プレスリリース
精神科と心療内科の違いとは
どこに相談すべきか迷ったときの考え方

「精神科と心療内科、どちらを受診すればよいのか分からない」
このような迷いを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
名前が似ていることもあり、違いが分かりにくいと感じられることも少なくありません。
一方で、それぞれに特徴や役割の違いがあると考えられています。
ここでは、基本的な考え方を整理しながら、迷ったときの参考になる視点をご紹介します。
■精神科と心療内科、それぞれの役割

一般的に、精神科は「こころの不調」を中心に、
心療内科は「こころと体の両面に関わる不調」を扱うことが多いとされています。
精神科では、「気分の落ち込み」「強い不安感」「意欲の低下」「不眠」
といった、主にこころの状態の変化に関する相談が行われることが多いと考えられています。
一方、心療内科では、「ストレスに関連して現れる身体症状(頭痛、胃の不調、動悸など)」
「体の症状と心理的要因の関係が疑われる状態」などについて、
心身両面からの評価が行われることがあります。
ただし、実際の診療では両者の領域が重なる部分も多く、
明確に分けられないケースも少なくないとされています。
■どんな症状ならどちらに行くべきか
受診先を考える際の一つの目安として、次のような視点が参考になる場合があります。
・気分の落ち込みや不安感、不眠など「こころの変化」が中心と感じられる場合
→精神科での相談が選択肢となる場合があります
・頭痛や胃の不調、動悸など「体の症状」が気になるものの、検査では大きな異常が見つからない場合
→心療内科での相談が検討されることがあります
ただし、どちらを選んでも対応可能なケースも多く、
最初の受診先が大きな問題になるとは限らないと考えられています。
必要に応じて、適切な診療科へ紹介されることもあります。
■よくある誤解
精神科や心療内科に対しては、次のようなイメージを持たれることがあります。
・「重い症状の人が行く場所」
・「特別な人が受診するところ」
・「行くと戻れなくなるのではないか」
こうしたイメージから、受診をためらう方もいらっしゃいます。
一方で、実際には、比較的軽い不調や初期の段階で相談されるケースも多くみられるとされています。
また、通院の頻度や治療内容は個々の状態に応じて調整されることが一般的と考えられています。
■迷ったときのシンプルな考え方
「どちらに行くべきか分からない」と感じたときには、
次のようにシンプルに考えてみる方法もあります。
・まずは“相談しやすいと感じる方”を選ぶ
・通いやすい場所や予約の取りやすさを重視する
・現在感じている症状をそのまま伝える
重要なのは、「正しい科を選ぶこと」よりも、
「一度相談してみること」と考えられる場合もあります。
その一歩が、心身の状態を整えるきっかけになる可能性があります。
■医療機関プロフィール

医療法人大壮会 久喜すずのき病院
埼玉県久喜市にある精神科・心療内科の専門医療機関。
うつ病や不安障害、認知症など幅広い心の不調に対応し、
患者一人ひとりに寄り添った医療を提供しています。
外来診療に加え、デイケアやリハビリテーションなど継続的な支援体制も整え、
地域に根ざした医療に取り組んでいます。
▶ 公式サイト:https://suzunoki.net/
▶電話番号:0480-23-654