報道関係者各位
    プレスリリース
    2008年2月22日 09:30
    デンマーク大使館

    フィン・ユールのユニークな自邸 美術館として公開

    報道関係者各位 プレスリリース                      2008年2月22日                            デンマーク大使館 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     ★デンマーク家具デザインのパイオニア フィン・ユール★           ユニークな自邸を美術館として公開 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ デンマークの家具デザインのパイオニア、フィン・ユールの自邸が、 オードロップゴー美術館の一部として公開されます。同美術館では、2008年 4月3日よりフィン・ユールの世界的に有名な建築と彼の邸宅に関する展覧会を 開催します。 デンマーク人建築家フィン・ユール(1912~1989)は、20世紀の家具デザインに おける巨匠の一人です。彼はデンマーク家具に関するパイオニア的なデザイナー であり、ハンス・ウェグナー、アルネ・ヤコブセン、ポール・ケアホルム、 ボーエ・モーエンセンなどといった才能とともに、デンマーク・モダン運動を 推し進めました。 当時、フィン・ユールは家具デザイナーとして国際的に大きなインパクトを 与えました。彼の家具は、ニューヨーク国連本部にある大会議場に採用され、 ニューヨーク現代美術館にも収蔵されました。フィン・ユールは、海外へ デンマーク・モダンを伝える大使、あるいはプロデューサーとしての役割を 果たしたのです。今日でも、彼のユニークな家具がオークションに出品される と、アメリカ人や日本人のコレクターが列をなします。 ◎ ザハ・ハディドとの相乗効果 1942年、まだ若き建築家であったフィン・ユールが、設計、建築した彼の自邸 は、クラートバンゲット、オードロップゴー公園に隣接する シャルロッテンルンド近くにあり、建築、家具デザイン、ビジュアルアートに おけるデンマーク・モダンのユニークな一例です。フィン・ユールはこの家で 使うすべての家具をデザインしましたが、今でも、彼が亡くなった1989年当時 とほぼ同じ状態を保っています。所有者からの寄贈により、この建築家の ユニークな自邸は、オードロップゴー美術館の複合施設の一部となりました。 フィン・ユール邸は、2008年4月3日よりオードロップゴー公園から直接入館 できるようになり、1916年から1918年にゴットフリード・トゥベデが建築し、 2005年にザハ・ハディドによって増築された建物と見事な対比をなすこと でしょう。 ◎ 家具の芸術家 オードロップゴー美術館は、フィン・ユール邸を一般公開するにあたり、 フィン・ユールとその邸宅に関する展覧会を計画しています。この展覧会は、 クラートバンゲットにある自邸に採用された建築、家具デザイン、 インテリア・デザインに着目し、これまであまり取り上げられることがなかった 家具デザイナーとしての彼の芸術的、彫刻的な側面に焦点を当てます。 フィン・ユールは、いろいろな意味で、同時代のデンマーク家具デザイナーの 中で芸術家であり、彼の手がけた家具は、当時の他の家具デザインとは大きく かけ離れた、極めて有機的かつ彫刻的なデザインを備えています。 ◎ フィン・ユール邸に関する展覧会は、4月3日から8月31日まで開催されます。 期間中は、美術館の開館時間内であれば、展覧会とフィン・ユール邸のどちら も訪れることができます。 ◎ フィン・ユール邸の写真は、以下のウェブサイトのプレス・セクションから ダウンロード可能です。 http://www.ordrupgaard.dk/ また、本件に関するデンマークにおける担当者は以下の通りです。 Maria Larsen (プレス・コーディネーター) TEL  : +45 21 29 05 81 E-mail: mla@ordrupgaard.info URL  : http://www.ordrupgaard.dk 【本件に関するお問い合わせ先】 デンマーク大使館 東京都渋谷区猿楽町29-6 担当者: ベント・リンブラッド 文化担当参事官 TEL  : 03-3496-3001 FAX  : 03-3476-4234 E-mail: benlin@um.dk