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GSアライアンスが植物、天然バイオマス由来の UV硬化型ハードコート材料を開発

GSアライアンス株式会社は、植物、天然バイオマス由来のUV(Ultraviolet:紫外線)硬化型ハードコート材料を開発しました。


植物、天然バイオマス由来のUV(Ultraviolet:紫外線)硬化型ハードコート材料


人口爆発に伴う地球温暖化、資源枯渇、プラスチック汚染問題などの地球環境破壊は深刻になりつつあり、生態系を破壊する壊滅的なレベルになりつつあります。地球温暖化の原因の1つに二酸化炭素(CO2)が挙げられていますが、植物が成長段階で、周りの環境からCO2を吸収して、廃棄、分解後にCO2の排出量が差し引きされて、石油由来のものより結果として少なくなる植物由来、天然バイオマス由来の化学製品を作ることも、地球温暖化を抑制しうる1つの手段と考えられます。


GSアライアンス株式会社は、脱炭素、カーボンニュートラル社会に向けた具体的な技術を提供することをビジョンとしており、2020年、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指すスタートアップ企業としても採択されました。次世代型二次電池、燃料電池、人工光合成など種々の最先端の研究開発を行っていますが、具体的な技術のうちの1つとして、世の中の石油由来の化学製品を天然バイオマス由来に置き換えるという目標もあり、これまで100%天然バイオマス生分解性プラスチック、生分解性樹脂、バイオマスコーティング材料、バイオマスインクなどを開発してきました。


この度、GSアライアンスは、天然バイオマス組成のUV硬化型ハードコート材料を開発しました。トウモロコシや大豆といった植物由来のバイオマス原料を一部使用したUV硬化型のハードコート材料となります。


UV硬化型ハードコート材料は、紫外線により硬化して固まる樹脂コーティング材料であり、液晶関連デバイス、光学フィルム、各種ディスプレイ、携帯電話、パソコンなどの表面、そして自動車内装加飾など種々の用途があります。UV硬化型の利点は、水、溶剤系コーティング材料の使用に伴う溶剤の蒸発を回避でき、水、有機溶剤の使用量を削減することができ、環境に優しい印刷法であることです。これまでのUV硬化型コーティング材料は、石油由来のものですが、この度、バイオマス度20-35%のUV硬化型ハードコート材料を開発することができました。今後さらなるバイオマス度の向上を検討します。また今後は、天然バイオマス由来のUV塗料、UVインク、UV接着剤の開発などにもチャレンジしていく予定です。


今後は、この環境に優しいUV硬化型ハードコート材料を国内外に事業展開していきます。



■会社概要

商号   : GSアライアンス株式会社(冨士色素株式会社グループ)

代表者  : 代表取締役 森 良平博士(工学)

本社所在地: 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11

事業内容 : 脱炭素、カーボンニュートラルの課題に取り組む環境、

       エネルギー分野の最先端技術の研究開発

       (国連のスタートアップ企業支援プログラム

       UNOPS GIC KOBEに2020年に採択)

URL    : https://www.gsalliance.co.jp/

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