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広告運営の効率化と情報更新のバランスを取る難しさ
──御社は、乗換案内や地域情報サービスを中心に多岐にわたる事業を展開されていますが、難しさを感じている点や、お悩みがあれば教えていただけますか?
山田様:広告事業を運営するにあたって、技術が日進月歩で進んでいるので、最新の情報をどうキャッチアップするかという点で非常に苦労しています。情報源が多岐にわたるため、全部を追いかけるのが難しく、協力会社のサポートを受けながらなんとかキャッチアップしているという状況です。
それに伴って、それらの新しいテクニカルな部分を実際の運用に乗せていくことも大変で、担当者が実務を行っているのですが、業務内容が変わったり、より効果的な運営方法に変更されたりすることが多いので、定常的な運営を維持するのが本当に難しいなと感じています。
あとは、やはり情報の鮮度を保つのが非常に難しく、担当者が一生懸命取り組んでくれているものの、新しい情報をいち早くキャッチアップするための労力が非常に大きく、それが平準化できない点も課題ですね。どうしても業務が特定の担当者に集中し、その人に業務が密接に結びついてしまうため、例えばキャリアアップのためのポジションチェンジがあった際に、担当者がその業務から外れられないという状況が生まれてしまいます。我々のような規模の会社では、どうしても業務が属人化してしまうところがあるので、非常に難しく思っています。
──情報のキャッチアップや業務の属人化に課題を感じていらっしゃるということですが、それに対して具体的にどのような解決策や工夫をされていますか?
山田様:やはり自社だけで運営するのは、サイトの規模や業務の複雑さを考えると難しいので、そういったところのノウハウはもちろん、協力会社さんにサポートしていただいて運営を進めています。
また、社内でも自発的に情報をキャッチアップしてくれる前向きなスタッフが多いので、その部分に頼りすぎてしまっている部分もあるのですが、そういうところに助けられているなと。
SEOと読みやすさのバランスを意識したニュース発信の工夫
──では、御社が発信する情報について、公式なお知らせだけでなくコラム的な記事も多く発信されていますが、ニュース発信のテイストに応じて意識していることや、苦労されている点があれば教えてください。
山田様:プレスリリースについては、比較的自分が作成することが多いのですが、最も意識しているのは、検索に引っかかるようにすることです。SEO(検索エンジン最適化)を意識してキーワードを重要視しています。あとは、できるだけ読み手にわかりやすいように言葉を選んで書くよう心掛けています。
具体的には、文字だけでなく、イラストを使って視覚的に伝わりやすくすることも意識しながら、説明もしっかりする。このバランスが非常に難しいところで、その点は気にして作成しています。
また、最近ではコーポレートサイトに掲出するだけでなく、色々なものを活用して情報を拡散していくというところを意識して、プレスリリースを配信しています。
──記事を発信する際は、プレスリリース作成とは異なる難しさがあるかと思いますが、前田様は何か意識していることはありますか?
前田様:記事の場合は、SEO対策が必要になるので、そこを意識して作成することが一番難しいですね。
御社のようなプラットフォームに配信する際には、読みやすい記事とSEOにとって効果的な記事が必ずしも一致しないと思うので、その辺の兼ね合いを意識して作成する難しさもあります。
配信力・拡散力の強化を求めて
──2023年からスマート配信プラン(旧NEWSCAST)をご利用いただいていますが、当社サービスをどのようなきっかけでお知りになりましたか?
山田様:RMP構想(Regional marketing platform)を進めていく中で、我々が持っているメディアを活用して、プロモーションを打ってもらうことをコンセプトにしていたのですが、どうしても我々のメディアだけでは、配信力や拡散力が限定的になってしまうというところで、情報をさらに拡散できる方法はないか模索していたことがきっかけです。
その中で、色々な会社を調査した結果、御社のサービスがヒットしました。特に配信のしやすさや、御社が提供するSNSを活用した配信、AIを活用して配信の調整を行うといった機能が、我々が進めようとしているコンセプトにあいそうだなと判断して、導入が決まりました。
──では、実際ご利用いただいて率直な感想はいかがでしょうか?
山田様:非常に色々なメディアに露出できるという観点では、すごく重宝させていただいていると思っています。今後も我々のサービスの1つとして、記事作成や配信を続けていきたいので、継続して活用していければと思っています。
前田様:掲載したメディアの広告換算値が見える点ですね。また、配信時に選べるメディアが多く、ジャンルごとに整理されているので、選択もしやすいと感じています。
あと、最近いいなと思っていたのが、Xの広告配信(オートプロモート機能)です。これまであまり活用していなかったのですが、実際に使ってみたところ、インプレッション数が伸びていて、SNSでの拡散力の強さを実感しました。
地域貢献と専門性を軸にしたブランドの差別化
──最後に、今後御社のブランド価値をどのように高めていきたいとお考えでしょうか?具体的な展望があれば是非お聞かせください。
山田様:我々がこれまで培ってきた事業資産の中で、最も有効に活用できるのがメディア(ekitan.com)ですので、メディアを活用したプロモーションをソリューションとして提供していきたいと考えています。例えば、自治体と連携して観光資源を盛り上げる仕組みや、地域の交通環境を改善するプロジェクトに参画させてもらっているので、そこに対して認知拡大を図ることが、我々のサービスの差別化になると考えています。
また、単なるプロモーション提供にとどまらず、認知から決済までワンストップで提供できるサービスとして位置づけていきたいと思っています。特に、自治体を含め専門性を求められる場面で、我々の存在価値があると思っていますので、そこを差別化ポイントとして、今後更に成長させていきたいです。その中で、御社のサービスが、我々の取り組みの根幹となる仕組みだと考えています。