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セブン‐イレブン・ジャパン、 国内流通大手で初めて店舗内冷凍冷蔵設備に ハネウェルの環境配慮型次世代冷媒を導入

ハネウェルの低GWP(地球温暖化係数)冷媒「ソルスティス N40(R-448A)」、 国内コンビニ店舗の冷蔵ショーケース使用による環境負荷低減と 機器運用の全体コスト削減に寄与

[東京] 2018年10月1日 - ハネウェル(NYSE:HON/日本法人:日本ハネウェル株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長:西巻 宏)はこのたび、当社の次世代冷媒「ソルスティス N40(R-448A)」が株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:古屋 一樹、以下SEJ)が国内で展開するコンビニエンスストア店舗の冷蔵ショーケースシステムに採用されたことを発表します。


国内の食品流通業では、来たる環境関連規制の厳格化に備えた設備の見直しが課題となっています。SEJは、これまで使用していたGWP(地球温暖化係数)が3,900以上と高いR-404A冷媒用機器に代わり、R-404Aに比べGWPが65%低いソルスティス N40(R-448A)を用いる新規コンデンシングユニット(製造元:日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社、販売元:日立アプライアンス株式会社)を、2018年10月以降に開店する全国の新店舗や改装店舗に本格導入を開始します。


このたびの次世代冷媒導入にあたっては、SEJ、日立アプライアンス、日立ジョンソンコントロールズ空調とハネウェルが協働し、1年以上にわたり模擬店舗および実店舗にて複数の実証試験を実施しました。年間を通じた稼働データにより、ソルスティス N40(R-448A)を用いた新規コンデンシングユニット(製造元:日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社、販売元:日立アプライアンス株式会社)は、既存のR-404A冷媒を用いたシステムに比べ20%の省エネ化を達成できたことが実証されました。


SEJ、取締役執行役員 建築設備本部長の大橋 尚司氏は、「実証試験の結果は、ソルスティスN40(R-448A)冷媒を用いるシステムが全国に広く店舗を展開する当社に適していると納得させるものでした。環境配慮性に優れた冷媒を採用することで、全体の温室効果ガス排出と運用コストを削減した店舗運営が可能になることは、大きな利点であると判断しました。」とコメントしました。


ソルスティスN40(R-448A)は、ASHRAE34基準でクラスA1(不燃)および、国内では不活性ガスに分類されます。オゾン層破壊の影響はなく、GWPはR-404Aに比べ65%低い1,387です。元来R-404A冷媒のニアドロップイン(既存機器への冷媒のみ入替がほぼ可能)として設計されたソルスティスN40は、取り扱いの点でも既存設備に若干の調整を加えるのみで容易に導入することができます。


ハネウェル、アドバンスド・マテリアル、アジアパシフィック担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのアナ・アンは、「世界の食品流通業で既に13,000店舗以上に導入されているソルスティスN40は、新規および既存設備の双方に使用可能な特徴を持つ、現在市場で流通する最もGWPの低い選択肢で、国内の低GWP化目標を満たす冷媒です。当社は、今後も国内機器メーカー様と協働し、ソルスティスN40を用いるソリューションで日本の食品流通産業の環境性と省エネ性の向上に寄与してまいります。」とコメントしました。


2015年に施行されたフロン排出抑制法(略称)※では、冷凍冷蔵ショーケースに用いられる業務用コンデンシングユニットについて、2025年度にGWPを1,500以下とする目標が定められました。国内では現在、オゾン層の破壊要因を持ち、2020年に全廃される特定フロン(ハイドロクロロフルオロカーボン、HCFC)や、オゾン層を破壊しないもののGWPが高い代替フロンが多く用いられています。


株式会社セブン&アイ・ホールディングスの完全子会社であるSEJは、コンビニエンスストアチェーン本部として日本国内で20,596店舗(2018年8月末現在)のセブン‐イレブンを展開しています。セブン&アイ・ホールディングスは、企業や団体が社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組みである国連グローバル・コンパクト(UNGC)に参加し、全ての事業活動を通じて『気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る(SDGs 目標 13)』を含む持続可能な開発目標(SDGs)に積極的に取り組んでいます。


ハネウェルは、当社が開発したHFO(ハイドロフルオロオレフィン)技術をベースとした、従来の機器性能を損なうことなくカーボンフットプリントの削減を可能にする「ソルスティス」ブランド製品群として、業務用冷凍冷蔵用、空調用、およびカーエアコン用冷媒、フォーム用液状およびガス発泡剤、溶剤およびエアゾール用噴射剤を開発、製造、供給しています。


※ 「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」(略称:フロン排出抑制法):コンデンシングユニットおよび定置式冷凍冷蔵ユニット(圧縮機の定格出力が1.5kW以下のものを除く)の低GWP化目標は2025年度にGWP値1,500(製品区分ごとの加重平均にて達成)。


ハネウェル( www.honeywell.com )は、フォーチュン(Fortune)100社にノミネートされた、ソフトウェア技術に根ざした産業ソリューションを提供する複合企業で、航空宇宙・自動車分野の製品およびサービス、ビル・住宅・産業向け制御テクノロジー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中のお客様に提供しています。当社は、テクノロジーの力で航空機、自動車、家庭、ビル、工場、物流、作業者など、あらゆるヒトやものを「つなぎ」、よりスマートで、より安全で、より持続可能な世界を目指します。ニュースや詳しい情報は、 www.honeywell.com/newsroom をご覧ください。

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