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<料理教室に通った男性対象調査> 「男性も料理をするべき」と考える男性が8割  40~50代男性は他の世代より料理へのハードルが高い

全国で料理教室を開催する一般財団法人ベターホーム協会(本部所在地:東京都渋谷区、理事長:大塚 義幸、以下 ベターホーム)は、男女ともに料理は必須の生活技術だと考え、1991年より男性だけの料理教室を開催しています。
高齢化、女性の社会参画の推進といった社会状況を考えると、男性が料理の技術を身につけ、家庭で料理をすることはこれからますます重要なことと考えられます。そこで、これから料理を始めようという男性の参考にしていただこうと、料理教室に6ヵ月以上通った20代~80代の男性受講生368名を対象に、料理を習い始めたきっかけや習ってからの変化、周囲の反応などの実態及び男性が料理をすることについての意識を調査しました。


料理教室イメージ

http://www.betterhome.jp/info/media/2017/04/201704_report.pdf


【調査結果トピックス】
■料理教室に通い始めた理由は、「趣味や楽しみのため(56.7%)」が1位。
 60代以上は定年退職がいちばんのきっかけに
料理は楽しそうだからやってみようという考えの人が多数派でした。子の誕生、妻の病気や死別、介護などをきっかけに「必要にせまられて」料理教室に通い始めたという人は11.5%に留まりました。
尚、60代以上に限ると「定年を迎えて時間ができたから(55.7%)」が最多でした。

Q.あなたが料理教室を受講したのはなぜですか?(複数回答:n=368)
https://www.atpress.ne.jp/releases/126403/img_126403_3.jpg


■家で月2~3回以上料理をする人は[料理教室に通う前]31.3%→[通った後]83.7%に増加。
 家族への感謝の気持ちの芽生えや、興味・関心の幅の拡大など副次的な変化も
料理教室に通ったことで、家での料理頻度の増加や料理が上達したというほかに、「料理の大変さ・主婦の大変さがわかった(30代)」「妻の料理に感謝するようになった(60代)」「料理記事に関心を持つようになった(70代)」といった変化も挙げられました。

Q.料理教室に通う前と現在(通った後)の家での料理頻度(単一回答:n=368)
https://www.atpress.ne.jp/releases/126403/img_126403_4.jpg


■料理はおもしろく、続けたいという人が7割超
料理教室に通って感じたことは、「今後も料理を続けようと思った(73.9%)」が最多で、「料理はおもしろいものだと思った(72.3%)」が2番目に多い回答でした。
「教室で習ってきたメニューを披露し、感心されるとともにとても喜んでもらっている(40代)」「妻や孫においしいと言ってもらえるのが一番うれしい(60代)」など、家族に喜ばれることで充実感を得ている様子が伝わってくるコメントも多数ありました。

Q.料理教室に通って感じたことは?(複数回答:n=368)
https://www.atpress.ne.jp/releases/126403/img_126403_5.jpg


■「男性も料理をするべき」という人が85.3%。
 他の世代に比べ料理へのハードルが高い40~50代
男性が料理をすることについて、「もっと積極的にやるべき(47.3%)」「あたりまえのことなのでやるべき(38.0%)」の合計が85.3%。肯定的で前向きな考えの人がほとんどでした。
一方、料理教室に通っていても「必要に迫られていなければやらなくてよい(11.4%)」「やらなくてもよい(1.6%)」という考え方の人もいます。特に40~50代は「あたりまえのことなのでやるべき(30.4%)」という割合が他の世代より低く、「必要に迫られていなければやらなくてよい(19.0%)」と答えた割合が高いという結果に。他の設問でも40~50代は、料理教室に参加するのにためらいがあった人や、「男性なのに料理を習うのは恥ずかしい」と答えた割合が20~30代の若い世代や60代以上のシニア層に比べて高く、これらの人は料理をすることに覚悟が必要で、やや消極的な考えを持っていると考えられます。
一方で、前述の設問での料理教室に通ってからの家での料理頻度は、40~50代も他の世代と変わらず増加しており、料理教室で習ったことは実践につながっているようです。「料理はおもしろい」「料理を続けたい」と回答している割合も、60代以上の層とそれほど変わりません。料理へのハードルが高くても、実際に始めると楽しんだり、日常で役立てることができているようです。

Q.男性が料理をすることをあなたはどう思いますか?
https://www.atpress.ne.jp/releases/126403/img_126403_6.jpg


調査方法  : インターネット調査
調査対象  : ベターホームのお料理教室に6ヵ月以上通った
       20代~60代の男性受講生368名
調査時期  : 2016年11月
調査地域  : 札幌、仙台、首都圏、名古屋、京阪神、福岡
調査方法  : インターネットを利用したアンケート調査
調査結果URL: http://www.betterhome.jp/info/media/2017/04/201704_report.pdf


■一般財団法人ベターホーム協会について
1963年創立。以来50年以上にわたり、料理教室や出版を通して、食分野での消費者教育を行っています。「ベターホームのお料理教室」では、料理と栄養の知識、食材の買い方や保存のしかた、環境のことなど、食と暮らしについて総合的に教えています。


■ベターホームの男性への料理技術普及の取り組み
高齢化社会における食のサポートを目的に、1991年に男性対象料理教室「60歳からの男の基本料理の会」を開始。全国で約360名が参加しました。現在は様々な目的で料理を習う男性をサポートしようという考えから年代を限定せず、男性対象の料理教室を開催。約6,000名の男性が受講されています。2017年5月には札幌から福岡まで全国17ヵ所で、新コース「お料理入門コース・男性クラス」を開講します。また、男性クラス以外のクラスも、性別を問わずご参加いただけます。


【調査結果に関してベターホームより】
料理教室に通った男性たちの多くは、料理をすることに肯定的であり、前向きです。「男性は料理をやらなくてもよい」という考えの方もいますが、今現在料理をする必要性を感じなくても、生活環境の変化などで必要に迫られる可能性が誰にでもあります。また、高齢化や女性の社会参画推進といった社会状況を考えると、今後、男性の家事への参加がますます求められるでしょう。
現在ベターホームのお料理教室に通う男性は60代が最も多く、定年退職が料理教室に通い始めるいちばんのきっかけとなっています。一方40~50代は他の世代に比べて料理をすることへのハードルが高いという結果でした。40~50代は、社会では重要な役割を担う年代であり、特に共働き家庭では家事分担が必要とされます。また、生活習慣病が増加する年代でもあります。健康のためにも、自炊ができる能力やある程度の栄養の知識は必要です。子供のいる家庭では、子供の成長・独立により夫婦の関係性も変わっていきます。料理をすることで喜ばれたり、料理の大変さを知ることで相手を思いやる気持ちを深めることは、夫婦関係にプラスに働くことでしょう。
料理は一度身につけば一生使えるスキルです。早く始めて損はありません。定年退職まで待たずとも、ひとり暮らしを始める時・就職・結婚・子供の誕生などのライフイベントをきっかけとして料理を始める男性が増えるよう、ベターホームでも取り組んでいきたいと考えます。
ひとりの人間として自立して生きていくためにも、また、家族を思いやり支えあっていくためにも、料理をする男性が今後ますます増えることを期待します。


【組織概要】
名称  : 一般財団法人ベターホーム協会
代表者 : 理事長 大塚 義幸
所在地 : 〒150-8363 渋谷区渋谷1-15-12
設立  : 1963年6月4日
事業内容: 「ベターホームのお料理教室」の開催、料理書の出版、
      調理道具・食品の開発と販売、法人向け事業
URL   : http://www.betterhome.jp

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