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大型路線バス用アリソン製ATの累計搭載台数が10,000台達成

中型・大型商用車向けオートマチックトランスミッションの世界最大手メーカー、アリソントランスミッションの日本法人であるアリソンジャパン株式会社(代表取締役社長:アシュウィン・ゴパラスウォーミー)は、大型路線バス用のオートマチックトランスミッションTモデルの累計搭載台数が10,000台に達したと発表しました。


アリソンTモデル累計搭載台数1万台達成記念式典


Tモデルは、2000年8月に三菱ふそうの大型路線バス「エアロスター」ディーゼルエンジン車に初めて設定され、翌年CNG車にも搭載されました。また、2005年にはいすゞ自動車のエルガや日野自動車ブルーリボンにも搭載され、スムーズな発進や加速性が全国のバスドライバーから高く評価されています。2010年には三菱ふそうがエアロスターにATを標準装備することによって、昨今問題となっているドライバー不足を解消するためにもAT車を採用するバス事業者が増え続け、近年の登録台数ベースで、ATは国内の大型路線バスの約4分の3に採用されています。


アリソン製ATが広く大型路線バスに採用されるようになった理由は、エンジンの小型化が進む中、平成27年度重量車燃費基準を達成するために小排気量エンジンとアリソンATとの組み合わせが最適だったことに加え、アリソン製トルコン式ATが小排気量エンジンながら極めてパワフルな加速性を両立したことにあります。またアリソンのContinuous Power Technology(TM)により、シフトチェンジの際に間断なくトルクをタイヤに伝達し、エンジンの出力やトルクを余すことなく有効活用でき、スムーズな走行を実現します。更に、常時最適なシフトチェンジを可能にする学習機能により、バスの利用客に快適な乗り心地を提供しています。わずらわしいシフトチェンジが不要で、ドライバーはバスに最も大切な安全運行に集中することができ、ドライバーの疲労軽減の一助となっています。


なお、累計搭載台数が10,000台に達したことを記念し、10,000台目Tモデル搭載車の納車式典を11月1日に神奈川中央交通株式会社(取締役社長:堀 康紀)伊勢原営業所にて行いました。


神奈川中央交通株式会社 取締役専務執行役員 金子 茂浩氏は、「乗務員は、ツーペダル式となったことからマニュアル車と比べ運転操作の負担が軽減され、より一層安全運転に注力出来るとともに、スムーズで快適な乗り心地をお客様に提供することができるようになったと評価しています。今後もアリソン製オートマチックトランスミッションの技術に期待しております」と語りました。


また、三菱ふそうトラック・バス株式会社 バス事業部 バス販売部マネジャー小松 緑郎氏は、「2010年のATのみの路線バス設定時点では、バス事業者様からは、シフトショックなどの性能や燃費等についてのお問い合わせを多数頂きました。その後、バス事業者様の種々の声に対し、アリソンジャパンは真摯に対応頂き、現在路線バスはATが当たり前との評価を頂くまでとなりました。更に、昨今の人手不足によるドライバーの高齢化への対応や女性運転手の増加に向けた環境整備にATはなくてはならないものとなったと考えています」と述べました。


アリソンは、今後増え続けるオートマチックトランスミッションの需要に応えるべく、よりよい製品づくりに邁進し、アフターサービス体制を整え、市民の重要な足となる路線バスのスムーズな定時運行を支えて参ります。



■アリソントランスミッションについて

アリソントランスミッション(Allison Transmission、NYSE:ALSN)は、中型・大型商用車用のオートマチックトランスミッション、および都市バスのハイブリッドシステムの世界最大手メーカーです。アリソンは、あらゆる市場・用途(塵芥収集車、建機、消防車両、キャンピングカー、エネルギー開発・鉱山用機器、軍需用装輪車両・無限軌道車両など)で活躍しています。1915年の創業以来、本社を米国インディアナ州インディアナポリスに拠点を置いています。世界中の80以上の市場でビジネスを展開し、オランダと中国、ブラジルに地域本部、米国とハンガリー、インドに製造拠点を設けています。また、約1,400か所の独立した販売・サービスディーラーで充実したサポートを提供しております。

詳細については、こちらをご参照ください。

https://www.allisontransmission.com/

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