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ハート・リングフォーラム2017in東京 「口から考える認知症」

~“認知症時代”を明るく照らす視点~を開催

 認知症にやさしい社会を目指すNPO法人ハート・リング運動(代表理事:今村聡、大久保満男、菊池令子、小阪憲司)は、2017年9月18日(月)の敬老の日に合わせて、ハート・リングフォーラム2017in東京「口から考える認知症」を東京都内で開催。高齢者を中心に410名の方が集まりました。

                          

 イベントでは4つのテーマの講演と、対談が行われました。

 清家篤氏(慶応義塾大学商学部教授)は、本格的な高齢社会を支えるのは高齢者自身であり、第4次産業革命と呼ばれる技術革新により、高齢者の健康寿命、職業寿命、資産寿命、消費寿命を伸ばすことが可能と強調しました。

 荒井啓行氏(東北大学加齢医学研究所 老年医学分野教授)は、「グローバル化する認知症」と題し、世界で4,400万人を超える認知症の発症をいかに予防するか、また認知症患者にとって安全で住みよい生活環境のあり方について議論しました。

 

 さらに古屋純一氏(東京医科歯科大学大学院 地域・福祉口腔機能管理学分野教授)は、口から食べる楽しみを守ることの重要性について、歯科の立場から解説しました。

 泣き笑い体験談「仕事をしながら!認知症の親を看る。」では、長年に渡って家族の介護をした経験を持つ、フリーアナウンサーの松本秀夫氏と早田  雅美(NPO法人ハート・リング運動 専務理事)が介護に関するエピソードを語り合いました。

 

 今回のフォーラムでは、「敬老の日」に合わせて、より幅の広い有識者や介護経験者による多角的な視点から、超高齢社会、認知症時代を改めて見つめ直しました。

 認知症は誰もがなる可能性のある、無関係ではいられないテーマです。社会全体が認知症についての正しい理解と思いやりの輪を広げていくことの必要性と、認知症と共に生きる明るい未来を照らすメッセージをお届けしました。


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