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第6回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」が決定! 授賞式・シンポジウムを5月24日(金)に開催

一般財団法人山本美香記念財団は、5月5日に第6回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」の選考会を行ないました。その結果、本年度は該当作品なしとなり、代わって奨励賞の顕彰を決定。授賞式、および本年度と歴代受賞者によるシンポジウム、「ジャーナリズムと民主主義」を、2019年5月24日(金)18時より日本記者クラブにて開催いたします。


第6回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞・奨励賞」を下記の受賞者に贈呈することに決定しました。


映画監督の大川史織氏による、マーシャル諸島における戦争と日本のつながりを捉えたドキュメンタリー映画「タリナイ」、および書籍「マーシャル、父の戦場 ある日本兵の日記をめぐる歴史実践」が受賞。


大川史織


<本年度の受賞者および対象作品>

「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」

対象者なし


「山本美香記念国際ジャーナリスト賞・奨励賞」

大川史織氏(31) ドキュメンタリー映画「タリナイ」、および書籍「マーシャル、父の戦場 ある日本兵の日記をめぐる歴史実践」


・正賞  :賞金10万円

・選考委員:川上泰徳(ジャーナリスト、元朝日新聞中東アフリカ総局長)、最相葉月(ノンフィクション・ライター)、関野吉晴(探検家)、野中章弘(アジアプレス・インターナショナル代表)、吉田敏浩(ジャーナリスト)



<ドキュメンタリー映画「タリナイ」、および書籍「マーシャル、父の戦場 ある日本兵の日記をめぐる歴史実践」 選考委員講評>

「タリナイ」は、太平洋戦争下のマーシャル諸島で餓死した日本兵が残した日記を手掛かりに、70代の息子が行なう慰霊の旅を追ったドキュメンタリーである。日記からは、残した家族に思いを募らせつつ、敗戦と飢餓に追い詰められる日本兵の悲劇が浮かび上がる。

作品からは旧日本軍によって要塞化された島々での、日本兵による加害が垣間見え、戦争の記憶に根ざした島の人々の語る言葉が印象深い。しかし、マーシャル諸島を支配し戦争をもたらした日本が、そこで何をしたのか、より具体的に歴史を掘り下げ、事実に肉薄するという点では物足りなさを感じ、今後に期待したい。

映画単体ではジャーナリズムとは呼べないが、息子へのインタビューや日記の翻刻、戦争と核の専門家による論考などを収録した書籍とトータルでみれば、我々の「タリナイ」歴史認識を補完し、忘却を脱するための共通基盤を提供した意義ある仕事であり、奨励賞を授与することとなった。



<シンポジウム>

「ジャーナリズムと民主主義」

日時 :5月24日(金) 18時から行なう授賞式の終了後~21時

場所 :日本記者クラブ

入場料:1,000円(予約不要、先着順、定員100名)


・パネリスト

大川史織(第6回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞・奨励賞」受賞者)

桜木武史(ジャーナリスト 第3回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」受賞)

林典子(フォトジャーナリスト 第4回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」受賞)

安田純平(ジャーナリスト 第4回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞・特別賞」受賞)

笠井千晶(映像ディレクター/ジャーナリスト 第5回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」受賞)

佐藤和孝(ジャーナリスト 山本美香記念財団代表/ジャパンプレス代表)


司会:野中章弘(アジアプレス・インターナショナル代表/早稲田大学教授)



<山本美香記念国際ジャーナリスト賞>

2012年8月20日、シリア取材中に凶弾に倒れたジャパンプレス所属のジャーナリスト・山本美香の遺志を継ぐべく創設。世界中で起こっている様々な紛争や抑圧、災害や貧困などの下で暮らす様々な人々の生きる姿を伝える優れた国際報道を担うジャーナリストの支援、育成を目的とする。

世界の不正義や不条理に対して何がどのように不正義で不条理であるのか、伝聞ではなく自分自身の目と耳でとらえ、世界中に発信しようとするタフな行動力。また、それらの国々や地域において、生死のはざまをそれでも懸命に生きていこうとする人びとの姿を深い共感をもって世界中に伝えようとするヒューマニスティックな視座。本賞はその二つを併せ持つ国際報道をおこなったジャーナリストを選考の対象とし、受賞者には楯と賞金30万円を贈呈。


一般財団法人山本美香記念財団ウェブサイト: http://www.mymf.or.jp/

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