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~全国で32回開催、ご当地の釣りをテーマに総勢1,800人が参加~ 小中学生対象のフィッシングスクール・レポート

子どもたちの感性を育む体験教室・DAIWA YOUNG FISHING CLUB

グローブライド株式会社(所在地:東京都東久留米市/代表取締役社長・鈴木 一成、以下 グローブライド)が運営する小中学生を対象とした会員組織「DAIWA YOUNG FISHING CLUB」(以下、D.Y.F.C)では、当社社員をはじめ当社関係者がコーチとなって、子どもたちの体験型フィッシングスクールを開催しています。

2019年は、北海道から九州まで全国で32回開催し、1,810人の子どもたちに釣り通した自然体験を40余年運営してきました。

また、公益財団法人日本釣振興会(以下、日釣振)を主幹とする東京の代表的河川である多摩川で親子参加型のフィッシングフェスティバルをはじめ、小学校を個別に訪問し総合学習の授業の一環として釣りの楽しさを伝え、水辺のレジャーから生命を守るための救命具の普及促進を図る「小学校釣りキャラバン」にも、釣具業界の一員として積極的に参画するなど、子どもたちに釣りを通した体験学習の運営に努めています。

「地球を感じ、いのちと出会い、のびのび育つ。」をスローガンとするD.Y.F.C。この活動の中でも、フィッシングスクールはスローガンを体現できる中心的な活動です。釣りのテクニックだけを指導することなく、釣りを通して自然のメカニズムや生命の尊さを学ぶ体験型プログラムは、参加される子どもだけでなく保護者の方々にも高い支持を頂いています。


堤防釣り(1)

船釣り(1)


釣りは、季節や地域、そして釣り場によって様々な魚をターゲットに、自然をフィールドに老若男女問わず楽しめるスポーツです。そんな釣りの魅力を体感いただくためにも、当社が全国各地を訪ねご当地ならではの対象魚を最も旬な時期に釣るフィッシングスクールを開催しています。四季折々の魚と向き合い釣る楽しさを体感し、学校では学ぶことのない自然と生き物との出会いを大切に、感性豊かな子ども時代の成長にも寄与できるようD.Y.F.Cは活動を続けています。

多様なD.Y.F.Cフィッシングスクールをご紹介します。



■D.Y.F.C船釣りスクール in 愛媛県松山【船釣り】

船釣り(2)

船釣り(3)


この松山沖で狙った魚は、魚の王様とも言われる真鯛。釣り船に乗り「テンヤ釣り」という釣り方で挑みしました。この釣り方は、千葉県外房が発祥とされ主に真鯛を釣るための伝統的な釣り方です。古くから漁具としても用いられてきたシンプルな釣法だけに、子どもたちにも扱いやすく良く釣れる釣り方として人気が高まってきました。

オモリと鈎が一体化した「テンヤ」という独特な仕掛けで、そのテンヤの鈎にエサとなるエビを一尾付けてボトム(海底)に落とし込み魚を狙います。コーチからテンヤ仕掛けのセッティングやエサの付け方をレクチャーされ、子どもたちは早々に仕掛けを投入。この「テンヤ」仕掛けはシンプルなだけにエサの付け方ひとつで釣果に差が出る釣りですが、小まめにエサを付け替えながらコツをつかみ、投入ごとに子どもたちの釣り方が上達してきました。

釣果はお目当ての真鯛を中心に、マゴチ、サワラ、カンダイ、カサゴ、ベラ、トラギスなど多くの魚種が掛かり、魚が掛かるたびに水面を覗き込み、どんな魚が上がってくるのかリールを巻き上げながらワクワクしている様子。

魚たちの多様さを思う存分に味わえる楽しい一日となりました。



■D.Y.F.C海釣りスクール in 静岡県熱海【堤防釣り】

堤防釣り(2)

堤防釣り(3)

人気の観光地として復活した熱海。街興しの一環として運営が始まった街を一望できる「熱海港海釣り施設」において、堤防釣りを体験しました。この施設、長さ260メートル、幅14メートルの堤防。季節によって釣れる魚は様々で、初心者からからベテランまで楽しめる海釣り施設です。魚の回遊がピークを迎える秋、たくさんの魚が堤防周りを回遊し、そんな豊かな海と魚との触れ合いがある熱海では、経験の少ない子どもたちも一日を存分に楽しむことができました。

スクール当日は、子ども4名がグループとなり、1グループごとに1名のコーチが担当しながらスクールを運営しました。少人数のグループ制により、コーチは子どもたち一人ひとりの様子を見ながら的確にアドバイスすることができます。「エサは小まめに変えると良いよ」「仕掛けの深さを変えると違う魚が釣れるよ」など助言を受けた子どもたちは、ソーダガツオ、アジ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイなどを次々に釣り上げ、賑やかな堤防釣りを体験しました。



■D.Y.F.Cトラウトスクール in 神奈川県愛川【トラウト(マス)ルアー釣り】

トラウトルアー釣り(1)

トラウトルアー釣り(2)


いま日本の釣りの主流となったルアー(疑似餌)。比較的手軽に老若男女がルアーフィッシングを楽しめる人工的なポンド(池)などを釣り場としたフィッシングエリア(管理釣り場)でのトラウト(マス)フィッシングスクールを晩秋に開催しました。エサは使わないだけに、テクニカルなルアーのアクション(動き)によって魚を掛けるためにスキルによって釣果に差が出るルアーフィッシング。「自分で考え、自分で工夫し、自分で動く」をモットーとするD.Y.F.Cの一番のスクールコンテンツ。

狙う魚はニジマスやヤマメ、そしてイワナなど、人工的に放流された魚たちに向けてルアーを投げ、リールを巻きながらのロッドアクション(竿を操ること)から、魚たちを誘い出すルアーの動きを演出します。ルアーの動きだけではなく、ルアーの形や色のセレクトも非常に大きく釣果を左右し、子どもたちの創意工夫が試されるゲーム性の高さが多くのファンを魅了するフィッシングスタイルとして高い支持を得ています。

スクールに参加した子どもたちは、魚の気持ちに思いを巡らせ、どんなルアーが魚の反応を得られるのかトライ&エラーを繰り返してマス類をキャッチしていました。

コーチからも「いつかこのなかから将来のプロになっている子がいたら嬉しいですね」とエールが贈られました。



■日釣振が展開する学童教育プログラム「小学校釣りキャラバン」にも積極参画

小学校キャラバン(1)

小学校キャラバン(2)


釣りをしたことがない子どもたちに向け、釣りを媒介に水辺の事故を未然に防ぐ救命具着用の普及促進も視野に2018年から始まった日釣振が主催する「小学校釣りキャラバン」。

全国の小学校に日釣振に参画する釣具業界の企業のスタッフが出向き、「水辺の安全学習」と「釣り体験」を小学校の授業の一環として体験学習の場を提供しています。当社は、業界の一員として積極的に参画しております。

「釣り体験」では、コーチが子ども一人ひとりに、ロッド(竿)とリールの使い方を教え、セットしたルアー(疑似餌)を投げる「キャスト体験」までメニューとしています。釣具を初めて触る子どもたちの表情は興味津々、目を輝かせながら力いっぱいロッドを振る度に、子どもたちの歓声が体育館に響き日常の授業にはない盛り上がり。

このキャラバンの会場は小学校の体育館であるため釣りの疑似体験となりますが、この体験を通して一人でも多くの子どもに自然と向きあう第一歩となることを意図し活動を続けています。子どもたちからは「サカナを釣ってみたくなった」、「また来てほしい」などの手紙が届き、当社にとっても価値ある活動の1つと言えます。今後も、未来を支える次世代に向けた体験を含めた社会貢献活動に努めて参ります。



■D.Y.F.C(DAIWA YOUNG FISHING CLUB)について

D.Y.F.Cは1976年に発足し、43年の歴史を有するフィッシングクラブです。これまで、多くの子供たちがD.Y.F.Cで釣りを楽しみ、仲間をつくり、自然に学び、巣立って行きました。“地球をフィールドにした、かけがえのない体験をもっとも感受性豊かなときに五感で味わっていただきたい”という思いで続けてきたD.Y.F.Cでは、全国各地で毎年30余の企画・開催をしているフィッシングスクールを中心に、各種コンテストや釣った魚の大きさを競うダービーなど、さまざまなイベントを開催しています。



■グローブライド について

グローブライド株式会社は、フィッシング用品の「ダイワ」を中心にゴルフやラケットスポーツ用品、サイクルスポーツを製造・販売する企業です。「A Lifetime Sports Company」を理念に掲げ、世界中の人が自然を感じ、爽快な感動で満たされるための企業活動を行っています。環境保全活動にも積極的に取り組み、自然を通じて人々の豊かな人生にさらなる貢献ができるよう取り組んでいます。

http://www.globeride.co.jp/



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