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障害者と共に楽しむアート展、10月13日より南青山で開催! 音に配慮したクワイエットアワー等、アクセシブルな場を提案

―日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展―

2017.10.04 15:00

日本財団は、多様な個性を認める社会の実現を目指し障害者芸術文化支援として「日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展」を開催いたします。


日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展


本アート展では、障害者や現代美術家など23人の作品を展示。多くの鑑賞者にひらかれたアート展として、誰でも楽しく、居心地よく過ごせる環境を提供します。障害のある方と共に鑑賞を楽しむ「アクセス・アート・プログラム」では、知覚過敏の方を対象として照明を落とし音に配慮した「クワイエットアワー」を導入。また、ユニバーサルマナー研修を受けた会場スタッフやアプリによる会場周辺のバリアフリー情報の提供など、人やIT等、ソフト・ハードを活用しアクセシブルな場のあり方を社会に提案します。

詳細につきましては別添資料をご覧ください。広くご紹介くださいますようお願い申し上げます。



■日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展

日時   :2017年10月13日(金)~10月31日(火)11時~20時(13日は18時まで)

場所   :スパイラルガーデン(東京都港区南青山5-6-23)

内容   :作家23人(障害者、現代美術家等)、約500点

プログラム:(1)アクセス・アート・プログラム

        (障害のある方と共にアート鑑賞を楽しむ企画)

      (2)会場構成(様々な人が参加するための環境づくり)

      (3)フォーラム「Museum of Together Forum」

      (4)ギャラリートーク


<関連情報>

公式ページ

https://www.diversity-in-the-arts.jp/moto

日本財団ブログ

http://blog.canpan.info/nfkouhou/

(展覧会チームメンバーインタビュー記事を掲載)


※作品画像データ提供については、お問い合わせ先までご連絡ください。



■別添

<プログラム詳細>

[1]アクセス・アート・プログラム(障害のある方と共にアート鑑賞を楽しむ企画)

(1) 聞こえない人とつくる「対話」をテーマにしたワークショップ

音声、手話、筆談など、さまざまなコミュニケーション方法で、作品や展覧会について感じたこと、考えたことを伝え合うプログラムです。本展のキュレーターも参加します。

日時 :10月14日(土)14:00~16:00、10月27日(金)18:00~20:00

定員 :各回10名

参加費:無料


(2) 視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ

障害の有無、見え方、考え方などさまざまな違いを持った人が、作品や空間について「見えていること」と「見えていないこと」を言葉にしながら印象や考えを語り合うプログラムです。

日時 :10月15日(日)14:00~16:00、10月18日(水)18:00~20:00

定員 :各回14名

参加費:無料


(3) クワイエットアワーを利用してみよう!

知的障害、発達障害、精神障害のある方のうち、知覚過敏のある方を対象として、証明をできるだけ落とし音に配慮した特別な鑑賞時間です。

日時 :10月17日(火)9:00~11:00、10月24日(火)9:00~11:00

定員 :各日30名(申込み先着順)

参加費:無料


(4) 知的障害、発達障害、精神障害のある人と考えよう!展覧会のたのしみ方

知的障害、発達障害、精神障害のある人、このテーマに関心のある方と一緒に、クワイエットアワーや鑑賞について考えます。

日時 :10月24日(火)15:00~17:00

定員 :10名

参加費:ワンドリンクまたはフード料金をお支払いください。


[2]会場構成(様々な人が参加するための環境づくり)

(1) 会場構成・バリアフリー環境

障害者が訪れやすいように、既存の会場に更に手を加え勾配に配慮したスロープを設けました。入り口のウェルカム・ポイントでは、歩行・視覚・聴覚等のさまざまな方のニーズに応じて会場やサービスの案内をします。


(2) スタッフ

ユニバーサルマナー研修を受けたスタッフが会場のご案内や作品鑑賞をサポートします。


(3) オーディオ ディスクリプション

視覚障害者にも分かりやすく作品を解説し、健常者も障害者も楽しめる内容になっています。


(4) クワイエット・ルーム

気分を落ち着かせたい、気分が悪くなった方を対象として、会場内に静かに過ごせる部屋を設けています。


(5) フードプログラム

視覚障害者からの外食希望・考えを受けて、考案した特別メニューをカフェで提供します。


(6) バリアフリー マップ「Bmaps」

展覧会に来場する前後も楽しく過ごせるように、会場周辺飲食店のバリア情報(段差、音、照明等)をバリアフリー マップアプリ「Bmaps」で提供いたします。


[3]フォーラム「Museum of Together Forum」

本展覧会の柱である「アート」「アーキテクチャー」「アクセス・アート・プログラム」について、展覧会チームメンバーがディスカッションを行います。

日時 :10月22日(日)14:00~18:00

定員 :170名

参加費:入場無料(要事前申し込み)



[4]ギャラリートーク

(1) キュレーターによるギャラリートーク

キュレーターのロジャー・マクドナルド、塩見 有子が展覧会の見どころや、展示作品についてお話します。

日時 :10月15日(日)13:00~14:00、10月20日(金)15:00~16:00

定員 :各回15名(事前予約なし/先着順)

参加費:無料



(2) アーティストによるギャラリートーク

キュレーターの進行で、出展作家が自らの作品と展覧会で気になる他の作品についてお話します。

日時 :10月14日(土)17:30~18:30(ピーター・マクドナルド、松永 直)

    10月15日(日)17:30~18:30(川内 理香子、占部 史人)

    10月20日(金)17:30~18:30(青山 悟、土屋 信子)

定員 :各回15名(事前予約なし/先着順)

参加費:無料


■日本財団DIVERSITY IN THE ARTSプロジェクトについて

日本財団では、多様な個性に寛容なインクルーシブな社会の実現を目指し、「障害者の芸術文化」の領域への支援を行っています。

「日本財団DIVERSITY IN THE ARTS(ニッポンザイダンダイバーシティ・イン・ジ・アーツ)は、既成にとらわれない多彩な展覧会などの企画、積極的かつ横断的な情報発信を通じて多様性の意義と価値を広く伝え、越境や交錯、交歓の喚起を目指す新たなプロジェクトです。多くの人が参加者となり、さらに新たな担い手や企てが生まれるよう、2020年、そしてそれ以降の「障害者と芸術文化」の発展に向けて取り組んで行きます。

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