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日本初・世界初の技術を届けるために──
最先端企業が語る広報のリアル


「事業の多様さ」がもたらす広報の悩みとは?
──御社は業種横断的に幅広く事業を展開されていますが、それゆえ、特定の業界に特化した企業とは異なる、
独特の広報業務の難しさがあるのではないでしょうか?
寺尾様: まさにおっしゃる通りでして、弊社はさまざまな業界にまたがって事業を展開しており、それが広報の難しさにつながっています。
具体的には、業界ごとに異なる専門メディアや、地方自治体との取り組みに伴う地方メディアとの関係づくりなど、メディアの幅がとても広いので、すべての業界・地域のメディアと直接やり取りするのは、どうしても難しいのが現実です。これは弊社ならではの悩みだと感じています。
限られた体制でも情報発信を止めないために
──そうした課題に対して、取り組んでいる工夫はありますか?
寺尾様:現在は私ともう1名の2名体制になっています。私たちが前任者から引き継いだ時点で、既にアットプレスを利用させていただいていたのですが、アットプレスを使うことで、多業種・多地域向けの配信課題をある程度解決できていると感じています。
新規性を大切にしたプレスリリースづくり
──御社は、毎月コンスタントにプレスリリースを配信されていますが、普段プレスリリース作成において、意識されていることはありますか?
寺尾様: 弊社は、AIを活用したDX推進など、社会全体の最新テクノロジーの動きをしっかりと捉えながら、常にその最先端を走っていきたいという思いがあります。そうした中で「唯一のサービス」や「日本初・世界初」といった先駆的な取り組みを打ち出していくことを意識しており、それが広報の軸にもなっています。プレスリリースにおいても、単なる情報発信ではなく、「これまでにない新しい価値をどう伝えるか」を重視しているので、構成や表現にも工夫を凝らし、新規性・独自性がきちんと伝わる内容づくりを大切にしています。
アットプレスとの付き合いは20年以上。定期的な振り返りで継続利用を判断
──弊社サービスとは2002年から長いお付き合いをいただいておりますが、当初のきっかけはご存じですか?
寺尾様: 当時の導入経緯までは私たちでも把握しきれていないのですが、ただ、「なぜアットプレスを使うのか」「どんなメリットがあるのか」といったように、立ち返って検討するということは定期的に行っています。その上で、自社の広報体制やスピード感、そして多業種・多地域にまたがる発信先との親和性を踏まえた結果、アットプレスが最も適しているという判断に至り、継続して利用しています。
自社だけでは届かない領域に──“反応”から実感する効果
──アットプレスをご利用いただく中で、実感している効果はありますか?
寺尾様: 正直、アットプレスを使うことが、今のプロモーション活動では前提になっている状況なので、比較が難しいのですが、それでも、ただWebサイトに情報を掲載するだけでは届かないメディアにもアプローチできている実感はあります。
また、定期的に発信している中で、反応してくださるメディアも定着してきており、そこからさらに関係構築に発展するケースも出てきています。自力では最初の接点を作るのがなにより難しいので、非常にありがたいですね。
限られた体制で最大限の広報効果を
──ちなみに、全ての広報業務を2名で担当されていらっしゃるのでしょうか?
寺尾様: 広報がカバーする範囲はプロジェクトによって異なりますが、たとえば広告出稿のような施策は各事業部で担当していて、我々が注力しているのは主にメディア対応や情報発信の部分です。イベント開催の際にメディアをお招きしたり、記者対応を行ったりといった、現場的な部分も担当していますが、全プロダクトのPRに関わるのはさすがに難しいのが実情です。
──すると、いかに効率的に業務を回すかというのが求められてきますよね。
寺尾様: はい。ですので、弊社も例に漏れず、社内で生成AIの活用が進んでいます。外部接続されないLLM(大規模言語モデル)環境も整っていて、プレスリリースの作成に活用しています。
──AIの力をうまく活用されているんですね。とはいえ、リリースの配信先選びも手間がかかる部分ではないかと思いますがいかがですか?
寺尾様: そうですね。正直その部分の負担は“ほぼない”です。もちろん、記者クラブなどは自分たちでメディアを調べて直接コンタクトを取っていますが、それ以外のあらゆる媒体を自分たちで調査するにはやはり時間も工数もかかりますし、効果も読みにくいです。
たとえば、懇意にしていただいている佐賀県さんや、農業関連で継続的にお付き合いのあるメディアなどとは、直接お声がけできる関係性も築けています。ただ、それをすべての業界・自治体でやるのは難しいですし、ましてや大手のビジネスメディアなどになると、こちらから単独でアプローチするのはなかなかハードルが高いので、アットプレスにメディア選定をお願いできて、本当に助かっています。
弊社では週に1本ペースでプレスリリースを発信しているので、限られた人数で1本にかけられる時間は多くないです。ただ、外部に向けて公式に発表する以上、一定の品質を担保しなくてはいけないということに加えて、各業界や自治体ごとに内容を調整しながら進めていくということを、今の体制で行おうとすると現実的に難しいのが実情です。そこを、アットプレスの校正サポートやメディア選定といった部分に助けてもらいながら、効率的にリリースを出せていると感じています。
変わらない使命──価値ある情報を絶えず発信し続ける
──では、今後の御社の広報活動の展開について、お聞かせいただけますか?
寺尾様: まずは、現在のリリース件数とスピード感を維持しつつ、社会やユーザーにとって有益な情報を発信し続けていきたいと思っています。また、PRよりも上流の話にはなりますが、弊社は常に新しいサービスを創出し続ける会社です。だからこそ、広報としては「その新しいサービスの情報を、必要としている人に、正しく届ける」ことが、私たちの広報活動において非常に重要だと考えています。