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~公共交通網の最適化と地域住民のQOL向上を目指して~ AIオンデマンド交通 実証実験の実施について

大阪府豊能町と阪急バス株式会社は、地域公共交通の課題解決に向け、市町村と交通事業者が協力して行うAIオンデマンド交通(区域内不定期運行)の実証実験を行います。

これは、大阪府が募集する『大阪府AIオンデマンド交通モデル事業費補助金』に採択され、実施に至るものです。

阪急バスが運行する北摂の中山間地域においては、高齢化と人口流出(豊能町における高齢化率49%、人口流出23% ※2000年比)に加え、コロナ禍の影響により移動が制限されたこと、生活様式が変化したことなどを受け、従前から運行している路線バスの利用者が減少するなか乗務員不足も相まって、事業の継続が厳しい状況にありました。

また、バスの運行間隔も長く、交通の利便性は決して高くない状況でありましたが、既存の路線バスの運行計画の見直しを図る一方、新たな移動サービスの検討や北大阪急行電鉄(株)の延伸に伴う新駅への接続も含め、豊能町・阪急バス両者で協議を進めてまいりました。

このような状況を打破するため、豊能町および阪急バスでは、新しい交通手段であるAIオンデマンド交通を導入することで、

(1)生活圏の移動の充実(路線バスよりきめ細やかな乗降ポイントを設定し、運行頻度も向上することで、買い物・通院・公共施設への移動が充実)

(2)能勢電鉄、阪急バス豊能西線への接続利便性を向上し、豊能町域から川西市方面、千里中央方面への外出促進

(3)新たな交通モードを取り入れることにより、高齢者の移動課題の解消を図るとともに、子育て世帯の利用増進を図るなどし、人流増加に伴う地域の活性化

など、地域交通の利便性を確保するとともに、まちの活性化にもつなげ、公共交通の最適化と地域住民の生活の質(QOL)向上を目指してまいります。


■AIオンデマンド交通 実証実験の概要

○実施地区

・大阪府豊能町西地区(約4.5キロ平方メートル:ときわ台・東ときわ台・光風台・新光風台および吉川地区)

○実施概要

・配置車両:ワンボックス車(7~8人乗)×3両

・利用方法:ダウンロードしたアプリ操作または電話にて予約し、指定の場所(約150ヵ所を目途)にて乗降

・運賃:無料(※実証実験期間中に限る)

○実施期間

・2023年2月1日(水)~28日(火)の全日9時~17時

○備考

豊能町は(社)コンパクトスマートシティプラットフォーム協議会が支援する「デジタル田園都市」として、内閣府地方創生推進室から本年6月に採択されており、同協議会と公民連携で構築したスマホアプリ『とよのんコンシェルジュ』(町内で活用できる様々なサービスをまとめて確認できるスマートシティアプリ)との機能についても順次拡充していく予定です。

同協議会からのAIシステム導入の支援とも併せて、2024年度の実装に向け、本実証実験の取組を進めてまいります。

※詳細は、内容が確定しだい改めてお伝えさせていただきます。


参考

【今回のAIオンデマンド実証実験で想定する公共交通網】

能勢電鉄妙見線・阪急バス豊能西線(北急接続)を広域基幹交通として、域内移動をAIオンデマンド交通の導入により、ハブ&スポーク型の地域交通体系へ転換し、効率的な運行ネットワークを形成することを目指します。



阪急バスホームページ https://www.hankyubus.co.jp/


リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/d625fecd6a3a0ed7b1b0891e4beb0c052293a3dd.pdf


発行元:阪急阪神ホールディングス

    大阪市北区芝田1-16-1

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