プレスリリース
退職率44%→9.1%改善の「転職定着マイスター」川野智己氏初の著書 『転職に向いてない人がそれでも転職に成功する思考法』(東洋経済新報社)10月15日発売
ミスマッチ退職急増の時代、転職の成否を決める“転職適性”に光を当てた指南書
アップルシード・エージェンシー契約作家、川野智己氏初の著書『転職に向いてない人がそれでも転職に成功する思考法』(東洋経済新報社)が、2025年10月15日に発売されます。
日本の転職市場は活発化し、年間約300万人が転職する時代となっています。一方で、短期間で何度も転職を繰り返す“ジョブホッパー”が増えるなど、早期離職の連鎖も深刻化しています。転職には「適性」があり、それは「実力」とは無関係です。知識やスキルは申し分ないはずなのに、なぜか転職がうまくいかず、早期離職を繰り返す原因が、知識やスキルといった「仕事の実力」とは別の、目に見えない資質――「転職適性」にあることを説きあかした初の本です。
著者の川野氏は伊藤忠商事グループや、大手人材紹介会社で教育研修責任者としてのキャリアから、早期離職防止策を開発。転職者2000人を支援し、ミスマッチ退職率を「44%から9.1%」に飛躍的に低下させ、定着率を上げることから「転職定着マイスター」として、人材側・企業側の両方の視点から問題を解決できる専門家として活動しています。
本書では、川野氏が「転職に向いていない人」の特徴について具体例を挙げて提示し、「こんなはずじゃなかった」をなくし「自分らしくいられる職場」を見つける、転職成功のための思考法・実践法を「転職適性」として体系的に解説。「適性チェックリスト」と具体事例で、転職がうまくいかない、転職を成功させたいすべての人に向けた実践的な内容となっています。
<参考>
*厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」よりhttps://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/25-2/dl/gaikyou.pdf
*厚生労働省「職業人生の長期化・多様な働き方が広がる中での人材開発・キャリア形成(ミドル世代以降、若年層について)」より
https://www.mhlw.go.jp/content/11801000/001478801.pdf
本書の特徴
■スキルや資格では測れない「転職適性」という落とし穴を解説
人材紹介の現場で「経歴もスキルも十分なのに、転職後すぐ辞めてしまう人」を数えきれないほど目にしてきた川野氏は、転職の成否を分ける 「転職適性」を下記のように定義しています。
転職適性とは、単なるスキルや資格ではなく、
自己評価の正確さ、自分軸の明確さ、他者との関係構築力、プレッシャー耐性
といった、目に見えない資質の総称です。これらが不足していると、たとえ優秀なキャリアを持っていても、転職は高確率で失敗に終わる──これが著者の導き出した答えです。
■「転職に向いていない人」10の特徴を具体例と共に提示
転職に失敗する人に共通する行動・思考パターンを4つのタイプに分類、10の特徴として整理してそれぞれ具体的な事例を紹介。読者が“チェックリスト”として活用し、自分がどのタイプに当てはまるのかを確認できます。
1.自己評価がズレているタイプ(チャンスのある求人を諦めている、自分の中の凄さを見つけられていない、楽観的すぎる)
2.内面の整理不足タイプ(頭の中が整理しきれていない、マニュアル最優先)
3.うまく立ち回ることが苦手なタイプ(不器用さん、お人好しさん、詰めが甘い、肩に力が入っている)
4.優しい心が過ぎるタイプ(圧に弱い)
■転職成功への「6ステップ・ロードマップ」で実践的に解説
転職を成功に導くための実践的アプローチを6つのステップにまとめています。
1.自分を知ることから始める-自分軸を確立する
2.情報の海を制す-求人・業界を正しく見極める
3.最適な出会いを手繰り寄せる-多様な求人チャネル(エージェント、SNS他)を使いこなす
4.書類選考の壁を突破する
5.面接官の心をつかむ
6.新たな門出への最終準備(内定承諾から円満退職、入社前準備)
著者のメッセージ
転職は、慎重にすべきです。なぜなら、それは人生の方向を根底から変えてしまうからです。だからこそ、知っておかなければなりません。自分は、転職に向いているのか? それとも、今はまだ準備不足なのか?
そして、その判断を誤らないためにこそ、本書で紹介する「転職に向いていない人の10の特徴」を、1つひとつチェックしてほしいのです。この10の特徴を知ることは、自分の欠点を責めるためではありません。
むしろ、自分の伸ばすべきポイント、気をつけるべきクセに「気づく」ことが目的です。
目次
はじめに 「転職適性」のない人たち
序章 転職失敗で不幸になる落とし穴
第1部 「転職に向いていない人」の10の特徴
第1章 自己評価がズレているタイプ 「自分」と「市場」の価値を勘違いしている人たち
転職に向いていない人の特徴1 :チャンスのある求人を諦めている人
転職に向いていない人の特徴2:自分の中の「凄い」が見つけられていない人
転職に向いていない人の特徴3:楽観的過ぎる人
第2章内面の整理不足タイプ 自分の言葉で語れない「自分軸」なき人たち
転職に向いていない人の特徴4:頭の中が整理しきれていない人
転職に向いていない人の特徴5:マニュアル最優先の人
第3章 うまく立ち回ることが苦手なタイプ スキルはあっても〝不器用さ〟でキャリアを損ねる人たち
転職に向いていない人の特徴6:不器用さん
転職に向いていない人の特徴7:お人好しさん
転職に向いていない人の特徴8:詰めが甘い人
転職に向いていない人の特徴9:肩に力が入っている人
第4章 優しい心が過ぎるタイプ 見えないプレッシャーに押し潰される人たち
転職に向いていない人の特徴10:圧に弱い人
第2部 転職成功への羅針盤
第5章 変化の時代を勝ち抜く転職戦略
第6章 STEP1 自分を知ることから始める
第7章 STEP2 情報の海を制す
第8章 STEP3 最適な出会いを手繰り寄せる
第9章 STEP4 書類選考の壁を突破する
第10章STEP5 面接官の心をつかむ
第11章STEP6 新たな門出への最終準備
おわりに
書籍概要

書名:『転職に向いてない人がそれでも転職に成功する思考法』
著者:川野智己
出版社:東洋経済新報社
発売日:2025年10月15日
単行本:260ページ
ISBN-13:978-4492261248
定価:1,760円
著者プロフィール

川野智己(かわの・ともみ)
転職定着マイスター/組織づくりLABO代表
1962年生まれ。(株)伊藤忠アカデミーの教育マネジャーを経て、大手人材紹介会社の教育研修部長として従事。斡旋した転職者の多くが早々に離職し、労働市場での価値を自ら下げている人(ジョブホッパー)が多く生まれている惨状に強い問題意識を持つ。そこで、転職定着・離職防止に取り組み、転職予備軍に対して「転職先での働き方・人間関係構築のノウハウ」を伝え、転職後のミスマッチ退職率を1年間で44.0%から9.1%にまで劇的に引き下げた。
その経験を活かし、2006年に組織づくりLABOを設立、代表に就任。日本初の転職定着マイスターとして、転職者および予備軍のべ約2000人に対して個別カウンセリングやセミナーを行っている。併せて、採用側の企業が取り組むべきリテンション(離職防止)策を普及させるべく、全国での講演登壇や主要経済誌への執筆、TV出演などの幅広い活動を行っており、労使両面からの「職場と働き手の最適解」を発信している。
参考動画:https://youtu.be/I56nJhbDMQU?si=yeypbpgmn0H_4xQJ