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GfK Japan調べ:「GfK Certified Golf 2009」発表  2009年 ゴルフ用品のメーカーシェア一覧

 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:朝比奈 進)は、同社が実施している小売店パネル調査の結果より、暦年でもっとも販売数量の多かったメーカーを表彰する「GfK Certified Golf 2009」を発表しました。同社は、全国の有力ゴルフ用品取扱店約1,030店舗(2009年12月時点)からPOSデータを収集し、これを統計的な方法に基づき全国市場規模相当に拡大推計しています。本発表は2009年1月1日~12月31日までの販売実績を合算集計した結果に基づいています。


ドライバーのシェア

【概要】
 ・ドライバーでは、国内メーカーを抑えてテーラーメイドが1位を獲得
 ・クラブ類においてはSRIスポーツが6部門中4部門にて1位を獲得
 ・アクセサリー類では、シューズがアディダス、キャディバッグがナイキと、総合スポーツメーカーが1位を獲得した


【2009年市場概況】
 2009年のゴルフを取り巻く環境を振り返ると、ゴルフトーナメントにおいては、片山プロのマスターズでの活躍に始まり、若手プロ同士の最年少賞金王争いが年末まで続き、盛り上がりを見せた。ゴルフのプレー機会においては、プレーにまつわる各種料金の低価格傾向という追い風もあり、ゴルフ場入場者数は前年並みのレベルを維持すると見られている。
 これに対しゴルフ用品業界は、2008年秋に始まった世界的な不況が深刻化する中、年初から厳しい業況を強いられた。特にゴルフクラブの販売数量は前年比4.1%減となり、単価の下落も影響し販売金額では同13.9%減とさらに厳しいものとなった。しかしこのような状況下でも、新たな技術や独自コンセプトによって需要を喚起する動きが見られ、新たなトレンドも生まれている。2010年においても各社の商品開発力によってゴルフ用品業界が盛り上がるよう期待したい。


【ドライバー】
 2009年ドライバー販売数量シェア順位は、1位テーラーメイド、2位SRIスポーツ、3位ブリヂストンとなった。テーラーメイドは通年でモデル数を幅広く展開し、世代や技量を問わず多くのゴルファーから支持されるようになってきている。テーラーメイドは3月に「R9」を、4月には「R9MAX」を発売し、これが好調に推移した。その後も「R9タイプE」を発売するなど、新たな商品で店頭を賑わせた。SRIスポーツは、発売から2年目を迎えた「ゼクシオ」が2009年に入っても高位安定で推移し、人気の高さを伺わせた。そして12月の新商品発売で販売数量シェア上位を確定的にした。ブリヂストンは人気ブランドである「ViQ」によって上位にランクインしており、特に女性向けモデルの好調さが目立った。
 また、上記以外ではキャロウェイが人気の「レガシー」においてツアーモデルを発売し、これまで以上に幅広いゴルファーを受け入れるブランドに成長したことで好調に推移した。結果として前年シェア6.0%から2009年は9.4%へと躍進した。
参照URL: http://www.atpress.ne.jp/releases/13722/1_1.jpg


【セットアイアン】
 2009年セットアイアン販売数量シェア順位は、1位SRIスポーツ、2位ブリヂストン、3位テーラーメイドという結果となった。GfKが実施した消費者調査によると、ゴルフクラブの中でも高額で買い替えサイクルの長いセットアイアンにおいては、ブランドに対する信頼性を購入時点での重視点にするケースが多いという結果が出ている。この点でSRIスポーツの「ゼクシオ」は、立ち上げから10周年を迎えるブランドであり、多くのゴルファーの信頼を勝ち得ていると言えよう。ブリヂストンは人気ブランドの「ViQ」によるシェア獲得もさることながら、アスリートゴルファーに根強い人気の「Xブレード」をコンスタントに販売できたことも上位にランクインした要因となっている。テーラーメイドは人気の「バーナー」が年間を通じて好調であった。
 この他、「レガシー」が好調だったキャロウェイが前年4位(7.8%)から2009年は同4位ながらシェアを11.5%にまで伸張させた。また明確なコンセプトによって他商品と差別化を図り、話題となった「EGG2」や、女性向けの「スウィープ」が好調に推移した横浜ゴム(プロギア)は5位となった(前年9位)。
参照URL: http://www.atpress.ne.jp/releases/13722/2_2.jpg


【ゴルフシューズ】
 2009年ゴルフシューズ販売数量シェア順位は、1位アディダス、2位ブリヂストン、3位ナイキという結果となった。
 アディダスは1万円を切る普及価格帯商品はもとより、2万円を超える上位商品でも高い販売実績を残している。またGfKジャパンが実施した消費者調査においても、デザインや機能が男女問わず幅広い世代のゴルファーに支持されているという結果が出ている。ブリヂストンは、ソールにタイヤの技術を応用するなど独自の機能を付加した商品や、履き心地で評価の高い商品が好調だった。ナイキは女性向け商品が好調だったことが下支えとなり、上位にランクインした。
 なお、2位から5位までは僅か3.5ポイント差の中で拮抗している。フットジョイでは、女性用シューズの「Eコンフォート」が発売より5年経った現在でも人気を維持しており、好調に推移している。ミズノは好調な新商品に加え普及価格帯商品の売れ行きも好調だったため、上位にランクインしている。
 また、注目株はアシックスで、片山プロの使用で話題を集めたモデルが11月に発売されたが、これが好調に推移したことでシェアを上げている。
参照URL: http://www.atpress.ne.jp/releases/13722/3_3.jpg


【ゴルフボール】
 2009年のゴルフボール販売数量シェア順位は、1位ブリヂストン、2位SRIスポーツ、3位タイトリストとなった。ブリヂストンは、幅広い商品展開のみならず、契約プロが同社のカラーボールを使用したことで、カラーボールのムーブメントを生み出した。このカラーボールは前年と比べて倍増するまでに成長しており、ブリヂストン商品の影響度の高さが伺えた。また以前よりカラーボールに注力しているキャスコも販売実績を伸ばしている。SRIスポーツは「ゼクシオ」が好調に推移したことに加え、アスリート向けの「スリクソンZスター」も堅調で、存在感を示した。タイトリストは人気の「プロV1」が通年でつねに上位にランクインしており、さらに普及価格商品が好調だったことも奏功し、前年よりもシェアを3.4ポイント上昇させた。
 依然として国内メーカーの強さが目立つゴルフボール市場だが、2009年は上記のタイトリストや、「レガシー」が好調だったキャロウェイがシェアを伸ばしており、海外メーカーの勢いが感じられた。
参照URL: http://www.atpress.ne.jp/releases/13722/4_4.jpg


【その他カテゴリー】
参照URL: http://www.atpress.ne.jp/releases/13722/5_5.jpg


≪GfK Japanのデータについて≫
 全国有力家電量販店より、毎日POSデータを収集。モデル別であらゆるカテゴリーの動向を調査している。多くの市場データが出荷時点を捉えているのに対し、販売時点で実需を細かく追っているのが特徴である。
 また、同様に総合量販店(GMS)や地域家電店、インターネットチャネルなどからも販売データを収集。家電以外にも、ゴルフ用品やDVDソフトウエアの販売データを構築している。

URL: http://www.gfkjpn.co.jp/

※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。

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