株式会社N37、ウェブサイト公開とともに「文化の力フレーム」を公開

株式会社N37は、公式ウェブサイトを公開しました。あわせて、地域や企業にある「見えない力」を読み解き、次の一手を考えるための枠組み「文化の力フレーム」を、ウェブ上で公開しました。

文化は、数字だけでは測りにくいものです。それでも私たちは、土地の時間、人の関係、受け継がれてきた工夫や技、そうした積み重ねが、人の行動を動かし、選ばれる理由をつくると考えています。

「文化の力フレーム」は、その積み重ねを“感覚”のままにせず、言葉にして共有し、現場の判断につなげるための枠組みです。文化を何かで「制御」するためではなく、見えにくいものを丁寧に観察し、関係者の間で理解をそろえ、試しながら育てていくために使います。

今回公開したページでは、フレームの基本となる考え方と、読み解きの視点を紹介しています。あわせて、フレームを実践に使うための「3つの事業」もまとめました。

「文化の力フレーム」を使い、目的に応じて以下の支援を行います。

文化の力フレームの基本を学び、自分たちの地域・事業を捉え直すための研修です。
DMO・自治体・企業の担当者や、地域の実践者が主な対象です。

地域、企業、組織、プロジェクト、拠点などを対象に、文化を軸にしたコンセプト・事業づくりを行います。観光分野に限らず、文化や「場の力」を中心に据えたい取り組み全般を支援します。

文化・芸術・地域支援に取り組む企業・財団・ファンドと、地域側（DMO・自治体・事業者）をつなぐための設計と監修を行います。企業の文化投資と、地域の文化再生を一体で考える枠組みです。

N37は、地域や企業の現場で起きていることを、関係者といっしょに観察し、言葉にし、試しながら、文化を未来の力として育てる支援を続けます。