報道関係者各位
    プレスリリース
    2019年5月18日 00:00
    株式会社かんき出版

    「彼女は2歳の子どもがいるから」→泊まりがけの出張は無理だな。それ、アンコシャス・バイアスです!最高のリーダーは無意識の思い込みにとらわれない

    株式会社かんき出版(本社:千代田区 代表取締役社長:齊藤龍男)は、『「アンコンシャス・バイアス」マネジメント 最高のリーダーは自分を信じない』(守屋智敬/著)https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761274207 を2019年5月22日より全国の書店・オンライン書店等(一部除く)で発売いたします。

    ◆無意識の思い込みに囚われるとチームはどうなる?
    リーダーがメンバーに対して、
    「彼女は2歳の子どもがいるから」
    →泊まりがけの出張は無理だな。

    「部下の男性が育休を申請した」
    →昇進欲はないんだろう。
    といったことを、勝手に決めつけている場合があります。
    また、リーダーが自分自身に向けて、

    「私はこんなにがんばっているのに」
    →優秀な部下がいないから業績がイマイチ。

    「この事業をここまで大きくしてきたのに」
    →評価されないのはおかしい。
    といったことを、勝手に思い込んでいることがあります。

    リーダーが「無意識の思い込み=アンコンシャス・バイアス」に囚われてしまった結果、チームで何が起きているかご存じでしょうか。
    リーダーがメンバーの社歴や性別などで能力を決めつけてしまうことで、同じようなレベルの仕事しか任せることができず、メンバーの成長機会が失われていく。結果として、組織としての成長がストップし、業績が上がらない。
    リーダーの思い込みによる評価で、メンバーのモチベーションが下がっていく。適正な評価が行われないことで、前向きになれず、やりがいを失い、新たな仕事に挑戦しようと思わなくなってしまう。
    リーダーの自己防衛心で、メンバーとの信頼関係が失われ、チーム内の心理的安全性が保たれない。互いに言
    いたいことが言えず、チームとしての一体感が失われ、組織が一丸となって取り組むことができなくなってしまう。

    このように、アンコンシャス・バイアスは、メンバーとの関係性、チーム運営、そして成果に大きな影響を及ぼしています。リーダーは、自分にアンコンシャス・バイアスがあることを認識し、自分の「確信」を疑うことが大切です。

    ◆アンコシャス・バイアスとは
    日本では2013年ごろから、ビジネス雑誌や新聞・テレビでも取り上げられるようになってきました。グーグルが、「アンコンシャス・バイアス」と名づけた社員教育活動を始めたことで一躍、有名になった言葉です。なぜ、今、注目されているのでしょうか。
    最大の理由は、組織の発展において、多様性が重要になってきているからです。画一的なマネジメントでは、一人ひとりがイキイキと活躍することはできません。さまざまなものの見方や考え方、多様な価値観を歓迎しない組織では、新たな発想が生まれず、イノベーションが起きにくいのです。
    ダイバーシティ&インクルージョンの時代、根拠のない思い込みが人間関係を悪化させたり、チームワークを阻害するなど、人や組織の成長機会を奪っている。まずは経営者や管理職をはじめとするリーダーから、自分自身の無意識の思い込みや、無意識の偏ったものの見方に気づき、意識して対処する。たったそれだけで、組織の未来は劇的に変わるのです。

    リーダーが身につけておきたい必須知識として、注目をあびている「アンコンシャス・バイアス」。昨今、大手企業をはじめ、医療法人、学校法人、NPO、NGO、自治体などからの研修や講演の需要が急速に増えています。
    本書では、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所を設立し、代表理事に就任した守屋智敬氏が、リクルート、三井住友銀行、日立製作所、野村證券など5万人を対象に行ったアンコンシャス・バイアス研修を1冊にまとめました。

    ◆日常のいたるところで起きている「無意識の思い込み」
    日ごろ、次のようなことはありませんか?

    血液型で、性格を想像してしまう
    出身地で、お酒が強い人かどうかを想像することがある
    「今どきの若者は」と思うことがある
    「男のくせに」や「女のくせに」と思うことがある
    「親が単身赴任中です」と聞くと、父親が単身赴任中だと思う
    「普通は〇〇だ」「たいてい〇〇だ」という言葉を使うことがある
    世代や出身地などで、相手を見てしまうことがある
    他部署の仕事のやり方は、おかしいと感じる(=自分たちは正しい)
    「中途入社の人は、なんでこうも考え方が違うんだろう?」とイライラしてしまう
    「ここまではわかっているはずだ」と思いながらプロジェクトを進めてしまう
    事務的な仕事は、つい女性に依頼してしまっている

    実はこれらすべてが、「アンコンシャス・バイアス」に影響を受けてのこと。
    無意識の偏見。無意識の思い込み。無意識の偏ったものの見方。などなど、さまざまな言葉で表現されているアンコンシャス・バイアスは、私たちの日常のなかに、あふれています。
    「これって、私のアンコシャス・バイアス?」という言葉を合い言葉として意識しているリーダーと、そうでないリーダーとでは、メンバーの成長曲線、チームの雰囲気、組織の成果(業績)に大きな差が生まれます。本書でご自身やチームのアンコシャス・バイアスに気づき、お互いのバイアスに振り回されない関係を作りましょう。

    【目次】
    はじめに
    Chapter0◎職場にあふれている「アンコンシャス・バイアス」の正体
    Chapter1◎自分の「無意識のバイアス」に気づく
    Chapter2◎バイアスがあらわれやすい言動をやめるChapter3◎意識の置きどころを変える
    Chapter4◎互いのバイアスに振り回わされないチームになる
    巻末付録◎リーダーが意識しておきたい代表的な15のアンコンシャス・バイアス
    あとがき
    参考文献

    【著者プロフィール】
    守屋智敬 (もりやともたか)
    1970年大阪府生まれ。神戸大学大学院修士課程修了後、都市計画事務所を経て、1999年人材系コンサルティング会社の立ち上げ期に参画。ビジョン策定や組織開発プログラムを通した数多くのリーダーシップ研修を提供。
    2015年株式会社モリヤコンサルティングを設立。管理職や経営層を中心に2万人以上のリーダー育成に携わる。2018年ひとりひとりがイキイキする社会を目指し、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所を設立、代表理事に就任。アンコンシャス・バイアス研修の受講者はこれまでに5万人を超える。
    著書に『シンプルだけれど重要なリーダーの仕事』(小社刊)、『導く力』(KADOKAWA刊)、『あなたのチームがうまくいかないのは「無意識」の思いこみのせいです』(大和書房刊)がある。

    【書籍情報】
    書名:『「アンコンシャス・バイアス」マネジメント 最高のリーダーは自分を信じない』
    定価:1,512円(税込)
    判型:46判
    体裁:並製
    頁数:192頁
    ISBN:978-4-7612-7420-7
    発行日:2019年5月22日
    https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761274207