モンタビスタソフトウエア、MontaVista Linux用のJava® をリリース
報道関係各位
平成15年4月23日
モンタビスタソフトウエア、MontaVista Linux用のJava® をリリース
~IBMのインターネット・インフラストラクチャ・ソフトウェア
WebSphereベースの新しい開発プラットフォームを提供~
米サニーベール―2003年4月22日(現地時間)発-
MontaVista Software Inc.(以下、モンタビスタ)は、MontaVista™ Linux&re
g; Professional Edition 3.0用のIBM® WebSphere® Studio Device Develo
per 5.0を発表しました。
モンタビスタは、米サンフランシスコで2003年4月23日から25日に開催されるEmb
edded Systems Conferenceのブース番号2210にて、様々なデバイス上でのアプリケー
ションを開発するためのテンプレートを備えたこの製品のデモンストレーションを行
います。
IBM 、Pervasive Computing Divisionのエンベデッド・ディベロップメント・ディレ
クタのMichael Karasick氏は次のように述べています。
「コンピューティングが、PCやラップトップ・コンピュータからマルチプラットフォ
ームのデバイスへと拡大するに従い、幅広いオペレーティングシステム、特に組込み
Linux上でアプリケーションを動作させることが必要になってきている。IBMのJava、
モンタビスタのプラットフォームに対する専門技術を統合するために、両社は協業し
てきた。モンタビスタは、広範囲なリファレンス・ハードウェア・プラットフォーム
対応の、十分に検証された完全なJava開発およびランタイム製品を提供している。」
MontaVista Linux用のWebSphere Studio Device Developer(WSDD)は、次世代のス
マートデバイスに対する組込みJavaアプリケーションを構築するための開発、製品展
開用のすぐれたソリューションです。この新製品は、WSDD® Integrated Develop
ment Environment (IDE)に加え2つのJavaランタイム環境を提供します。Javaベース
の幅広いコンスーマ機器のために設計された最新版J2ME™仕様に対応するため
、WSDD はJ2MEの認証ランタイム環境であるWebSphere Micro Environmentと統合され
ています。さらにフレキシビリティを高めるため、特別な組込みデバイスのニーズに
対応してカスタマイズ可能なランタイム環境WebSphere Custom Environmentも提供さ
れます。
モンタビスタは、 x86/IA-32、 PowerPC、 MIPS、 Hitachi SuperH、 ARM、Intel XS
cale、StrongARMを含む、業界で最も広範囲な組込みプラットフォーム向けに、これ
らのJava実行環境を構築し、検証し、サポートしています。
モンタビスタのプロダクト・マーケティング・マネージャであるMichael Mathewsは
次のように述べています。
「あらゆる種類の機器における組込みアプリケーションにJavaを採用するのが今日の
トレンドである。J2MEスタンダードの発展により、このテクノロジを使用してかつて
ない幅広いアプリケーションが実現されている。顧客は、様々なプラットフォーム上
に実装し、拡張することができるアプリケーションを開発するために、Javaを使用し
たいと考えている。MontaVista LinuxとこのパワフルでフレキシブルなJavaテクノロ
ジの組み合わせにより、高い信頼性とハイアベイラビリティを持つ次世代の組込みア
プリケーションの開発を成功に導くことができる。」
MontaVista Linux対応のWebSphere Studio Device Developerは、JITやAOTコンパイ
ラによるコンパイラ最適化、完全なJNI実装によるネイティブ・システム・アクセス
、ネットワーク・アプリケーションにおけるリモート・メソッド・サービスのための
RMI、製品化後のリモート・デバイス・アップデートのためのOSGiサポート等の主要
なJava機能を完全にサポートしています。さらに、データベースアクセス、Java Bea
ns、Javaリアルタイム拡張も用意されています。モンタビスタは、グラフィックス、
フラッシュ・マネジメント、シリアルI/O等、プラットフォーム依存の機能すべての
サポートも実装しています。AWT(Abstract Window Toolkit) とMIDP(Mobile Info
rmation Device Profile)は、より互換性を高めるためのスタンダードなグラフィッ
クスサポートを提供し、特別な要件向けに独自の小さなフットプリントや高性能グラ
フィックスのオプションも用意されています。フラッシュからの実行をサポートする
ことで、メモリの節約、パフォーマンスの向上のための一つの方法を提供します。
リリース
MontaVista Linux用WebSphere Studio Device Developerは、すべてのMontaVista Li
nux Professional Edition 3.0 プラットフォーム上に予めビルドされ、認証された
製品として、2003年の第2四半期にリリースされる予定です。MontaVista Linux用We
bSphere Studio Device Developerは、MontaVista LinuxConsumer Electronics Edit
ionユーザーの追加オプションとしてもリリースされる予定です。
モンタビスタは、IBMのJava初期バージョンであるVisualAge Micro Edition (VAME)
1.4を販売してきました。WebSphere Studio Device Developer は、そのVAMEの後継
に位置づけられます。モンタビスタは、MontaVista Linux Professional Edition 2.
1をお使いのユーザに対しては、MontaVista Linux用VAME 1.4のサポートを継続して
提供します。
WebSphere Studio Device Developerについて
WebSphere Studio Device Developerは、携帯電話、PDA、ハンドヘルドコンピュータ
、その他の無線/有線ネットワークデバイスなどのコンスーマエレクトロニクス機器
から、ロボット、ネットワークルータ、スイッチ、監視制御システムなどの組込み産
業用コントローラに至るまでのすべての業界に対するJavaアプリケーションの開発、
製品展開、テスト、管理のためのソリューションです。オープンソースで、ベンダ中
立であるEclipseをベースとして、WebSphere Studio Device Developerは、多くの開
発ツールベンダーから提供される豊富なプラグアンドプレイ・コンポーネントを使用
する上でのスケーラビリティとセキュリティ、信頼性を実現する統合開発環境として
提供されます。
MontaVista Linux Professional Editionについて
MontaVista Linux Professional Editionは、包括的な組込みオペレーティングシス
テムおよびクロス開発環境です。この製品は、システムおよびアプリケーション開発
のための非常に多くのクロス開発ツールを備え、他に類を見ない多種のプロセッサお
よびボードをサポートし、さらに製品展開可能な数百のユーティリティ、ライブラリ
、ドライバなどのランタイム コンポーネントを含んでいます。MontaVista Linuxカ
ーネル、ユーティリティ、開発ツール、ソフトウエアのアップデート、製品化のため
のコンポーネント、完全なテクニカルサポート、最新技術/製品提供ポータルMontaV
ista Zoneへのアクセス権、ハンズオンのトレーニングコース等が含まれます。
モンタビスタソフトウエアについて
MontaVista Software, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サニーベール)は、組込
みシステム用のオープンソースシステムソフトウエアのリーディングプロバイダです
。リアルタイム オペレーティング システムの先駆者ジェームス・レディ(James Re
ady)によって 1999年に設立され、通信インフラからコンスーマ機器までの幅広いア
プリケーション分野を対象とし、MontaVista™ Linux® Professional Edit
ion、MontaVista™ Linux® Carrier Grade Edition、およびMontaVista
482; Linux® Consumer Electronics Editionを提供しています。さらに、モンタ
ビスタでは、顧客の特定のニーズに対応するため、パワフルなJava開発環境やグラフ
ィックス開発機能を提供するアドオン製品も提供しています。モンタビスタソフトウ
エアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc. の100%日本法人として2000年
7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、およびそれに関わるあらゆるサービ
スを提供しています。
米カリフォルニア州サニーベールに本社を置くMontaVista Softwareは、Alloy Ventu
res, US Venture Partners、RRE Ventures、WR Hambrecht+Co.、IBM、Intel Capital
、Sony、Panasonic、Toshiba America、およびYamaha Corporationなどの主要投資企
業より出資を受けた私有企業です。MontaVista Softwareの詳細情報は、同社のWebサ
イト(www.mvista.com (英語)、www.montavista.co.jp (日本語))をご参照くださ
い。
Linux は Linus Torvalds の登録商標です。MontaVista は MontaVista Software, I
nc. の商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービス マークです。
【問い合わせ先】
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
マーケティング部:坪田
TEL: 03-5469-8840 Email: akemi_tsubota@montavista.co.jp
記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)