Roxtecの鉄道車両用モビリティ貫通部シールが重量、スペース、安全性を最適化へ
重量、スペース、安全性を最適化ほか、酸化炭素排出量削減と持続可能性の目標を達成
2025年9月19日(日本語版)
Roxtecは、このほど、鉄道車両に最適なモビリティ貫通部シールが、軽量かつコンパクトなデザインで重量とスペースを節約できることから、小さな安全部品ではありますが、鉄道車両メーカーや鉄道運営会社が取り組む重量削減の努力をサポートできることを発表いたしました。 鉄道車両の総重量削減へのあらゆる努力は、この業界で活躍する皆さまの二酸化炭素排出量削減と持続可能性の目標を達成するのに役立ちます。 この Roxtec 貫通部シールは、あらゆるタイプの列車で使用できます。床、壁、制御箱に設けたケーブル・パイプ・電線管用の貫通孔を、火災、水、塵埃の侵入から守ります。
ケーブル・パイプ・電線管用の Roxtec モビリティ貫通部シールの製品ラインナップは、軽量型で確かなシール密閉性能を持つ製品で構成されています。 このシーリング製品群は、多くの実績を持ち柔軟性を特長とする Roxtec モジュラー式貫通部シールの仕組みをもとにしています。重量という点でデザインを最適化し、次の点で優れた特長があります。
・施工時間の短さ
・安全性
・強度対重量比
・性能
外部からの侵入物を防止し、耐火性能を提供すると同時に、車両重量を削減しスペース効率を向上させることができます。 したがって、鉄道車両などモビリティ分野で求められるコスト効率の高い製造と長期的な運用信頼性を実現するには、このような高品質なシール製品が標準として最適です。
業界基準を満たす
Roxtec モビリティ貫通部シールは徹底的に試験されています。
・欧州鉄道規格 EN 45545-2 の HL3 に適合 (R22, R23)
・欧州鉄道規格 EN 45545-3 の分類 E30 に適合
・IEC 60529 規格の IP 66 に適合
・IEC 61373 規格の衝撃&振動耐性カテゴリー 2 に適合
シーリングモジュールは様々なケーブル、パイプ、電線管の外径に適応できる仕組みで、追加配線に使える予備スペースも確保できます。
Roxtec C LW および C LWK 貫通部
軽量型の Roxtec C LW は溶接で取付けるタイプです。 同じく軽量型の Roxtec C LWK は奥行きが長いタイプで、様々な床や車両の寸法に対応できます。 どちらのフレームもアルミニウム製で、EN 15085 CL 2/CP C3/CT3 規格に準拠して製造されています。
Roxtec C LH 貫通部
軽量型の Roxtec C LH 貫通部フレームは、壁、床、制御箱にボルトで取付けるタイプです。 アルミニウム製のフレームは、EN 15085 CL 2/CP C3/CT3 規格に準拠して製造されています。
Roxtec C RS SLO シール
丸型シール Roxtec C RS SLO は、制御箱、エンクロージャー、機器筐体を貫通するケーブルやパイプに最適です。 高い適応性を持つ Roxtec C RS シールと Roxtec C SLO スリーブで構成されており、軽量化に役立ちます。 シールは分解できるタイプで片側からのアクセスで取り付けできます。端末処理済みのケーブルをそのまま通すことも可能です。