プレスリリース
IPG Automotiveとb-plus automotive、ADAS/自動運転の妥当性検証で戦略的パートナーシップを締結
実車データとバーチャルテストを統合した包括的なテスト・検証環境を実現
2025年12月3日、カールスルーエ/デッゲンドルフ-IPG Automotiveとb-plus automotive GmbHは、戦略的パートナーシップの開始を発表しました。本協業により、先進運転支援システム(ADAS)および自動運転(AD)の開発、テスト、妥当性検証のためのシームレスなツールチェーンを構築します。両社は、ハードウェアおよびソフトウェアの専門知識を結集し、自動車OEM、サプライヤ、エンジニアリングサービスプロバイダのお客様に対し、単一のソースから包括的なソリューションを提供します。
自動車業界は、複雑なASAD/AD機能の信頼性の高い開発と検証という課題に直面しています。これには、実車データとバーチャルテストをシームレスに連携させた継続的なプロセスが必要です。IPG Automotiveとb-plus automotiveは、このニーズに対応するため戦略的パートナーシップを締結しました。
両社は相互に補完する強みを有しています。IPG Automotiveはバーチャル・テスト・ドライビングの業界リーダーとして、MILからSIL、HIL、VILに至るすべての開発段階において、シナリオベースのテストを実現するオープンシミュレーションプラットフォーム「CarMaker」を提供します。b-plus automotiveは、実車データの収集から処理、品質保証に至るまでの包括的なソリューションを展開しており、センサデータリプレイシステム「CONiX HiL」、モジュール型データロガー「LOGifyer」、クラウドベースのテストフリート管理プラットフォーム「CONiX.tfs」など、強力なハードウェアおよびソフトウェアを備えています。
b-plus automotive GmbHのCEOであるMarius Reuther氏は次のように述べています。「このパートナーシップにより、実車データの収集とバーチャル検証を強固に連携させることができます。当社のハードウェアとデータに関する専門知識は、IPG Automotiveのシミュレーションとテストに関する専門知識を完全に補完します。」
業界をリードする統合プラットフォームにより、IPG Automotiveとb-plus automotiveはADAS/AD機能のシームレスな妥当性検証における新しい業界標準を確立します。エンドツーエンドのツールチェーンは、車両からの正確なデータ収集、インテリジェントなデータ処理とアノテーション、バーチャルテスト環境への統合まで、開発プロセス全体をカバーします。このオープンでモジュール式のプラットフォームにより、お客様は単一のソースから完全なソリューションを得られるだけでなく、業界を代表する2つの企業の統合された知識を直接活用することができます。
「当社のオープンシミュレーションプラットフォームCarMakerとb-plusの高性能ソリューションの組み合わせにより、お客様はデータ収集から検証まで、包括的なテスト環境を得ることができます。」とIPG AutomotiveのPresident & CEOであるSteffen Schmidtは述べています。

※本リリースは、IPG Automotiveが発表した英語版プレスリリースを日本国内向けに抄訳したものです。
【IPG Automotiveについて】
IPG Automotiveはバーチャル・テスト・ドライビング技術の世界的なリーダーとして、車両開発のための革新的なシミュレーションソリューションを開発しています。シームレスなテストを実現するソフトウェアとハードウェア製品は、Proof-of-Conceptから検証、リリースまですべての開発プロセス全体を通じて活用できます。IPG Automotiveのバーチャルプロトタイピング技術は、自動車システムズエンジニアリングアプローチを促進し、すべてのエンジニアがバーチャル車両全体で新しいシステムの開発、テスト、検証を行うことができます。
IPG Automotive株式会社 (IPG Automotive K.K.)は、ドイツIPG Automotive GmbHの日本法人です。初の海外拠点として2014年に設立され、日本での自動車開発用シミュレーション・ソフトウェアの販売とそれに関連するエンジニアリングのサポートを行っています。
詳細はをご確認ください。https://www.ipg-automotive.com/jp