報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年10月29日 11:07
    クラスター株式会社

    豊田市とクラスター株式会社が「次世代メタバース街づくりプロジェクト」始動

    TOYOTA GAZOO Racingの協力により、モータースポーツ体験とデジタル街づくりを融合

    国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:加藤直人、以下「クラスター」)は、愛知県豊田市と連携し、地域と次世代をつなぐ新たなメタバース街づくりプロジェクトを開始いたします。
    本プロジェクトには、TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)が協力企業として参画。モータースポーツの魅力を切り口に、クラスターが推進する「インダストリアルメタバース」の技術を活かしながら、街づくりや教育の新しい可能性を拓いてまいります。

    ■プロジェクトの背景と目的

    デジタル技術の進展は、都市のあり方や市民との関わり方を大きく変えようとしています。本プロジェクトは、日本のモノづくりの中心地である豊田市を舞台に、メタバースを活用して市民、特に未来を担う若者たちが街づくりへ主体的に関わるための新しいモデルケースを構築することを目的とします。 TGRが持つモータースポーツの知見と熱量を融合させることで、単なるデジタルツインに留まらない、人々が集い、楽しみ、学びが生まれる「生きたデジタル空間」の創出を目指します。

    ■具体的な取り組み

    第一弾:バーチャル豊田スタジアムでのレース体験

    最初の取り組みとして、クラスターとTGRが共同開発したメタバースゲーム「爆創クラブ」と、豊田市が展開する「メタバースとよた」を連携させ、精密に再現された「バーチャル豊田スタジアム」でのレース体験を一般公開いたします。
    これまで限定的な提供だったモータースポーツ体験が、いつでも、どこからでも、誰でも楽しめるようになります。
    自宅や学校からアクセスしても、スタジアム内で車に乗って、レースに参加できる。デジタル空間ならではの臨場感と自由さを通じて、モータースポーツを身近に感じられる機会が広がります。

    ▼概要:メタバースの「遊ぶ」特徴を生かした取組

    内容:昨年度のTGRラリーチャレンジで体験したメタバース空間「爆創クラブ(豊田スタジアムVER.)」の一般公開と合わせて、当空間と「メタバースとよた」はじまりの広場の空間をつなぐ
    目的:市民等が気軽にメタバース空間に触れる機会の創出
    時期:令和7年11月1日(金) 10:00~当面の間
    その他:「爆創クラブ(豊田スタジアムVER.)」のメタバース空間は、株式会社フォーラムエイトが計測した豊田スタジアムのデータを活用して制作

    第二弾:高校生が挑戦!豊田西高等学校との「未来の街づくり×モータースポーツ」プログラム
    続く第二弾では、次世代の育成を見据え、愛知県立豊田西高等学校の生徒たちを対象とした、モータースポーツを題材に未来の街づくりを考える特別プログラムを提供します。

    生徒たちは理想の街をメタバース上に描き出し、その中にモータースポーツ体験を組み込みます。どんな街なら人が集まり、安心して楽しめるのか――議論を重ねながら、街のにぎわいと安全を両立させるプランを探っていきます。

    本プロジェクトでは、3者がそれぞれの専門的知見を活かしたフィードバックを行い、生徒たちの学びを強力にサポートします。
    TOYOTA GAZOO Racing: 「ラリーコースをどう設計するか」「車両性能が走りに与える影響」など、世界で戦うチームならではのリアルなモータースポーツの知見を提供。
    クラスター株式会社: 「3D都市モデルの活用法」「点群スキャンやガウシアン スプラッティングなどの技術背景や歴史、使い方」「ユーザーを惹きつける体験設計」など、最先端のインダストリアルメタバース技術をアドバイス。
    豊田市: 「都市設計や公共空間では人の流れや安全をどう考えるか」といった、市民の暮らしに寄り添う行政の視点を提供。

    生徒たちの企画はただのバーチャル空間にとどまらず、実際の街づくりに通じるリアリティのある実習体験になることを目指します。

    ▼概要:メタバースの「作る」特徴を生かした取組

    内容:高校生を対象に、モータースポーツのコース環境を0からメタバース上で構築するワークショップを実施
    目的:モータースポーツ及びメタバースの普及促進
    時期:令和7年11月~12月のうち5日間
    その他:世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2025に参戦中のTOYOTA GAZOO Racingと連携して実施
    ※詳細が決まり次第、別途報道発表します。

    今後の展開

    本プロジェクトは、豊田市とクラスターを中心に、地域・教育機関・企業の知見を結集しながら進化を続けます。クラスターはインダストリアルメタバース技術を基盤に、行政・教育・モータースポーツが一体となるモデルを構築。車と街を掛け合わせた街作りをデジタル技術を活用した方法で実現していきます。

    会社概要

    クラスター株式会社
    所在地:東京都品川区西五反田8-9-5 FORECAST五反田WEST 2F
    代表者:代表取締役CEO 加藤直人
    事業内容:メタバースプラットフォーム「cluster」の企画・開発・運営

    豊田市
    所在地:愛知県豊田市西町3丁目60番地
    市長:太田稔彦

    TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ自動車株式会社のモータースポーツ活動を担い、モータースポーツの魅力を広く発信し、未来のモビリティ社会に挑戦しています。

    クラスター株式会社は、「あらゆるヒト、モノ、技術をつなげる共創空間のOSをつくる」をビジョンに掲げ、日本最大級のメタバースプラットフォームを開発・運営するテクノロジーカンパニーです。独自開発した大規模同時接続基盤を核に、リアルとバーチャルを融合する共創空間インフラを提供しています。製造・建設・教育・国際会議・エンターテインメントなど多様な業界で採用され、スマートフォン/PC/VRなどマルチデバイスに対応。最大10万人が同時接続できるリアルタイム空間を構築し、多数のIPコンテンツや大型イベントで実績を重ねています。高い信頼性と拡張性を兼ね備え、商業利用とスケールの両立を実現するBtoB型プラットフォームとして成長を続けています。

    また、研究所を社内に設置し、ユーザー行動解析、バーチャルAIエージェント、AIによる3D制作自動化などのR&Dを推進。外部研究機関・大学との共同研究や実証実験も積極的に展開し、メタバース技術の進化を加速させています。

    テクノロジーと創造力を融合し、バーチャル体験の未来を切り拓く―クラスターは次世代の社会インフラをつくり続けます。

    ▼クラスター株式会社の法人向けビジネスの最前線を知ることができるオウンドメディア