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「まちの終活」「家史」の作成 NPO法人ムラツムギと連携協定締結

地域に「活性化」だけでなく「終活」という新たな選択肢を

連携協定締結のご報告

この度、一般社団法人全国古民家再生協会(東京都港区北青山、理事長:山中 美登樹)はNPO法人ムラツムギ(東京都杉並区阿佐谷南、代表理事:田中 佑典・前田 陽汰)と「古民家等の再生利活用、空き家課題解決に関する事業」並びに「家史および地域の終活に関する事業」(以下「本事業」という)を互いに協力して推進することに合意し包括連携協定を令和2年10月1日に締結したことをご報告致します。

協定締結の背景

全国古民家再生協会は古民家の再生・利活用および空き家の課題解決に取り組んでまいりました。協定を締結したNPO法人ムラツムギは「まちの終活」に取り組み、その一環で家の記憶を記録に残す「家史」制作サービスを提供しております。
何らかの理由で家を手放す方々に向けて「家史」を提供することで、空き家課題の解決促進が見込まれます。この度、両者の強みを更に活かすべく、連携協定を締結致しました。

今後の活動について

全国古民家再生協会で手掛ける移築や老朽化等の何らかの理由で家を手放す方へ「家史」の案内を開始していきます。全国古民家再生協会の各支部を通して、全国的に「家史」を広めていくとともに、自宅の取り壊し等を行うか迷っている方の新たなスタートになるよう伴走できる仕組みを全国に展開してまいります。
全国展開に伴い、NPO法人ムラツムギでは、各地での取材や家史の作成がスムーズに行うことができる体制を強化していくことを計画しております。

協定にあたって

(全国古民家再生協会・代表理事 山中 美登樹)
地域の課題である古民家空き家の解決方法として利活用を主としてこれまで全国各地で展開してきました。今回、ムラツムギ様との協定を通じ記憶を記録にするという視点に着目し、新たな古民家空き家の解決方法として全国で実施してまいります。

(NPO法人ムラツムギ・代表理事 前田 陽汰)
全国にネットワークを持つ全国古民家再生協会様との協定を機に、「これから家をどうしよう」とお悩みの方々の選択肢の一つとして、より多くの方に家史をお届けできればと思っております。弊社としまして、制作の体制構築に注力してまいります。

家史とは?

「これから家をどうしよう」とお悩みの方のための、お家の記憶を記録に残すオーダーメイド書史です。
空き家になる。引っ越す。改築する。賃貸に出す。売りに出す。
少子高齢化が進む昨今において、「お家のこれから」は多くの方の悩みの種になります。記憶を記録にすることで、「喪失の不安」に寄り添い、家のこれからへの第一歩に伴走します。

全国古民家再生協会のこれまでの取り組み

「未来の子どもたちのために持続可能な循環型建築社会の市場創造」を理念に古民家の再生・利活用、空き家問題の解決をすべく、地域と連携をとり、地域のために活動を進めてきました。古民家の再生・空き家課題解決を一定のレベルで行うことができるよう、「古民家鑑定士」「伝統再築士」「空き家課題トータルコンサルタント」等の資格・講習を開催し、循環型建築社会の市場創造に努めてまいりました。
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