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睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療にはマウスピース(口腔内装置)を  路線バス事故を受け、欧米諸国で一般的な治療法の 日本国内での普及を目指し調査を実施

オーストラリアに本社を持つマウスピースメーカー・ソムノメッド株式会社は、2018年10月28日横浜市で起こった路線バスの事故のなかで問題とされた睡眠時無呼吸症候群(SAS)の、マウスピース(口腔内装置)による治療法についての調査結果を報告します。



<神奈川中央交通の路線バス事故で明らかとなった問題とは?>

10月28日夜、横浜市西区の国道16号で、神奈川中央交通の路線バスが乗用車に追突して、乗客の高校1年生の男子高校生が1人死亡、そして乗客ら6人が重軽傷を負った事故がありました。

その後の調べで、自動車運転罰則法違反(過失致死傷)の疑いで神奈川中央交通のバス運転手の男(50)が睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されていて、治療中だったことが判明しました。


日本国内では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者に対しては、睡眠時に特殊なマスクを装着して気道を確保する治療法(CPAP)が最も一般的で、事故を引き起こした神奈川中央交通のバス運転手の男も、この治療を受けていたようです。


CPAPは睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対して非常に有効な治療で、多くのケースで症状は大きく改善されると言われていますが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療においてはCPAP以外に、実は、口腔内装置(マウスピース)による治療法が存在するのです。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の軽度~中等度の患者に適用可能な治療法の一つなのです。



<睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者が多いアメリカ合衆国では?>

アメリカ合衆国では、ご存じの通り、肥満レベルが高い為、日本の無呼吸症候群の患者数が人口比率を考慮しても約5倍以上の睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者が存在し、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療には、CPAPと並んで口腔内装置(マウスピース)が一般的に用いられております。

しかしながら、日本では、口腔内装置(マウスピース)による治療法が広く知られていない状況が続いております。では一体何故、この口腔内装置(マウスピース)が日本では広まらないのでしょうか?



<日本国内で口腔内装置(マウスピース)が普及しない理由とは?>

厚生労働省は、医科(スリープクリニック・内科・呼吸器科循環器科etc.)と歯科との連携の弱さの問題点を指摘しております。(参考:厚生労働省のページ内 医科歯科連携の在り方に関する調査より)


睡眠時無呼吸症の患者に対して、睡眠検査を実施、症状を特定して治療法を処方するのは医科の医師で、一方その処方に従って口腔内装置(マウスピース)を製作するのは歯科医師の管轄になり、その連携がうまくいかないケースが多々ある事が問題となっております。


実は、重度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者の中には、CPAPがうまく使えない患者が一定の割合で存在しており、それらの患者に対して別の選択肢があることを広く認知してもらう必要があるのです。



<睡眠時無呼吸症候群(SAS)その他の問題とは?>

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は日中の強い眠気や集中力の低下を引き起こすだけではなく、心臓病、高血圧、糖尿病といった様々な生活習慣病を合併します。CPACは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の最も有効な治療法ですが、患者の状況に応じた選択肢を持つことで、睡眠時無呼吸症候群(SAS)未治療の患者を減らすことが急がれています。



<歯科医院によるイビキ及び、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のニーズ調査>

弊社では、オーストラリアに本社を持つマウスピースメーカーですが、日本でのマウスピースの市場ニーズを把握する為に、以下のようなテストマーケティングを実施致しました。


本年2018年9月より、睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療の選択肢としての口腔内装置の認知向上を目的に、横浜港北地区において歯科医院での睡眠時無呼吸症候群(SAS)の普及のテストマーケティングを実施しております。


この調査の目的は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の初期症状で現れるイビキも含めて、歯科医院にイビキや睡眠時無呼吸症候群に問題を持っている患者様がマウスピースによる治療に対して、どの位の方が興味を示すのか、に関して実施しました。



<今回実施に、ご協力頂いている歯科医院に関して>

きけがわ歯科医院 (新横浜駅より徒歩5分の距離にある歯科医院)

院長:亀卦川 博仁(きけがわ ひろひと)

〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-12-1 新横浜光伸ビル2F

TEL:045-472-6868


*きけがわ歯科医院の紹介

きけがわ歯科医院では、同じ新横浜駅近くにある呼吸器内科と連携し、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療を積極的に行っているクリニックとなります。


*きけがわ歯科医院の睡眠時無呼吸症候群(SAS)向けのページ

・治療方法

https://kikegawa.jp/oa/type/

・イビキのメカニズムに関して

https://kikegawa.jp/oa/mechanism/

・治療の流れに関して

https://kikegawa.jp/oa/flow/

・イビキと無呼吸症の検査(CTスキャンによるデジタル解析)

https://kikegawa.jp/oa/inspection/



<テストマーケティングの途中経過について>

イビキや睡眠時無呼吸症候群(SAS)による睡眠障害は、男性では、35歳~54歳が全体の7割を占めており、主に働き盛りで、仕事で車の運転をされる方たちが多く含まれている事が読み取れます。


またパートナー(夫)のイビキや睡眠時無呼吸症候群(SAS)による悩みも深刻化しており、35歳~44歳の女性が約5割を占めておりました。

年齢層から考えても男性向けの年齢と調査結果と重なりました。


この他にも数自体は、男性の1/3以下となりますが、女性自身のイビキや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の問題が増えているのも調査結果で明らかとなりました。

女性の場合は、若い女性に於いては、小顔化の傾向で顎が小さく、イビキをかきやすく傾向があり、逆に閉経後の女性に於いてもホルモンバランスが崩れる事により、イビキや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の問題を抱えている事が改めて結果として現れました。


このように豊かな睡眠を求めるニーズは、今後も高まる事が予測されます。

何故なら、肥満、高齢化に伴うドライバーの高齢化などから、イビキの防止、無極症候群による運転中の眠気が益々社会問題化してくる事が予測できますので、CPAC以外の処置である口腔内装置(マウスピース)の普及が急務であると考えているからです。

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