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東京工芸大学が「アート&テクノロジーマネジメントにおける 高度な理論及び実践力を持った工芸融合人材の育成」事業を開始  - 文化庁「令和3年度 大学における文化芸術推進事業」に採択 -

2021.06.14 11:15

 東京工芸大学(学長:吉野 弘章、所在地:神奈川県厚木市 以下 本学)は、2021年春、「アート&テクノロジーマネジメントにおける高度な理論及び実践力を持った工芸融合人材の育成」事業(以下 本事業)を開始しました。

 本事業はアート&テクノロジーマネジメントの人材育成に関する取り組みです。この取り組みは、国内の大学では唯一の「色」を研究する施設として、本学に附置する「色の国際科学芸術研究センター」での講座や作品展示などをとおして行われます。本事業は、文化庁「令和3年度 大学における文化芸術推進事業」にも採択されています。


色の国際科学芸術研究センター(1)


 本事業の目的は、芸術学部と工学部を擁し、アートとテクノロジーの融合を推進する本学が、工芸融合研究拠点である「色の国際科学芸術研究センター」を中心としてアート&テクノロジーマネジメントの人材育成プログラムを確立し、広く普及させることです。

 本事業の主な取り組みとして、色の国際科学芸術研究センターでの講座をはじめ、本学厚木キャンパスにある「色」の体験型学習施設「カラボギャラリー」での企画展運営への参加、AI・機械学習に係る作品展示およびワークショップなどを実施していきます。さらに、これらの取り組みの一環として、今夏には公益財団法人せたがや文化財団 生活工房との共催による「色覚を考える展 ヒトと動物の色世界」の開催や、国際シンポジウムおよび展示会を開催します。

 これらの情報はすべて「色の国際科学芸術研究センター」のWebサイト上で情報公開をしていきます。



■「アート&テクノロジーマネジメントにおける高度な理論及び実践力を持った工芸融合人材の育成」事業

【事業期間】

・2021年4月1日~2022年3月31日

【事業の目的】

・アート&テクノロジーマネジメントの人材成プログラムの確立及び普及

【主な取り組み】

メディアアート関連のマネジメントに興味があるアーティスト、学生、社会人へ向けた基礎講座。

芸術学部と工学部を有し、アートとテクノロジーの融合を推進する東京工芸大学と、工芸融合研究拠点である「色の国際科学芸術研究センター」の企画による、講義・ワークショップ・企画展示・インターンなどのカリキュラムが含まれた、アート&テクノロジーマネジメント人材育成を目的とした講座。

(1) 色の国際科学芸術研究センターのアート&サイエンス企画

(2) AI・機械学習が生み出す新しいソーシャル・デザイン+インタラクション

(3) 「色覚を考える展 ヒトと動物の色世界」

  [会場:(公財)せたがや文化財団 生活工房]

(4) 国際シンポジウム及び情報公開

【育成目標】

・アート&テクノロジー関連の膨大な知識及び批評精神を持ち、過去・現代・未来にかけたアート&テクノロジーの諸問題を広範囲に俯瞰できる能力を持った人材の育成。

・最新テクノロジーを利用したアートプロジェクトは前例がないものが多いため、アートマネジメント従事者は臨機応変に解決方法を探す必要性に迫られる。これらの問題に対処できるよう、様々な展示やイベント運営に多く関わり問題解決を行うことができる「現場力」を育成する。

・アート、サイエンス、テクノロジーの楽しさや奥深さを児童・生徒に魅力的に伝えることができる発想力、企画力、教育力、ファシリテーション力を育成する。



■「色の国際科学芸術研究センター」

 「色の国際科学芸術研究センター」は、東京工芸大学のルーツである写真、印刷、工学といった学問分野に根差し、今日の工学部と芸術学部の両学部に共通する全学的なテーマとしての「色」を研究する、国内の大学では唯一の「色の国際科学芸術研究拠点」。国内初の「色」の体験学習教育システムの構築とその成果を一般公開するギャラリーで、子供から大人まで「色」の科学芸術的視点における楽しさを体験することができる。

【URL】 https://collab.t-kougei.ac.jp/



■大学における文化芸術推進事業(文化庁)

 文化庁は、多彩な芸術文化活動を支える高度な専門性を有したアートマネジメント(文化芸術経営)人材の養成を推進するため、芸術系大学等による実践的なカリキュラムの開発・実施を支援し、開発されたプログラムを広く周知・普及させることを目的として「大学における文化芸術推進事業」を行っている。

【URL】 https://www.bunka.go.jp/seisaku/geijutsubunka/shinshin/daigaku/

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