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第1回「尊敬できる上司に関する意識」調査  ~必要な素養は“コミュニケーション能力”、“明確な指示・説明”~

法人会員向けに与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本 太一、以下 リスモン)は、第1回「尊敬できる上司に関する意識」調査結果を発表いたしました。


今回の調査において、半数以上は直属の上司を「尊敬できる」と回答しており、「20~30代」、「大企業」、「上位役職者」において、直属の上司を尊敬している割合が高い結果となっています。その一方で、「尊敬できない」と回答した人においては、およそ4人に3人が「社内に尊敬できる上司がいない」と回答しており、中でも「女性」、「20代」、「一般社員」、「零細企業」においてその傾向は強くなっています。

上司の尊敬できる点については、「周囲との連携・意思疎通が上手」と「仕事の判断や進め方が的確」の上位2項目で6割を占めており、反対に、上司を尊敬できない人における尊敬できない点は「仕事の判断・進め方が不正確」、「周囲や部下との連携が下手」と考える人が約6割を占めました。尊敬される上司像とは、「コミュニケーション能力が高く、仕事の指示や説明が明確」な人物であることが浮き彫りとなりました。

尊敬される上司像である「コミュニケーション能力が高く、仕事の指示や説明が明確」な上司となるために、現在、上司の立場にいる方は、自身の振る舞いを振り返り、新たな年を迎えてはいかがでしょうか。


▼本調査の結果は以下掲載サイトでもご覧いただけます。

https://www.riskmonster.co.jp/mailmagazine/post-13651/


▼動画版はこちら「YouTube リスモンちゃんねる」

https://youtu.be/oRvBIQFeeEg



[調査結果]

(1)あなたにとって、最も身近な上司は尊敬できますか?

アンケート回答者800人のうち、約9割を占める「最も身近な上司がいる」と回答した人712人に対して、上司に対する尊敬度について調査を行ったところ、「尊敬できる」(回答率 56.9%)が、「尊敬できない」(同 43.1%)を上回り、約6割近くに尊敬できる上司がいることがわかりました。(図表A)

世代別では、「20代」、「30代」における「尊敬できる」(各同59.1%、63.7%)が全体(同56.9%)を上回っており、若年層の方が直属の上司を尊敬している傾向があることが表れています。

役職別では、「尊敬できる」は「一般社員」(同 53.3%)、「主任・係長」(同 59.8%)、「課長クラス」(同 62.3%)と上位役職になるにつれて増加しており、「役員」においては、回答率が100.0%となっています。また、一般社員においては、「尊敬できる上司がいない」の割合がやや高く、直属となる主任・係長や課長に対しては、やや尊敬度が低い様子が表れています。

企業規模別では、「尊敬できる」が「大企業」(同 60.6%)、「中小企業」(同 54.7%)、「零細企業」(同47.1%)と企業規模が小さくなるにつれ、直属の上司に対する尊敬が薄れていることがうかがえます。(図表B)


図表A


図表B

(2)最も身近な上司の尊敬できる点として、当てはまるものを選んでください。

(1)にて直属の上司を「尊敬できる」と回答した人に対して、最も尊敬できる点を調査したところ、「周囲との連携・意思疎通が上手」(回答率 30.4%)と回答した人が最も多く、次いで「仕事の判断や進め方が的確」(同 28.6%)、「責任をとり、部下を守る」(同 16.3%)、「決断が早い」(同 12.3%)、「事務処理能力が高い」(同 7.9%)、「身だしなみが整っている」(同 4.4%)と続きました。

男女別では、男性において「周囲との連携・意思疎通が上手」(同 33.8%)が最も回答率が高くなった一方で、女性において「仕事の判断や進め方が的確」(同 30.0%)が最も回答率が高く、男女における尊敬する点に相違が見られる結果となっています。

世代別では、「20代」と「30代」においては、「周囲との連携・意思疎通が上手」(各同36.4%、同33.3%)、「40代」と「50代」においては、「仕事の判断や進め方が明確」(各同27.7%、同34.4%)が最も高い回答率となりました。若年層ほど、仕事の判断や進め方が的確であるよりも、周囲とのコミュニケーション能力を重視していることがわかります。

役職別では、「周囲との連携・意思疎通が上手」において、「一般社員」(同29.8%)よりも「役員」(同50.0%)の回答率が20.2ポイント高く、概ね役職が高くなるにつれて回答率が高まる傾向が見られます。また、「部長クラス」と「役員」においては、「決断が早い」(各同31.3%、同30.0%)の回答率が高い点が特徴として表れています。

企業規模別では、「大企業」において「仕事の判断や進め方が明確」(同 32.4%)が最も高くなった一方で、「中小企業」、「零細企業」においては、「周囲との連携・意思疎通が上手」(各同 28.4%、同33.3%)が最も高い結果となっています。(図表C)


図表C


(3)最も身近な上司の尊敬できない点として、当てはまるものを選んでください。

(1)にて直属の上司を「尊敬できない」と回答した人に対して、最も尊敬できない点を調査したところ、「仕事の判断・進め方が不正確」(回答率36.2%)が最も高く、次いで「周囲や部下との連携が下手」(同22.5%)、「態度が大きい」(同16.9%)、「責任感が無い」(同12.1%)、「事務処理能力が低い」(同10.1%)、「身だしなみが悪い」(同2.3%)と続きました。1位の「仕事の判断・進め方が不正確」と2位の「周囲や部下との連携が下手」の差は13.7ポイントあり、上司には、仕事の判断や進め方の正確性を強く求めている傾向が表れる結果となっています。

男女別では、「仕事の判断・進め方が不正確」(男性34.0%、女性38.4%)と、「責任感が無い」(男性14.1%、女性9.9%)において、やや回答率の乖離が見られるものの、尊敬できない点の順位としては概ね同様の結果となりました。

世代別では、全ての世代で「仕事の判断・進め方が不正確」の回答率が最も高く、中でも30代(回答率40.0%)において高い回答率となっています。また、「周囲や部下との連携が下手」においては若年層よりも中高年層の方が高くなる傾向が表れています。

役職別では、「課長クラス」において、「仕事の判断・進め方が不正確」(同 60.0%)が突出しています。上位役職者から求められる仕事を、部下に指示することが多くなる立場であることから、直属の上司に対して「仕事の判断や進め方の正確性」を求めていることが考えられます。(図表D)


図表D


(4)最も身近な上司の尊敬できない点として、当てはまるものを選んでください。

(1)にて直属の上司を「尊敬できない」と回答した人に対して、会社内において他に尊敬できる上司の有無を調査したところ、およそ4人に3人は「尊敬できる上司がいない」(同 73.9%)ことがわかりました。

男女別では、「女性」における「尊敬できる上司がいない」の割合が80.1%と、「男性」(同 67.9%)よりも12.2ポイント上回っており、男女間の回答率に乖離がみられる結果となっています。

世代別では、「尊敬できる上司がいない」割合が「20代」(同 83.8%)で最も高くなっており、30代以上とは10ポイント以上の差が生じています。また、役職別では、役職が高まるにつれて「尊敬できる上司がいない」の割合が下がっており、「一般社員」(同 78.6%)においては、8割近い高い回答率となっています。役職のない若年層においては、直属の上司以外と関わる機会が少なく、上位役職者との連携が少ないことが、「尊敬できる上司がいない」という回答に繋がった可能性も考えられます。

企業別においては、「零細企業」で9割を超える人が「尊敬できる上司がいない」(同 90.7%)と回答しており、少人数の組織における特性が表れているものと考えられます。(図表E)


図表E


[総評]

現在の自身の職場における尊敬できる上司の存在について調査(2022年7月28日~8月1日実施)を行ったところ、800人から回答が得られました。


今回の調査において、半数以上は直属の上司を「尊敬できる」と回答しており、「20~30代」、「大企業」、「上位役職者」において、直属の上司を尊敬している割合が高い結果となっています。その一方で、「尊敬できない」と回答した人においては、およそ4人に3人が「社内に尊敬できる上司がいない」と回答しており、中でも「女性」、「20代」、「一般社員」、「零細企業」においてその傾向は強くなっています。「20代」、「一般社員」においては直属の上司以外と関わる機会が少ないことが、「尊敬できる上司がいない」という回答に繋がった可能性や、直属の上司となりやすい「主任・係長」や「課長クラス」に対しては、物足りなさを感じやすいということもその原因として考えられます。

上司の尊敬できる点については、「周囲との連携・意思疎通が上手」と「仕事の判断や進め方が的確」の上位2項目で6割を占めており、反対に、上司を尊敬できない人における尊敬できない点は「仕事の判断・進め方が不正確」、「周囲や部下との連携が下手」と考える人が約6割を占めました。尊敬される上司像とは、「コミュニケーション能力が高く、仕事の指示や説明が明確」な人物であることが浮き彫りとなりました。

上司との理想的な関係として、部下は上司を尊敬でき、上司は部下から尊敬されるという関係が望ましくありますが、その関係を構築できているのは、全体の6割弱となっており、容易ではないことが読み取れます。

尊敬される上司像である「コミュニケーション能力が高く、仕事の指示や説明が明確」な上司となるために、現在、上司の立場にいる方は、改めて自身の振る舞いを見直して、本調査と自身の立ち位置と照らして振り返ってみてはいかがでしょうか。


※ 本編は以下掲載サイトでもご覧いただけます。

https://www.riskmonster.co.jp/mailmagazine/post-13651/



■リスモン調べ動画

今回発表の「尊敬できる上司に関する意識」調査はYouTubeの「リスモンちゃんねる」でもご覧いただけます。山本真由美さんら2人のコメンテーターの掛け合いをお楽しみください!

https://youtu.be/oRvBIQFeeEg


リスモン調べ動画キャプチャ


[実施概要]

・調査名称 :第1回「尊敬できる上司に関する意識」調査

・調査方法 :インターネット調査

・調査エリア:全国

・期間   :2022年7月28日(木)~8月1日(月)

・調査対象者:20歳から59歳の男女個人800名

・有効回収数:800サンプル



■リスモン調べとは

リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しております。

今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでまいります。


掲載サイトはこちら http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/



■リスモンの概要(東京証券取引所スタンダード市場上場 証券コード:3768)

2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPクラウドサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要として、教育関連事業(定額制の社員研修サービス「サイバックスUniv.」)やビジネスポータルサイト事業(グループウェアサービス等)、BPOサービス事業、海外事業(利墨(上海)商務信息咨詢有限公司)にサービス分野を拡大し、包括的な戦略で事業を展開しております。

リスモングループ法人会員数は、2022年9月末時点で13,826(内、与信管理サービス等7,230、ビジネスポータルサイト等3,127、教育事業その他3,469)となっております。


ホームページ: https://www.riskmonster.co.jp/

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