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地域ゆかりの国立博物館収蔵品を全国の美術館・博物館へ! 令和5(2023)年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業  実施対象館募集開始

申請受付期間:令和4(2022)年4月1日(金)から6月30日(木)[17時必着]

国立文化財機構 文化財活用センター〈ぶんかつ〉は、令和5(2023)年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」実施対象館を募集します。


本事業では、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館(いずれも国立文化財機構)が全国の美術館・博物館に対し、地域ゆかりの収蔵品を貸し出し、〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出します。

※令和5(2023)年4月下旬から令和6(2024)年3月末までに開催される展覧会が対象です。


本事業によって、立地条件等により、これまで国立博物館の収蔵品に親しむ機会が限られていた地域に対し、文化財が広く公開されること、日本とアジアの歴史・伝統文化の発信、地域文化の創生、次世代への文化財の継承、観光振興につながることをめざします。


募集チラシ

これまでに23施設16都府県で貸与促進事業の展覧会が開催

過去の事業実績(展覧会)はこちらから

https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_db/index.php?controller=list&t=db_taiyo



◆事業内容

<主な展覧会開催費用について>

本事業では、次の費用を〈ぶんかつ〉が支出します。

(1)国立博物館貸与品の梱包・開梱および展示・撤収作業にかかる費用

(2)国立博物館から貸与先へおよび貸与先から国立博物館への本事業の貸与品の輸送にかかる費用

(3)国立博物館貸与品の保険にかかる費用

※詳細につきましては必ず申請要項をご確認ください。


<以下のいずれかのカテゴリーへの申請が可能です。>

(1)【大規模貸与】

1申請につき21~50件の国立博物館収蔵品を貸与/各年度1~2か所を選定予定

(2)【小規模貸与】

1申請につき20件以内の国立博物館収蔵品を貸与/各年度4~5か所を選定予定


<申請にあたっては、以下のいずれかの方法で借用希望作品リストを作成してください。>

(方法1)

国立博物館の収蔵品の中から申請館が自ら設定したテーマに沿って作品を自由に選択してリストを作成。

(方法2)

貸与可能作品が掲載されたリスト(a. 【日本考古】およびb. 【黒田】)を活用し、必要に応じてその他の国立博物館の収蔵品を加えてリストを作成。


a. 【日本考古】

東京国立博物館所蔵の各時代や地域を代表する日本考古資料の優品28件。(『申請要項』別紙1-(1)参照)


貸与可能作品例

左:深鉢形土器(縄文時代〔中期〕・前3000~前2000年、長野県伊那市宮ノ前出土)、中央:みみずく土偶(縄文時代〔晩期〕・前1000~前400年、埼玉県鴻巣市滝馬室出土)、右:埴輪 馬(古墳時代・6世紀、群馬県伊勢崎市下触町出土)※いずれも東京国立博物館所蔵


b. 【黒田】

東京国立博物館所蔵の黒田清輝の代表作12件。(『申請要項』別紙1-(2)参照)


貸与可能作品例

左:読書(明治24年〔1891〕)、中央:重要文化財 舞妓(明治26年〔1893〕)、右:重要文化財 湖畔(明治30年〔1897〕)※いずれも黒田清輝筆、東京国立博物館所蔵


◆本事業の対象となる美術館・博物館について

文化庁長官の承認を受けた公開承認施設および博物館法で定められた登録博物館、博物館相当施設であれば、公私立を問わずにご応募いただけます。


貸与条件や事業内容の詳細ならびに申請方法につきましては、<ぶんかつ>WEB掲載の「2023(令和5)年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業実施対象館申請要項」を必ずご確認ください。


<ぶんかつ>WEB 2023年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 申請要項

URL: https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_free_page/index.php?id=76


全国の美術館・博物館からのご応募をお待ちしております。



◆これから開催される令和3(2021)年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」展覧会

「やまと絵のしらべ ―帆山花乃舎と復古大和絵―」展

https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_db/index.php?controller=dtl&t=db_taiyo&id=26


会場   : 桑名市博物館(三重県)

会期   : 2022年1月22日(土) ~ 2022年2月27日(日)

貸与件数 : 18件

公式サイト: https://www.city.kuwana.lg.jp/index.cfm/24,0,235,414,html

見どころ : 桑名出身の帆山花乃舎(1823~1894)は、復古大和絵派の絵師として活躍した画僧です。花乃舎は内国勧業博覧会への作品出品で全国的に名声を高めた一方で、桑名萬古焼の再興に挑んだ初代森有節(1808~1882)に絵を教えるなど、地域文化と芸術の発展に大きな貢献を果たした人物でした。

花乃舎が師事した浮田一けい(草かんむり+惠)(1795~1859)や渡辺清(1778~1861)、そして復古大和絵の祖である田中訥言(1767~1823)の作品など18件の文化財を、東京国立博物館ならびに京都国立博物館からお貸し出しし、花乃舎の画風の源流とその功績を紹介します。


桑名市博物館「やまと絵のしらべ ―帆山花乃舎と復古大和絵―」展チラシ(令和3年度国立博物館収蔵品貸与促進事業)


※最新情報は博物館の公式サイトなどでご確認ください。


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