ブレインパッド、「データ/AI活用が当たり前になる組織」への アップデートを実現する 新サービス 「BrainPad Data Talent Experience Service」を 2026年1月より提供開始
企業や人が無意識に持つ「元に戻ろうとする力」を乗り越え、 データ/AI活用組織の「コア」を創る。採用・育成から文化醸成までを伴走支援
株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 関口 朋宏、以下:ブレインパッド)は、企業のデータ/AI活用を担う人材の発掘・育成から、データ/AIが当たり前に活用されるための組織文化の醸成までを支援する新サービス「BrainPad Data Talent Experience Service(ブレインパッド・データタレント・エクスペリエンス サービス)」を、2026年1月より提供開始します。
本サービスは、従来の人材育成/研修サービスの提供やデータ分析の受託ではなく、ブレインパッド自身が創業来培ってきた「自律的なデータ/AI活用組織」の運営ノウハウそのものを顧客企業へ移植し、社員がデータ/AI活用を通じ、「データタレント」として「良質な体験」を生むための組織変革を支援するサービスです。

■ 提供背景:組織のデータ活用/AI導入の成功のカギは「技術」だけではなく「人と
組織」
2025年は「AIエージェント元年」とも呼ばれ、多くの企業で生成AIやデータ分析基盤の導入が進みました。しかし、多くの現場では「導入意義には総論として賛成」であっても、いざ実務となると「慣れ親しんだやり方」への固執から、結局元のプロセスに戻ってしまう「組織の慣性(元に戻ろうとする力)」が発生しており、これがDX停滞の大きな要因となっています。
従来の「ツールを導入する」というアプローチでは、この慣性を解消できません。成功のためには、企業における日々の活動自体をAI前提に再設計し、組織のOS(行動様式・文化)そのものに「組み込む」ことにより、構造的に不可逆にすることが不可欠です。
クライアント企業のリアルな悩み 3つの共通点
ブレインパッドは、データ活用のパイオニアとして2004年の創業以来、1,400社以上の変革支援と、延べ80,000名以上への人材育成を行ってきました。この経験・実績を通じて、多くの企業から以下の共通課題を寄せられています。
・具体性の欠如:DX組織やAI環境を作ったが、具体的に何をさせるべきかわからない
・手段の限定:人材育成の手段が“研修を受けさせる”ことに留まっている
・活動の孤立:一部の意欲ある社員が独自にAIを活用するだけで、組織全体に波及しない
成功のカギとなる新定義の人材「データタレント」
DX・AI導入を成功させるためには、組織全体の目指すべき姿が定義されていることが重要であり、その実践者をブレインパッドは「データタレント」と呼びます。データタレントとは、一部の専門スキルのある社員を指すのではなく、「ビジネスの現場でデータやAIを活用し、価値を生み出すすべての人材」を指します。特別な研修を受けた人だけでなく、新入社員からベテランまで、誰もがAIを当たり前とする環境を作ることこそが、企業や組織の新たな文化を育みます。
しかし、この実現には従来の「データ/AI活用研修」だけでは不十分であり、組織全体へのアプローチが必要です。

「データタレント」の階層別アクション
■ 新サービス「BrainPad Data Talent Experience Service」概要
ブレインパッドは、創業来培ってきた知見を形式知化し、組織全体を「データタレント」が活躍できる環境へと変革するために、従来の「研修サービス」の枠を超える本サービスを開発しました。
データサイエンティストやAI活用人材の「採用」支援から始まり、データやAIで具体的に何をするのかの「テーマ」を明確化したうえで進める「OJT・育成」、専門人材に適した「評価・キャリア形成」、そして自律的にデータ/AI活用が進む「文化醸成」まで、企業のフェーズに合わせた伴走支援を行います。
■ 新サービス「BrainPad Data Talent Experience Service」3つの特徴
1.「点」ではなく「線」で支援する、データタレントの体験価値向上
「研修」などの単発的な支援だけではなく、ブレインパッドが自社のデータタレント組織を構築・運営する中で培ってきたノウハウを基に、「採用した人材が育たない」「育成した人材が定着しない」「研修内容を何に使えば良いかわからない」等の課題を解消します。
2.テーマ探索・伴走支援を主軸にした「座学」を超えた「実践」への昇華
DX/分析テーマを顧客社員と共に創出する「テーマ探索ワークショップ」(*1)や、壁打ち・相談相手となる「伴走支援」を提供することで、「何を分析すれば良いかわからない」という状態から脱却し、研修で得た知識を即座にビジネス成果へと変換するプロセスを提供します。

ワークショップの実施風景(ブレインパッド社内にて)
3.「個人の意識」だけでなく「組織文化の醸成」への変革支援
特定の専門人材だけでなく、組織全体にAI/データ活用の熱意を伝播させるための「文化醸成」をメニュー化(勉強会・セミナー、コンペ、コミュニティ形成など)し、「息をするようにデータ/AIを使う」組織風土の構築をサポートします。
提供プログラム例
・ 人材発掘・採用支援:インターンシップ企画・実行支援、採用アトラクト支援、人材アセスメント
・実践型育成・伴走支援:レベル別研修、DX/分析テーマ探索プログラム、相談型プロジェクト伴走支援、ナレッジ活用支援
・組織開発・文化醸成:データ活用コミュニティの立ち上げ、分析コンペ/AI活用アイデアコンペ開催、セミナー・交流イベント開催
株式会社ブレインパッド 上席執行役員 鵜飼 武志 コメント

多くの日本企業がAIやデータ基盤への投資を行っていますが、それだけでは成功しないという現実に直面しています。AI/AIエージェントが進化し、開発や業務のスピードが劇的に向上するこれからの時代において、企業が真に向き合うべきは「人と組織文化」です。
ツールを導入するだけでなく、それを使いこなす人のリテラシー・体験価値・スポンサーシップを高め、自律的にデータ/AI活用が進む組織文化を創ることが、これからの企業の成長を支える力の源泉となります。
ブレインパッドは本サービスを通じて、2026年以降の日本企業において、一部の専門家だけでなく、「誰もが息を吸うようにデータ/AIが活用される組織」への変革を強力に推進してまいります。
株式会社ブレインパッド 代表取締役社長 CEO 関口 朋宏 コメント

当社は「息を吸うようにデータが活用される社会をつくる」をビジョンに掲げ、日本の社会やあらゆる企業をデータネイティブ・AIネイティブへ変革することを目指し、事業を展開しております。近年AIがより身近な存在になった実感があるものの、その変革の壁はツールやAIの利便性ではなく、それを受容する人材や組織風土であることが大半です。データやAIを使いこなすのはもはや特定の専門人材ではなく、すべての人々に求められる能力となった世界が目の前に迫っています。この新たなサービスの提供を通じて、当社は利便性の高い技術の提供やこれまでの教育サービスを超え、人や組織、風土という“企業の基盤 = OS(オペレーティングシステム)”の変革に本格的に取り組んでまいります。
(*1)「テーマ探索ワークショップ」は、株式会社インフォバーンと共同で開発したプログラムです。
https://www.brainpad.co.jp/news/2025/06/27/23453
ご参考情報
● 株式会社ブレインパッドについて https://www.brainpad.co.jp/
ブレインパッドは2004年創業の日本を代表するデータ/AI活用のリーディングカンパニーです。近年は「分析/コンサルティング/SI」「人材育成・教育」「SaaS」の三位一体のビジネスモデルを武器に、企業の内なるIT力を高める「データ活用の民主化と内製化支援」に注力しています。支援実績は金融・小売・メーカー・サービスなど幅広い業種を対象に1,400社を超え、データの力をビジネス創造と企業価値向上につなげるお手伝いをしています。
本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
上場市場:東京証券取引所 プライム市場(証券コード 3655)
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 CEO 関口 朋宏
資本金:597百万円(2025年6月30日現在)
従業員数:589名(連結、2025年6月30日現在)
事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクトサービス
お問い合わせ先
● 製品・サービスに関するお問い合わせ
株式会社ブレインパッド
e-mail:info@brainpad.co.jp
*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
以上
