プレスリリース
英・ヒースロー空港、デジタル変革への挑戦を加速中
ターナー&タウンゼントのデジタル統合PMOで新たな価値創出へ
ターナー&タウンゼントは、60 か国以上にわたり建設業界に特化したソリューションを提供し、グローバルに事業を展開しています。インフラ領域の中でも空港事業において高い実績を有しており、英国ロンドンの玄関口であるヒースロー空港もその代表例です。2019年、ヒースロー空港は、数十億ポンド規模に及ぶ資本投資プログラムを高度に管理するため、統合デジタルソリューションの開発をターナー&タウンゼントに委託しました。
現在、この画期的なプロジェクトは、英国最大の空港における投資管理の効率化と透明性向上に大きく貢献しており、その取り組みは現在も進展を続けています。

急速に進化する環境に対応するためのPMO(プロジェクト マネージメント オフィス)再構築
激動する事業環境の中で、ヒースロー空港は自社の大規模な資本投資計画が従来型のプロジェクト マネージメント オフィス(PMO)では対応しきれない規模と複雑性に達していることを数年前から認識していました。
数百件に及ぶ進行中プロジェクトを効果的に管理するためには、パフォーマンス向上、投資成果の確実性向上、そしてリソース効率の最大化を可能にする、迅速・正確・統合されたデータが不可欠でした。こうしたニーズに応えるため、ターナー&タウンゼントはヒースロー空港のPMO機能を抜本的に再構築し、効率性、ユーザー体験、統合性、自動化のあらゆる面で能力を強化する取り組みを開始しました。
まず、重要な研究開発(R&D)フェーズにて詳細な要件定義を実施したのち、わずか6か月という短期間で「PMO as a Platform(PMOaaP)」を構築。このプラットフォームは2021年7月より稼働を開始し、空港の投資管理プロセスにおける中心的な役割を果たしています。
その後の2年間、ターナー&タウンゼントはPMOaaPの空港全体への展開に注力し、現在もサプライチェーンおよび外部ステークホルダーとの統合を進めています。
現在、300名のターナー&タウンゼントのチームメンバーがヒースロー空港に常駐し、同空港のプロジェクトチームと緊密に連携しながら、PMO機能の適用範囲と能力拡大を継続的に推進しています。
単一プラットフォームによるソリューション提供
ヒースロー空港は現在、拡張性が高く、自動化され、安全性・正確性に優れ、かつ使いやすい統合型デジタルポートフォリオ管理ソリューションの恩恵を受けています。この「PMO as a Platform(PMOaaP)」の導入により、経営陣は資本プロジェクト全体を横断する前例のない可視性とインサイトを得られるようになり、レポート作成にかかる時間や関連コストの削減、さらには効率とパフォーマンスの大幅な向上を実現しています。
主な成果は以下のとおりです:
・期末のコスト管理レポートおよびその他の財務レポート作成に要する時間を 25%削減
・プロジェクトコントロールチームの業務の 40%がデータ加工からデータ分析へシフト
・時間のかかる手作業によるレポーティングを、単一のマネジメント情報ハブによる自動化へ移行
・組織全体での リスク管理プロセスが飛躍的に高度化
プロジェクトの成果:創出された価値の証明
資本事業ポートフォリオを正確にモニタリングし管理できるようになったことで、ヒースロー空港はステークホルダーに対し、これまで以上に明確かつ効果的に価値を示すことが可能になりました。期間末のレポート作成時間を大幅に短縮し、規制要件への対応力も強化されています。
さらに、この取り組みはヒースロー空港のパフォーマンスを変革しただけでなく、空港業界全体にも影響を及ぼしています。複雑かつ多面的な航空ハブ向けに開発された本ソリューションは、プログラムおよびポートフォリオ管理のあり方そのものを再定義するものであり、他の業界にも展開可能な高い汎用性と適用性を備えています。
Heathrow Airports Limited のキャピタルPMO責任者である Ben Jones 氏は次のように述べています。
「ターナー&タウンゼント のチームは、ヒースロー空港のプロセスだけでなく、業界のベストプラクティスについても深く理解していることを示しました。これら二つを融合させたことが、ヒースロー空港にとって最適なツールを手にすることを可能にしました。」