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佐渡ヶ島の歴史的な繋がりを表現した アート作品『状景を紡ぐ』を展示中!10月2日まで公開

さどの島銀河芸術祭に出典  佐渡ヶ島の山の生産システムや佐渡金山の歴史的な繋がりを想起させる作品

2021.09.08 09:30

小岩金網株式会社(所在地:東京都台東区、代表取締役:西村 康志)は、早稲田大学 古谷誠章・藤井由理研究室との共同研究成果として、佐渡ヶ島における山の生産システムや佐渡金山の歴史的な繋がりを想起させるアート作品『状景を紡ぐ』を、さどの島銀河芸術祭に出典しております。展示期間は2021年10月2日までです。


【作品タイトル】

『状景を紡ぐ』


『状景を紡ぐ』


【作品コンセプト】

■佐渡金山から大間港(金の採掘~鉱石の出港)まで発展していった相川町では、400年に亘る先人たちの営み、鉱山技術や生産システムの変遷など、歴史的価値の高い貴重な遺産群が多く残されています。大間港には、かつて鉱石、鉱山資材を運んでいたレール群が巡られていました。欠けてしまった生産システムを繋げて、佐渡金山の歴史的な繋がりを想起させるオブジェクトを考えました。


そのオブジェクトは、二つの螺旋コンセプトから構成されます。一つは採掘に欠かせなかった、坑内から湧き出る水の排出で使われた螺旋状の揚水機と大間港の生産システムとして存在した螺旋状のレール群です。これら二つの螺旋を金網のフレームを用いることで表現し、佐渡金山のシルエットに見立てました。大間港に残る遺構すべてが一つの歴史的な繋がりを想起させる作品を想定しています。


■ダブルベンチ

訪れた人は大間港の風景を眺め、シルエットをベンチから見ることで佐渡金山を彷彿させ、生産システムのトップとボトムを繋げた用水機のイメージとの繋がりを想像されることかと存じます。

オブジェの切れ端のコンセプトで作られたダブルベンチは金網の蛇籠に、ソーシャルディスタンスを保ちながら2つの木製の座面を設置しました。間の空間には、ソーラーパネルを設置し、夜には日中に発電した電力で灯りを灯します。


■展示場所:旧 大間港跡

大間港は、鉱山の資材搬入が行われ、現在においてはその近代産業の遺構が残るサイトスペシフィックな場所です。特に、大島高任らによる佐渡金山の開発によって、近代化したかつての風景を今も尚、感じることができます。歴史的に佐渡ヶ島と本土をつなぐ玄関口であった大間港は、芸術祭において佐渡ヶ島に訪れる人と佐渡ヶ島の人との接点になりうる場所と考えられます。


■早稲田大学 古谷誠章・藤井由理研究室との産学協同研究

2016年度より、早稲田大学 古谷誠章・藤井由理研究室と産学協同研究を開始。

建築の「資材」として考えられている金網を「素材」として見直し、多様な種類と特性を理解することで、金網に対する考え方を拡張し、その価値を再検討、再発見することを目的とし活動中。

金網を用いて、家具から建築までの間の身体スケールでの新しい空間デザインについての研究・提案を行っています。


■佐渡と釜石の状景を紡ぐ?

1826(文政9)年生。盛岡藩出身、日本近代製鉄業の父と称されている「大島高任氏」は、1885年佐渡金山の佐渡鉱山局長を務めました。日本人初となる鉱山の火薬による採掘法に着手、新技術で小坂・阿仁・佐渡などの鉱山を開拓し、金・銀・銅の精錬にも画期的な成果を収め近代化を進めた立役者です。その大島高任と縁が深い岩手県釡石市には、鉄鉱石製錬による出銑に成功した洋式高炉が存在し、近代製鉄産業発祥の地となっています。

以上より、大島高任を介した佐渡と釡石市など日本の近代産業の発展の歴史から本芸術祭出展を行うオブジェクトは芸術祭のみに止まらず、地域を超え近代産業を支えた遺産・歴史を紡ぐような作品の制作が多く行われています。


■特設サイト

サイト名 : 『状景を紡ぐ』特設サイト

運営会社名: 小岩金網株式会社

所在地  : 〒111-0035 東京都台東区西浅草3丁目20番14号

営業時間 : 10:00 - 18:00

サイトURL : https://www.koiwa.co.jp/sado-art


■会場情報

展示会場  :さどの島銀河芸術祭

展示期間  :2021年8月8日~10月2日

開催地   :相川地区 大間港(佐渡市相川柴町16)

備考    :駐車場:相川体育館裏(徒歩約5分)

       ※大間港構内は私有地ですので、車両は無断で

       侵入・駐車しないようお気をつけください。



【会社概要】

社名 : 小岩金網株式会社

代表者: 代表取締役 西村 康志

所在地: (本社)

     〒111-0035 東京都台東区西浅草3丁目20番14号

URL  : https://www.koiwa.co.jp/

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