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露地栽培アガリクス研究を行う東栄新薬、 抗がん剤の副作用軽減効果に関する研究レビューが 学術誌MVMに掲載

~ 抗がん剤による脱毛、消化器傷害、 体重減少、白血球減少症、腎機能障害を抑制 ~

2020.07.28 10:30

東栄新薬株式会社(所在地:東京都三鷹市、代表取締役:元井 章智)は、当社のブラジル産露地栽培アガリクス(KA21株)に関する研究レビューが、獣医療関係の学術誌であるMVM(エムブイエム)(*7月号, Vol29, No.191, 2020/7)に掲載されましたことをお知らせいたします。

*発刊元:ファームプレス株式会社(東京都新宿区高田馬場2-4-11 KSEビル2F)


MVM7月号


「露地栽培アガリクス(KA21株)の抗がん剤の副作用軽減効果の検証」

著者:田島克哉先生 東京薬科大学免疫学教室


マウスを対象として、抗がん剤5-FU(最大投与濃度で5日間連続経口投与)とシクロホスファミド(単回腹腔内投与)による副作用に対して、露地栽培およびハウス栽培のアガリクス(ブラジル産KA21株)を与えた試験結果について紹介。



●抗がん剤による死亡リスク

抗がん剤による死亡リスク:5-FUを投与したマウスの生存率の分析結果から、アガリクスを摂取しているマウスは、露地栽培、ハウス栽培ともに抗がん剤投与による死亡率が低下することが示唆された(図1A)。


●白血球減少症

シクロホスファミドによる白血球減少症では、露地栽培アガリクスの摂取によって白血球数の回復が促進されることが報告されている(図1B)。5-FU投与による白血球減少症では、5-FUを連日経口投与した後、白血球数の回復促進作用がアガリクスの栽培条件に影響を受けることが報告されており、露地栽培のアガリクスはハウス栽培されたアガリクスより回復促進活性が高いことが報告されている(図1C)。


●腎障害:5-FU投与による腎障害に対して、露地栽培アガリクスを摂取したマウスにのみ腎障害の抑制作用が確認された(図1D)。現在、抗がん剤の副作用による腎障害には有力な治療薬がなく、大量の輸液投与での対策などに限られている。露地栽培されたアガリクス(KA21株)は抗がん剤による腎障害の予防が期待される。


図1



●消化器系に現れる副作用への影響

露地栽培されたアガリクス(KA21株)は5-FUによる体重減少からの回復促進や(図2A)、食事量の維持(図2B)、下痢の発生率の抑制(図2C)、消化管傷害(腸管の短縮)の抑制(図2D、E)が確認された。抗がん剤による消化器系の副作用に対する抑制または予防作用は、露地栽培アガリクスのほうがハウス栽培より作用が強いことが示されている。


図2


●脱毛に対する効果

5-FUを連日経口投与したマウスは毛並みや毛艶が悪くなる傾向にあるが、露地栽培されたアガリクスを摂取したマウスでは毛並み、毛艶の状態が維持される傾向にあることが報告された(図3A)。

さらに、5-FUを経口投与した後、体毛の一部を剃毛した、抗がん剤による脱毛症のモデルマウスにおける実験で、一定期間内におけるマウスの発毛率を比較したところ、アガリクスを摂取しているマウスの発毛が促進したことが報告されている。アガリクスの栽培条件に着目すると、露地栽培アガリクスを摂取していたマウスのほうが、ハウス栽培アガリクスを摂取しているマウスよりも発毛頻度が高いことが示されていた(図3B)。


図3


●動物への抗がん剤投与に対する露地栽培アガリクス(KA21株)摂取について

露地栽培のアガリクス(KA21株)は毛並みの維持や脱毛からの回復促進、食欲の改善などにより、抗がん剤治療における飼い主の心理的負担を軽減するとともに、白血球数の回復促進や腎障害、重度の下痢の予防など臨床上問題となる副作用の軽減をすることが期待できる。露地栽培アガリクス(KA21株)の摂取は、がん治療を受ける動物たちをサポートするほか、抗がん剤の副作用を軽減し治療を円滑に行ううえでも有用であると考えられる。



■アガリクスについて

アガリクスは、補完代替医療の分野で健康食品・サプリメントとして広く利用されている南米ブラジル原産のキノコ。「菌株、栽培条件や産地により、その特性や含有成分が異なる*。」「アガリクス含有製品には、製品により品質に大きな違いがある*」とされます。

*国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報ホームページより抜粋

https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail75lite.html



■ブラジル産露地栽培アガリクスKA21株

アガリクスの原産地ブラジルでキング・アガリクス21(=KA21)株を使用して、太陽の下、露地栽培されたアガリクス。暗所で栽培される通常のハウス栽培アガリクスに比べ、サイズは大きく育ち、主要成分のβ-グルカンやビタミンD*などを多く含み、抗酸化活性が高いといった特徴があります。

*日本食品分析センター調べ


サイズの比較 左:露地栽培アガリクス 右:ハウス栽培アガリクス



主成分 β-グルカンの含有量の違い


■東栄新薬株式会社

KA21株のメーカーである東栄新薬株式会社は、これまでにKA21株に関する研究開発を20年以上行い、国際論文発表数は30本とアガリクスメーカーの中でも最も多くの研究実績があります。麻布大学獣医学部、慶應義塾大学SFC研究所、国立長寿医療研究センター、順天堂大学医学部、東京大学食の安全研究センター、東京薬科大学薬学部免疫学教室などとの共同研究実績があり、動物実験ではKA21株の抗腫瘍効果、抗がん剤の副作用軽減効果、創傷治癒促進作用、肝臓の保護作用、心臓の保護作用、血糖値の低下作用、育毛促進作用、ヒト臨床試験にて免疫増強作用、疲労感の軽減効果、抜け毛の改善作用など様々な有効性を確認しています。


商号  :東栄新薬株式会社

本社  :〒181-0013 東京都三鷹市下連雀1-11-23

代表  :代表取締役 元井 章智

資本金 :1,000万円

営業内容:1.医薬品及び各種薬品の製造加工並びに販売

     2.衛生用具の製造加工並びに販売

     3.食品及び化粧品の製造加工並びに輸入及び販売

     4.医薬部外品の製造加工並びに販売

     5.前各号に付帯する一切の業務

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