報道関係者各位
    プレスリリース
    2016年3月10日 12:00
    株式会社博報堂アイ・スタジオ

    博報堂アイ・スタジオのデジタルクリエイティブラボ HACKistが 世界的なクリエイティブ・ビジネスの祭典 「SXSW(サウスバイサウスウェスト) Trade Show 2016」にブースを出展!

    ~様々なニーズや課題に合わせ最適な形へ変化させる概念 「Metamorphic Prototyping」をもとに開発した 6つのIoTプロトタイプを展示~

     株式会社博報堂アイ・スタジオ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平林 誠一)のデジタルクリエイティブラボラトリー HACKistは、3月13日から16日までアメリカ テキサス州で行われる大規模なクリエイティブとビジネスの祭典「SXSW(サウスバイサウスウェスト) Trade Show 2016」にブース出展いたします。今回展示する作品は、様々なニーズや課題に合わせ、プロトタイプを最適な形へ変化させ新しい作品を生み出す「Metamorphic Prototyping(メタモルフィック プロトタイピング)」の概念をもとに開発したIoTプロトタイプです。  生活の中に潜むあらゆる現象や社会が抱える課題をテクノロジーで変化させていくことをテーマに、五感に作用するプロトタイプの企画・制作を行っているHACKistは、オリジナル基盤やセンサーを組み合わせたデバイス製作、それと連動するアプリの開発、WebGLやopenFrameworks、UNITYといったビジュアルコーディングを駆使することで、新しい広告モデルの製作やイベント演出、プロダクト開発など、活動の領域を広げてきました。  IoTの普及とともに、日本でもSXSWの注目度が高まる中、HACKistは、Metamorphic Prototypingの概念をもとに制作したプロトタイプを、まだ日本企業の出展が少なかった2014年から過去2回、SXSW Trade Showに出展し、世界中から集まるメディアや来場者に高い評価を得ています。3回目の出展となる今回は、クラウドファンディングや世界中の最先端企業と共にビジネス化を視野に研究の幅を広げて、6点のIoTプロトタイプ作品を出展いたします。 【SXSW Trade Show 2016詳細】 イベント名:SXSW Trade Show 2016 開催場所 :アメリカ テキサス州 Austin Convention Center 運営会社 :SXSW社 期日   :3月13日(日)~3月16日(水) 【HACKist出展ブース情報】 ブース番号:HACKist / Hakuhodo i-studio:1825、1827、1829 【HACKist出展プロトタイプ一覧】 1.Dig-Log <除雪問題×ゲーミフィケーション>  高齢化や技術伝承など、豪雪地帯における除雪問題が深刻化する昨今、「Dig-Log」は、シャベルにのせた雪の重さとカロリー量を算出するIoTデバイスで、雪かきをゲーミフィケーションのテクニックで楽しみながら継続する活動に変えていくIoTシャベルプロジェクトです。※ 博報堂スダラボ、長岡技術科学大学・工学部の上村 靖司 教授(日本氷雪学会・評議員)との共同開発。 https://www.atpress.ne.jp/releases/94028/img_94028_1.png https://www.atpress.ne.jp/releases/94028/img_94028_2.png 2.TREK TRACK <山岳事故×データトラッキング×エネルギー技術>  アウトドアブームと比例して山岳遭難事故が増加しています。「TREK TRACK」は、ビーコンを使用した無線通信により、携帯の電波が届かない場所でも登山者の位置を把握することで、雪山の遭難を未然に防ぐIoTプロジェクトです。 https://www.atpress.ne.jp/releases/94028/img_94028_3.png 3.INUPATHY <ペットとのコミュニケーション×データ解析>  犬の心拍データから感情を割り出し可視化する、世界初の愛犬のためのウェアラブル共感デバイス。HRVシステム(心拍変動解析)で愛犬のメンタルを中心とした健康管理を可能にし、ペットと人との新しい関係構築をサポートします。  HACKistは、イヌパシー社及び博報堂と連携してプロジェクトデザイン(※)を進め、Indiegogoにてクラウドファンディングを実施する予定です。 ※ デバイスデザインはexiii Inc.が行っています。 https://www.atpress.ne.jp/releases/94028/img_94028_4.png https://www.atpress.ne.jp/releases/94028/img_94028_5.png https://www.atpress.ne.jp/releases/94028/img_94028_6.png 4.POSTIE <手紙×メッセンジャーアプリ>  スマートフォンに書いた手書きのメッセージをそのまま手紙として親しい人に届けられるIoTデバイス。 https://www.atpress.ne.jp/releases/94028/img_94028_7.png https://www.atpress.ne.jp/releases/94028/img_94028_8.png 5.HELLO WORLD! <物体認識×コミュニケーション>  機械学習と物体認識の技術を応用したデバイス。テーブルの上にものを置くと、その形状を自動的に判別し、そのもの自体が自己紹介したり、クイズを出したりなど、ものに言葉と感情を付加するディスプレイ。店頭の商品ディスプレイや子供への教育ツールなど、幅広いアプローチを目指すプロトタイプ作品。 https://www.atpress.ne.jp/releases/94028/img_94028_9.jpg 6.PLAN-NET <スケジュール管理×リアルタイム・ビジュアライジング>  自分のスケジュールをビジュアライズしてアート体験に変える卓上時計。 Google Calendarと連動し、1日のスケジュールを宇宙浮遊するようなビジュアルに変化させるプロトタイプ作品。 https://www.atpress.ne.jp/releases/94028/img_94028_10.jpg 【HACKist出展作品紹介サイト】 URL: http://hackist.jp/SXSW2016 ■出展プロトタイプのご紹介 ●Dig-Log  重労働である雪かきを誰もがやりたくなる活動に変える、ゲーミフィケーションIoT。  日本は世界で最も降雪量の多い国の一つです。冬のシーズンは国土の3分の1を雪が占め、降雪量の多い地域では雪を掻かないと家や車が雪の重さで潰れてしまいます。  日本の北方に住む人々にとって、毎日続く雪かきは非常につらく、苦しい義務。特に老人や介護が必要な人が多い地域ではなおさらです。  Dig-Logはそのような雪かき労働をスポーツに変え、自発的な雪かき行為を促していく、世界初の雪かき専用IoTデバイスとして博報堂の「スダラボ」と共同開発されました。  使い方はシンプル。普段使っている雪かきスコップにデバイスを取り付け、専用のスマートフォンアプリと接続するだけ。これだけで、雪の重さと消費カロリーが計測できます。活動量が可視化されることで、フィットネスへの応用や、友達と活動量を競うこともできます。また、位置情報や活動時間も全て記録。リアルな場所と連動した陣取りゲームにも活用することができます。これにより、雪かきができず、困っている人の敷地の雪をゲームの延長で競って雪かきしていく、新時代の地域支援をつくっていきます。  Dig-Logプロジェクトはスコップをはじめとした道具・工具の運動量を見える化し、エンターテイメント化することで人の自発的な行動を喚起するIoT施策です。これは、災害ボランティア活動への新しい参加者増大をはじめとした、今までにない行動を生み出していく可能性を大いに秘めています。 MOVIE: https://youtu.be/6iwd3smmkgg ●TREK TRACK  登山者に自由を。その家族に安心を。  近年の登山ブームと比例して、山岳遭難者は増え続けています。その状況を打開するために私たちは、電波の届かない山中でも登山者のデータをオンライン環境に伝達し、遭難者の早期発見・救助をスムーズに行うことを可能にするシステムを開発しました。それが、TREK TRACKです。  スマートフォンと、山中に等間隔で配置されたTREK TRACK専用の無線ステーションを使い、独自のメッシュネットワークを構築。すれ違う登山者同士で情報を補完し、登山者の誰か1人がオンライン環境に入ると、蓄積したデータをTREK TRACKサーバにアップロード。誰が、いつ、どこにいるのか、という登山者の状況を可視化します。  山中での電源確保には、ソーラーパネルに加え専門の研究機関と共同開発したメタノール発電機を用意し、無線ステーション自体のみならず、登山者が持つモバイル端末への給電をも可能にします。  さらに、ネットワークを介して気象や災害などの予測情報を受信し、有事の際にいち早く登山者に知らせます。  TREK TRACKは、登山をより楽しく安全なものに変え、登山者とその家族に安心を提供します。 URL : http://trektrack.jp/ MOVIE: https://www.youtube.com/watch?v=3EOT-1P7DZ4&feature=youtu.be ●INUPATHY  心拍変動分析をもとにした世界初の愛犬の気持ちを可視化するデバイス「INUPATHY」 <2016年3月上旬よりIndiegogoにてクラウドファンディング開始予定(※)>  INUPATHYは、装着するだけで愛犬のキモチがわかります。うれしい時、ドキドキしている時、リラックスしている時、色と光り方で教えてくれます。  今まで想像するだけだった愛犬のキモチが、リアルにわかることで愛犬との絆が深まり、あなたのドッグライフが断然豊かなものに変化します。  INUPATHYは2つのことを叶えます。1つは愛犬の気持ちが見えることで人とペットの距離が近づき、最適で最良の関係を築くこと。もう1つはHRVシステム(心拍変動解析)で愛犬の健康管理の一助となること。  愛犬の感情データはINUPATHY Cloudに蓄積され、専用のスマートフォンアプリで愛犬のメンタルコンディション管理を行い、いつでも確認することができます。また、愛犬と人の関係を向上させるための、最適な遊びの提案まで行ってくれます。  さぁ、世界初の愛犬のための共感デバイス「INUPATHY」で、愛犬との新しい関係、はじめませんか。 ※ HACKistは、イヌパシー社及び博報堂と連携してプロジェクトデザインを進め、デバイスデザインはexill Inc.が行っています。 ●POSTIE  いつでもどこからでも送れるシンプルなメッセージに、最高の価値を。  POSTIEは、遠くに住んでいる友人や家族に、あなたが書いた手書きのメッセージを届けることができるデバイスです。  POSTIEは、従来の郵便システムよりも早く手書きのメッセージやスタンプ、写真を送ることができます。  使い方は簡単。あなたが使わなくなったスマートフォンや古いスマートフォンを活用してPOSTIEの専用アプリをインストールし、POSTIEのスタンドに設置するだけです。デバイスとスマートフォンがBluetoothでつながると、友人や家族からのメッセージを受け取ることができます。あなたのスマートフォンが、手紙を届ける郵便屋さんに変わるのです。  POSTIEでメッセージを送るには、あなたのスマートフォンにPOSTIEの専用アプリをインストールする必要があります。インストールすると、いつでもどこでも、あなたが思うままに、あなただけのメッセージを他のPOSTIEに送ることができます。  FacebookやTwitterのような簡単で便利なメッセージアプリやSNSが流行っていますが、オンラインやオフライン、様々な手段を使ってメッセージを送ることに意味があります。  POSTIEは、いつでも、どこにいてもあなたの想いがこもった手書きのメッセージを紙で届けることができるのです。 URL : http://postie.tokyo/en/ MOVIE: https://www.youtube.com/watch?v=mjndnLwG8lM ●HELLO WORLD!  全てのモノに魂を。全てのモノと会話を。  自分の持っているモノが突然、おしゃべりを始めたとしたら…。  そんな空想を子供の頃にしたことはありませんか?HELLO WORLD!は、そんな子供の頃に描いた空想のような体験ができる、「モノに魂が宿る不思議なテーブル」です。  テーブルの上にモノを置くと、モノに魂が宿り、モノ自身のことを教えてくれたり、人間のことについて質問してきたり、人間に見えるよう映像+音声で表現してくれます。  あなたが持っているモノは、どんなことを考えていて、どんな話をしてくれるのか。HELLO WORLD!で、あなたの大切なモノとお喋りしてみませんか? MOVIE: https://www.youtube.com/watch?v=CSl9f5ev-hw ●PLAN-NET  あなたのスケジュールがつくり出す、卓上の美しき世界  PLAN-NETはあなたのスケジュールを、ずっと眺めていたくなる魅力的な世界に変化させる置き時計。Google Calendarと同期し、自分やチームのスケジュールを読み込むだけでセット完了。あとは独自のPLAN-NET algorithmが、全てのタスクを魅力的なGenerative Artへと再生させます。まるで時間が原子のように。集まるタスクが惑星や銀河のように。  過ぎ去った時間も、これからやってくる未来も全て、想像もつかないあなただけの創造的なアートに変わります。  淡々と時間を刻むだけだったこれまでの時計を、全てのスケジュールを理解し、直感的に伝えてくれるパートナーへ。PLAN-NETは日々の時間体験を一変させる可能性を秘めた、時計の再発明に繋がるプロダクトです。 MOVIE: https://youtu.be/mbUnMbE35JI ■イヌパシー社について ━━ 会社概要 ━━ 【社名】   株式会社イヌパシー 【所在地】  〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地        富士ソフト秋葉原ビル12階 【代表者】  最高経営責任者 山口 譲二 【設立年月】 2015年2月 ■exiiiについて ━━ 会社概要 ━━ 【社名】   イクシー株式会社(exiii Inc.) 【所在地】  〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3        富士ソフト秋葉原ビル 12F room 118 【代表者】  代表取締役 近藤 玄大 【設立年月】 2014年10月 ■スダラボについて  「スダラボ」とは、デジタル領域・ダイレクト領域などに強みを持つ博報堂の社内クリエイターが中心となり、次世代型クリエイティブを開発するラボ。2014年3月より活動開始。スダラボが青森県田舎館村と共同で開発した「ネイチャーバーコード(ライスコード)」は、「カンヌクリエイティビティフェスティバル」をはじめアメリカ、ヨーロッパ、アジア各国の海外賞を受賞しています。 ■HACKistについて  HACKistとは、博報堂アイ・スタジオのクリエイターとエンジニアの有志からなるクリエイティブラボラトリーで、アートとテクノロジー、コミュニケーションのアイディアを融合させることにより、日常生活に新しい価値を創造するプロトタイプを作り、ソリューションとして提供しています。 ■博報堂アイ・スタジオ について  株式会社博報堂アイ・スタジオは、クライアント企業のWebサイト、プロモーションサイト、キャンペーンサイトの企画制作とそのコンサルティング、それに伴うシステム開発、公開後のPDCAマネジメントから多言語対応まで、一貫したトータルサポートを高クオリティでご提供しています。さらに、中国やASEAN諸国のクライアント企業へのサポートも同様に行っています。  また、近年普及がめざましいスマートデバイス向けのサービス開発やアプリ制作をはじめ、ネット動画マーケティング、SNS、O2O、クラウドサービスといった領域でのソリューション提供にも積極的に取り組んでいます。 ━━ 会社概要 ━━ 【社名】    株式会社博報堂アイ・スタジオ 【所在地】   〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目10番1号         有楽町ビルヂング5階 【URL】    http://www.i-studio.co.jp/ 【広報Fb】   https://www.facebook.com/hakuhodoistudio.pr 【代表者】   代表取締役社長 平林 誠一 【設立年月】  2000年6月 【資本金】   2億6,000万円 【事業内容】  インタラクティブ・クリエイティブ業務、         システム開発業務、CRM業務