報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年11月10日 10:00
    株式会社マクニカ

    マクニカ、三菱ケミカルへMacnica ASMを提供し、 グローバルでのセキュリティ対策強化を支援

    ～多数のグループ会社を含めた外部攻撃面を可視化し 脆弱性対応の迅速化と運用負荷軽減を実現～

    株式会社マクニカ（本社：神奈川県横浜市、代表取締役社長：原 一将、以下マクニカ）は、三菱ケミカル株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：筑本 学、以下三菱ケミカル）へ、マクニカの自社開発ソリューションであるMacnica Attack Surface Management（以下Macnica ASM）を提供したことを本日発表いたします。

    ■背景
    近年、外部公開資産起因のサイバー攻撃が増え、セキュリティ対策が行き届いていない関係会社や海外子会社が狙われています。国内外に多数の関係会社を持つ日本最大級の総合化学メーカーである三菱ケミカルでも、多数のグループ会社において、資産の管理・統制が十分行き届いていないといった課題を抱えていました。
    　外部公開資産の管理は手作業に依存していたため、脆弱性情報の収集・確認は、担当者にとって大きな負担であり、対応の網羅性やスピードに限界が生じていました。管理しているIPアドレスを個別に確認する方法では、リスクの高い対象への対策が完了できず、継続的な運用は困難と判断し、外部攻撃面管理（EASM）に特化したソリューションの導入が急務となりました。

    ■Macnica ASM選定の理由
    Macnica ASMはマクニカが独自の知見で、対象企業とそのグループ会社の外部公開資産とリスクを網羅的に調査し、ランサムウェアなどのクリティカルなインシデントを未然に防ぐソリューションです。
    三菱ケミカルは、以下の理由から、Macnica ASMを導入することを決めました。
    ・比較対象の製品群の中で、二番手より約20%多くドメインが検出できており、網羅性が高い
    ・過検知が少なく、再調査および情報整理などの運用負荷が大幅に少ない
    ・脅威動向や独自インテリジェンスを基にした攻撃者視点のリスク評価の精度が高い

    ■導入効果
    導入後は、セキュリティ専門家の知見を活かした通知が現場への説得力を高め、対応の確実性を担保している点が評価され、以下のような成果が確認されています。
    ・脆弱性情報の収集が自動化され、従来手作業で実施していたクリティカルな脆弱性の選別作業が大幅に効率化
    ・資産と脆弱性の紐づけが自動化されたことで、対応の流れがスムーズになり、作業時間が短縮
    ・導入後半年間、フォレンジックサービスを利用するようなインシデントの発生防止に貢献
    ・グローバルメンバーとのコミュニケーションが活性化し、現地の対応レベルが向上
    また、Macnica ASMの通知機能を活用することで、現場からの対応報告が具体化し、グローバルのガバナンス・セキュリティ対応の透明性と信頼性が向上しています。

    ＜Manica ASMが効果を発揮したASMワークフロー＞
    ＜Manica ASMが効果を発揮したASMワークフロー＞

    ■今後の展望
    三菱ケミカルでは、Macnica ASMを日本の本社で活用し国内外含むグループ各社へ連絡する運用をしていますが、今後グローバル標準として採用することを目指し、海外グループ会社との連携を図っています。また、レポート機能のさらなる充実を期待しており、傾向分析をもとに次のセキュリティ施策に繋げたい意向です。
    マクニカは、Macnica ASMの提供を通じて、IT資産の適切な管理や効率的なリスク対処に貢献し、日本企業のサイバー攻撃による被害を減らすことに尽力してまいります。

    【事例の詳細はこちら】
    URL：https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/macnicaasm/case_08.html

    【製品に関するお問い合せ先はこちら】
    株式会社マクニカ　Macnica ASM 担当
    TEL：045-476-2010
    E-mail：sec-service@macnica.co.jp

    ※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカ及び各社の商標または登録商標です。
    ※ニュースリリースに掲載されている情報（製品価格、仕様等を含む）は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

    三菱ケミカル株式会社について

    三菱ケミカルは1933年の創業以来、基礎化学品から機能商品に至るまで、さまざまな素材を提供する総合化学メーカーです。モビリティ、半導体・通信、食、メディカル、インフラなど幅広い分野でグローバルに事業を展開。「革新的なソリューションで、人、社会、そして地球の心地よさが続いていくKAITEKIの実現をリードする」というPurposeのもと、社会課題に最適なソリューションを提供し続け、素材の力でお客様を感動させる「グリーン・スペシャリティ企業」をめざしています。
    三菱ケミカルについて：https://www.mcgc.com/group/outline/mcc/index.html

    株式会社マクニカについて

    マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界28か国/地域91拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
    マクニカについて：www.macnica.co.jp