報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年10月20日 10:00
    株式会社マクニカ

    ごみをごみでなくす!マクニカ、鈴与商事と資源循環100%への挑戦

    ~最後のピース「メルトキングIoT」で汚泥を再資源化~

     株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、鈴与商事株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:伊藤 正彦、以下鈴与商事)と、鈴与商事が運営する「鈴与菊川バイオガスプラント*1」において、マクニカのごみ乾燥減量装置「メルトキングIoT*2」を利用し、資源の100%活用を目指した資源循環モデルを共同で構築したことを本日発表いたします。
     本モデルでは、水分を多く含んだ発酵残渣(以下汚泥)を乾燥処理することで大幅な減容/減量を実現し、肥料及び燃料として再資源化します。これにより、これまで最終処理にコストを要していた汚泥についても余すことなく資源として転換することが可能となり、環境にも経済的にもやさしい資源循環モデルの確立に成功しました。

    ■資源循環を目的とした鈴与商事のバイオガスプラント、その課題
     鈴与商事は、関連会社であるベルファーム株式会社におけるトマト等の栽培事業で発生する農業残渣を再活用することを目的に、2016年6月に「鈴与菊川バイオガスプラント」の運営を開始し農業残渣などの有機性廃棄物を原料としたメタン発酵によるバイオガス発電事業を展開してきました。
     一方で、同プラントにおいて発電までの工程で発生する汚泥は、悪臭が強く水分量も多いため利活用が難しく、プラント内の工程で再資源化できなかった唯一の処理対象でした。そのため、汚泥の処理を外部に委託しており、この処理費用が人件費等を除く運営コストの約5割を占めるなど、事業採算性における大きな課題となっていました。加えて、発電設備の能力を上回って発生する余剰バイオガスについては燃焼処分を行っており、未利用エネルギーの有効活用も課題となっていました。

    ■マクニカとタッグを組んで、無駄を徹底的になくし、完全な資源循環を完成
     これらの課題に対し、鈴与商事とマクニカは、汚泥処理とエネルギー利活用を同時に実現する資源循環モデルを共同で構築しました。マクニカが有するごみ乾燥減量装置「メルトキングIoT」を活用し、汚泥を乾燥・減量・脱臭することで、肥料及び燃料として再資源化し、地域の農場や工場のボイラー等への供給を開始しています。
     また、「メルトキングIoT」の稼働に必要な熱源として、バイオガスプラントで生成された資源循環由来のバイオガスを利用できる仕様へと共同開発し、これまで燃焼処分していた余剰バイオガスの有効活用が可能となりました。これにより、「メルトキングIoT」が資源循環を完成させる最後のピースとなり、汚泥にかかる運搬費や処理費用などの削減とともに、100%に近い資源循環を実現しております。

    ■今後について
     鈴与商事とマクニカは、再資源化に成功した肥料を用いた農場で発生する農業残渣等をバイオガスプラントへ戻す流れを構築し、完全な資源循環ループの構築を目指します。加えて、今回確立した「メルトキングIoT」の導入による資源循環モデルを、同様の課題を抱える他のバイオガス発電施設へ展開してまいります。

    <図:汚泥処理とエネルギー利活用を実現する資源循環モデル>

    *1:鈴与菊川バイオガスプラント概要

     所在地    :静岡県菊川市西方4035番
     発電規模   :145kW(60kW発電機2機、25kW発電機1機)
     ガス発生量  :855N㎥-CH4/日
     メタン発酵原料:食品工場から排出される食品製造残渣、菊川市営施設にて発生する食物残渣、
             地元にて発生する農作物残渣

    *2:「メルトキングIoT」は、マクニカがメーカーと共同開発・製造した、廃棄物を高温で間接加熱し攪拌しながら乾燥させることにより、減量・減容するごみ乾燥減量装置です。IoTにより、稼働状況や処理状況を可視化でき、日々の運用を支援します。また、高い脱臭性能とコンパクトさを特長としており、バイオガスプラントの仕様を変更することなく後付けによる機能追加を実現しました。
    URL:https://www.macnica.co.jp/business/energy/products/136926/

    【マクニカの環境ソリューション事業について】
     マクニカは、半導体の取り扱いに加え、世界中の最先端テクノロジーを活用して、様々なパートナー企業とともに環境問題の解決に取り組んでいます。サーキュラーエコノミー事業では「エネルギーマネジメント」「省エネマネジメント」「資源循環マネジメント」「環境ライフマネジメント」の4つの事業を展開しており、お客様の環境問題への課題解決につながるソリューションを提供させていただくことで、CO2排出量の削減、脱炭素社会の構築に貢献し、将来のSustainable Society(持続可能な社会)の実現に取り組んでまいります。

    マクニカのサーキュラーエコノミー事業について詳しくはこちら:
    www.macnica.co.jp/business/energy/

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    鈴与商事株式会社

    鈴与商事は、石油・ガス・電気といったエネルギーの供給に加え、太陽光発電・蓄電池・CO2可視化サービスなど、お客様の脱炭素化に資する商材やサービスを提供しています。また、建設資材や化学品、製造現場の省人化・自動化および事務所内の業務デジタル化を支援する
    ソリューション提案など、総合商社として様々な商材やサービスを展開しています。
    URL:https://www.suzuyoshoji.co.jp/business.html

    株式会社マクニカ

    マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界33か国/地域100拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
    マクニカについて:www.macnica.co.jp