する心配がありません。
 これらの万全な災害対策を備えた建物内には、バックアップ電源を備えたレンタルオフィスも備えており、お客さまはBCPソリューションを容易に実現できます。

(2) 理想的なネットワーク接続
 西日本エリアのネットワークの中心拠点でIX(*2)を収容する弊社の既存データセンターと本データセンターは安全な「とう道」を通じて、光ファイバーで直結されているので、お客さまは低遅延かつ高品質なネットワーク接続をご利用いただけます。これにより、高速・大容量のインターネットバックボーンや「Arcstar Universal One」など全世界をカバーする豊富なネットワークサービスのご利用だけでなく、世界中のNTT Comデータセンターやクラウドサービスを組み合わせたシームレスICT環境を構築できます。
 さらに2016年3月にNTT Comは、大阪市内のNTT Comデータセンター間をあたかも同一のデータセンターであるかのような環境で利用できるセキュアかつ、低遅延なデータセンター間の接続サービス(最大10Gbpsのベストエフォート回線または、光ケーブル)を格安に提供開始する予定です。

(3) 高効率設備の採用による低コスト運用
 日本では、他社に先駆けて採用した壁面吹き出し空調方式による冷却効率の向上、建物外気温を冷却に利用した間接外気冷房システムによる空調機の消費電力削減などにより、同エリアでNTT Comが提供中のデータセンターより、一段と低コストでご利用いただけます。

*1:データセンターサービス ブランド「Nexcenter(TM)」
 「高品質」、「低コスト」、「柔軟性」を統合した次世代データセンターサービスの需要に応えていきます。

*2:Internet Exchange
 複数のインターネットサービスプロバイダーなどを接続するインターネット上の相互接続点。

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