プレスリリース
【岡山理科大学】今年度も「農林水産DXセミナー」開催/回路基板作成・プログラミング

農業経営にデジタル技術を積極的に活用してスマート農業の実現を、と岡山県が主催する今年度第1回の「農林水産DXセミナー」が8月25日、岡山キャンパスで行われました。ブドウやイチゴ、花栽培農家など12人が参加し、気温や土壌湿度センサーを取り付けて回路基板を製作。続いて第2回は8月29日(金)、自動潅水制御などのプログラミングを学びます。
今年度の大きなテーマは「電磁弁等に接続して使う『スマホと環境測定センター』を用いた制御装置の製作」。ハウス内などの気温や湿度、土壌水分をセンサーで感知して、スマホでモニターし、自動で潅水できるようなシステムをつくるのが目的で、材料は秋葉原の電子部品ショップなどで調達し、総額2500円程度となるべくコストを低減できるようにしているのが、このセミナーの特徴です。
講師は前年度と同じ情報理工学部情報理工学科の赤木徹也教授、藤本真作教授、横田雅司講師の3人です。会場はA7号館2階ものづくり実習室で、参加者は講師の指導を受けながら、基板にマイコン、トランジスタアレイ、センサー、電源コネクタなどをはんだ付けし、Bluetooth通信でスマホのアプリに温度・湿度が表示されるようセッティング。スマホに気温・湿度などが次々に表示されていくと、ホッとした表情を浮かべていました。
同セミナーは10月16日(木)に第3回、10月31日(木)に第4回が岡山県農林水産総合センターの農業大学校研修交流ホール(赤磐市東窪田157)で開催され、スマホで記録する農作業管理ツールなどを学びます。時間はいずれも13時~16時。2回完結のため、どちらか1回のみの受講は不可。申し込みは9月4日(木)10時~10月2日(木)17時、県の電子申請サービスから(先着順)。問い合わせは同センター産学連携推進課(086-955-0273)まで。


