プレスリリース
明治以降の上演はわずか4回 金春流最奥、一子相伝の秘曲『関寺小町』上演 チケット発売中


『金春円満井会特別公演』が2025年12月14日 (日)に国立能楽堂(東京都 渋谷区 千駄ヶ谷 4-18-1)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。
公式サイト
https://www.komparu-enmaikai.com/
金春流では、「一子相伝」の最高秘曲として大切に伝えられてきた『関寺小町』。
主人公である100歳となった小野小町を80世金春安明が勤めます。
本公演では、1800年代以前から伝承されている金春宗家一子相伝の謡本のまま上演致します。
『関寺小町』は、江戸時代の六徳本に沿う形式の「古式」という小書キ(特殊演出)を除き、明治以降の上演は4回と非常に稀です。
1946年、金春光太郎(後の八条・安明の祖父)が明治以降はじめて舞ったと記録されています。
公益社団法人金春円満井会40周年の記念公演として金春流の実力者達が舞台に花を添えます。
関寺小町あらすじ
七夕の夜、関寺の住侶が稚児を連れ、山陰に藁屋をしつらえて住む和歌をよく詠む老女の所へ行く。僧と老女が和歌を論ずるうち、この老女こそ小野小町のなれの果てであるとわかった。さらに小町は昔を懐かしみ、世の無情を嘆じたが、七夕なので僧は小町を星の手向けに誘い、稚児に舞を舞わせると、小町も興に乗じて老女の舞を舞うが、そのうちに夜も明け方となり、老いの姿を恥じ、杖にすがりてよろよろと元の藁屋へ帰って行くのであった。
演者プロフィール

金春安明(こんぱる やすあき)
1952年生まれ。 父、79世故金春信高 に師事。
学習院大学国文学科卒業。重要無形文 化財総合指定保持者。
(公社) 金春円満井会顧問。 (一社)日本能楽会理事。
2006年、80世金春流宗家となる。
2007年11月、北京、上海、重慶にて講座。
2017年4月、宗家を長男金春憲和に譲る。
6歳で初舞台。9歳「猩々」にて初シテ。
現在までに「翁」「獅子」 「乱」「道成寺」「鷺」 「卒都婆小町」「伯母捨」「関寺小町 古式」を抜く。
2022年、旭日双光章 を受章。
著作に『金春の能 〈上〉 中世を汲む』、『金春の能 〈中〉 中世を潤す』。
プログラム(予定)
仕舞「難波」金春憲和
仕舞「葛城」柏崎真由子、「放下僧コウタ」村岡聖美
仕舞「岩船」中村昌弘、「蝉丸」井上貴覚、「舎利」本田芳樹、本田布由樹
狂言「佐渡狐」シテ:大藏彌太郎
仕舞「清経キリ」佐藤俊之、「松風」山井綱雄、「是界」山中一馬
仕舞「歌占キリ」辻井八郎、「玉ノ段」髙橋忍
一調「野守」金春穂高 太鼓:吉谷潔
仕舞「実盛キリ」櫻間金記、「花筐クルイ」本田光洋
能「関寺小町」シテ:金春安明 子方:倉脇蓮奈 ワキ:宝生常三
笛:一噌隆之 小鼓:観世新九郎 大鼓:安福光雄
地頭:髙橋忍 後見:金春憲和
公演概要
『金春円満井会特別公演』
公演期間:2025年12月14日 (日) 13時開演(12時開場)
会場:国立能楽堂(東京都 渋谷区 千駄ヶ谷 4-18-1)
■チケット料金
SS席:15,000円
S席:14,000円
A席:13,000円
B席:10,000円
B席(25歳以下):5,000円
(全席指定・税込)

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