報道関係者各位
プレスリリース
プレスリリース
2008年9月2日 12:00
有限責任中間法人 日本動画協会
クリエーター投稿サイト「Open Post」がリニューアルOPEN ~手塚治虫に加え、赤塚不二夫、竜の子プロダクションの作品が二次創作可能に!~
アニメーション制作会社を中心とするアニメーションの業界団体有限責任中間法人 日本動画協会は、運営する次世代クリエーター発掘支援投稿サイト『Open Post』を大幅リニューアルし、Open Postの特色である二次創作を許可するテーマ作家/作品として、これまでの手塚治虫全作品に加え、故赤塚不二夫の「天才バカボン」「もーれつア太郎」及び、竜の子プロダクションの「宇宙の騎士テッカマン」「紅三四郎」「けろっこデメタン」を加えリニュアルオープンします。
バカボンのパパまた、次世代を担うクリエーターを発掘し、アニメ業界や関連業界へのプレゼンテーションし商業化登用の機会を創出するプロジェクトとして、「二次創作キャラ プロダクトデザインコンペティション」と「金の卵発掘プロジェクト」を同時にスタートします。
日本動画協会では、Open Post内にこういったクリエーターの発掘や商業化をバックアップするアニメ業界の専門家で組織する「専門委員会」を設置し、業界全体で支援してまいります。
【Open Postとは】
Open Postは、インターネット上にクリエーターの作品発表の場を提供するサイトです。
場の提供を通じて、次代を担う新しいクリエーターの発掘と育成を行います。
クリエーターは作品制作の際に一時的に提供されたテーマ作家の作品(キャラクター、ストーリー、ロゴデザイン、美術設定など)を素材として使用することが出来ます。
或いは、完全にクリエーターのオリジナル作品で登録することも出来ます。
「創る意欲」のある人がコンテンツ制作のインスピレーションを「テーマ作家」の作品から受け、新たなコンテンツを創作する環境を提供することで、クリエーターの新たな才能を発掘し、コンテンツビジネス関係者の協力のもとに商業化、事業機会の創出を目指します。
【二次創作キャラ プロダクトデザインコンペティションとは?】
JAM2008(※注1)企画「アニメ・チャレンジオーディション」と連動し、商品化と販売をゴールとする“プロダクト(商品)デザインコンペティション”です。
二次創作を許諾されたテーマ作家作品のキャラクターを基に、クリエーター独自のキャラクターを創り出、指定テーマ商材(「Tシャツ」「タンブラー」「時計」)へキャラクターを使ったデザインしたプロダクト(商品)デザイン(+バリエーション)を募集するものです。
「専門委員会」が選定した10作品の試作品を作り、JAM2008を通じて商品化事業を行う企業にプレゼンテーションを実施します。また一部は、実際に商品となって市場に流通いたします。
(※注1)JAM2008(ジャパン・アニメコラボ・マーケット2008)とは?
JAPAN国際コンテンツフェスティバル2008のオフィシャルイベントのひとつ。
アニメーション製作会社などから試作用として提供されたアニメ作品・キャラクターを二次利用し、新しい商品やビジネスの企画を募集し、展示を行うイベント。
二次利用産業の拡大を目指す見本市として、10月16日~10月18日の3日間、秋葉原UDXにて開催されます。入場無料。
【金の卵発掘プロジェクトとは?】
次世代を担うクリエーターを発掘し、アニメ業界や関連業界へのプレゼンテーション(紹介・斡旋)を行うことで、商業化登用の機会を創出するプロジェクトです。
アニメクリエーター、イラストレーター、キャラクタークリエーター、脚本家など、アニメーション産業が求める才能の持ち主をプロ/アマチュア/国籍を問わず、広く応募します。
エントリーされたクリエーターと作品は、日本動画協会会員社(アニメーション制作会社)関係者、キャラクタービジネス事業会社、ビデオグラム/DVD販売会社、コンテンツ配信事業会社、広告代理店関係者等で組織される、評価会に掛けられ、優秀なクリエーターには商業化、或いは作品登用の機会が与えられます。
【Open Post事業概要】
正式名称: Anime Net Market『Open Post』
URL : http://openpost.jp
主催 : 有限責任中間法人 日本動画協会
協力 : 株式会社 手塚プロダクション
株式会社 フジオ・プロダクション
株式会社 竜の子プロダクション
内容 :・クリエーターの作品発表の場提供
・商業化機会の創出
・クリエーターの発掘
【 追加されたテーマ作家『赤塚不二夫』について】
1935年9月14日 旧満州国に生まれる。本名は赤塚藤雄。
手塚治虫の「ロストワールド」に影響を受け「漫画少年」に投稿を
し始める。
上京し漫画修行をはじめ、東日本漫画研究会の同人誌「墨汁一滴」に
参加。「嵐をこえて」で漫画家デビュー。
1962年 「週刊少年サンデー」で『おそ松くん』、「りぼん」で
『ひみつのアッコちゃん』の連載を開始すると一躍人気作家となる。
1964年 『おそ松くん』で第10回(昭和39年度)小学館漫画賞受賞
1967年 「週刊少年マガジン」にて『天才バカボン』を発表。時代の寵児となり、
ギャグ漫画の王様とうたわれる。
この時期から長年にわたり、『おそ松くん』、『ひみつのアッコちゃん』
『もーれつア太郎』『天才バカボン』『元祖天才バカボン』などが、
続々とテレビアニメ化される。
1997年 第26回日本漫画家協会賞文部大臣賞を受賞。
1998年 紫綬褒章受章。
2003年 青梅赤塚不二夫会館がオープン。
2008年8月2日 惜しまれつつその生涯を終える。享年72。
※Open Postで二次創作が許可された作品
「天才バカボン」「もーれつア太郎」
【追加されたテーマ作家『竜の子プロダクション』について】
『世界のファミリーに夢を』
株式会社 竜の子プロダクションは、昭和37年に会社を設立し「宇宙エース」(昭和40年)、「マッハGoGoGo」(昭和42年)よりアニメーション制作の第一歩をふみだす。
以来、「みなしごハッチ」「科学忍者隊ガッチャマン」「タイムボカンシリーズ」などあらゆるジャンルのヒット作品を多数世に送り現在に至る。
また「人造人間キャシャーン」「スピードレーサー」(マッハGoGoGo)が映画化されるなど、世界中のクリエイションに影響を与え続けている。
※Open Postで二次創作が許可された作品
「宇宙の騎士テッカマン」「紅三四郎」「けろっこデメタン」
【有限責任中間法人 日本動画協会について】
平成14年4月にスタートした中間法人制度に併せて、発足したアニメーション制作会社を中心とするアニメーションの業界団体です。
平成20年8月現在、56社が加盟しています。個々の会社では中小企業が多いアニメーション業界にあって、業界を取り巻くさまざまな問題に協同で取り組んでいます。
最近では、海賊版商品を中心に、P2P問題等のネットでの違法なファイル交換などの知的財産権侵害への対応のほか、制作環境の向上や人材育成、海外への進出など多様な問題の中で、動画協会はそうした課題を一歩ずつ解決していくために活動しています。
【画像のタイトル及び、著作権表記】
(1)バカボンのパパ (C)フジオ・プロ
(2)宇宙の騎士テッカマン (C)タツノコプロ
(3)Open Post ロゴ (C)OPEN POST