報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年11月28日 11:39
    有限会社神田豊島屋

    弊社・木村倫太郎が「めぐるめく日本の食卓会議2025」ハタウチカイに登壇

    みりんの新たな可能性を提案、共創による食の未来づくりへ

    日本の食が大きな変化の局面を迎える中、食の価値を再定義し、未来の豊かさを共に考える「めぐるめく日本の食卓会議2025」が開催されました。
    その中核プログラムである「ハタウチカイ4」において、弊社の木村倫太郎がみりんをテーマに登壇し、伝統製法から生まれるみりん本来の価値と、その未来への展望を語りました。

    めぐるめく日本の食卓会議2025とは

    ・人口減少・気候変動・生産者減少など、食を取り巻く構造変化。
    ・低迷する食糧自給率・国内生産のレジリエンス低下といった日本の課題。
    ・美味しさや満足だけに留まらない「食の価値」を再定義し、豊かな社会をつくることを目指す取り組み。
    ・活動を公開し、仲間と希望を共有する“OPEN DAY”として開催。

    ■ 糀文化の核心を未来へ——“みりん”をリキュールとして再定義

    木村は、こうじが日本の食文化を構成する不可欠な存在であること、そして2023年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「こうじを使った日本の伝統的な酒造り」の中で、みりんが最もこうじの味わいを直接的に伝える存在であることを紹介しました。
    みりんの起源は、現在の“調味料”という位置づけとは異なり、
    ・高級酒として嗜まれた歴史
    ・焼酎をまろやかにするカクテル的用途
    ・栄養補給や美容・健康にも寄与した飲用文化
    など、多面的な価値を持つ“糀のリキュール”でした。
    木村は、こうした歴史的背景と現代の認識とのギャップを紐解きながら、みりんの未来として
    ① カクテル領域での活用
    ② 美容・健康文脈での活用
    という新たな可能性を提示しました。

    ■ 対話から広がった新視点:カクテル、海外展開、ファンコミュニティからの文化醸成

    セッションの冒頭で「みりんの造り方を知る方はいますか?」と問いかけた際、手が挙がったのはごくわずか。食の関心が高い参加者が集う場でも、まだみりんへの理解が十分ではない現状が浮き彫りになりました。
    一方で、モデレーターやパートナーを務める専門家からは活発な意見交換が行われ、
    ・海外でみりんを“固定観念のないリキュール”として展開し、逆輸入につなげていく
    ・ファンコミュニティの理解を深める重要性
    といった新しい視点も共有されました。
    また、同業メーカーの参加者からは、カクテル素材としてのみりんの可能性に高い関心が寄せられ、セッション後の交流では長時間にわたり意見交換が続くなど、共創の芽が広がる場となりました。

    ■ みりんの未来を共につくる仲間へ

    今回の登壇を通じて、“糀のリキュール”という本来の姿を多くの方に知っていただき、さらに木村自身が得られた新たな視点も多く、未来に向けた確かな手応えを得る機会となりました。
    今後は、伝統の価値を守りながらも、
    ・新たな用途開発
    ・海外展開
    ・異分野とのコラボレーション
    などを推進し、みりんの可能性を共に広げていく仲間と力を合わせ、豊かな食の未来づくりに取り組んでまいります。

    【イベント概要】

    左からの山口様、 今井様、村井様、木村、平田様
    左からの山口様、 今井様、村井様、木村、平田様

    イベント名: めぐるめく日本の食卓会議2025
    登壇プログラム: ハタウチカイ4
    テーマ: “糀のリキュール”みりん。伝統製法で未来を変える!
    チャレンジャー: 木村倫太郎(神田豊島屋)
    モデレーター: 村井三左衛門 様(ビオック・糀屋三左衛門)
    パートナー: 今井翔也 様(LINNÉ)、平田伸行 様(ハナマルキ株式会社)、山口歩夢 様(エシカル・スピリッツ株式会社 / Whiskey&Co.)

    それは古来伝わる、糀のリキュール”Me”について

    左から“Me” 無濾過生原酒 、“Me” 無濾過生原酒 おりがらみ
    左から“Me” 無濾過生原酒 、“Me” 無濾過生原酒 おりがらみ

    神田豊島屋が販売する【それは古来伝わる、糀のリキュール”Me”】(以下「Me」)は、日本の伝統なお酒である“みりん”を、多くの人がイメージする調味料としての認識から飲用のリキュールとして現代的に再構築した新しい提案です。
    私たち神田豊島屋は慶長元年(1596年)、神田鎌倉河岸で創業した東京最古の酒舗・豊島屋の流れを汲む老舗で、「居酒屋の元祖」とも称される歴史を持ちます。
    江戸時代、みりんは高級な甘味酒として親しまれており、1867年のパリ万博でも幕府代表団が日本を代表するお酒として来場者に振る舞った記録が残っています。
    やがてみりんは調味料としての地位を確立しましたが、神田豊島屋はその原点に立ち返り、伝統製法を用いたみりんを糀のリキュールとして蘇らせました。
    砂糖・糖類無添加でありながら自然な甘味を持ち、低GI食品として血糖値の上昇を抑えるほか、糀の力による滋養効果も期待できる、現代人のライフスタイルに寄り添うリキュールです。

    <“Me”受賞歴>

    “Me”は、世界三大酒類コンペティション(IWSC・SFWSC・ISC)のすべてでメダルを獲得した、史上初の本みりんです。
    IWSC(International Wine & Spirit Competition)2022 銀賞
    SFWSC(San Francisco World Spirits Competition)2022 銀賞
    ISC(International Spirits Challenge)2022 銀賞

    【会社概要】

    会社名:有限会社神田豊島屋
    所在地:東京都千代田区内神田1丁目13−1
    代表者:代表取締役 木村 蓉子
    ホームページ:
    https://www.toshimayabuilding.com/(コーポレートサイト)
    https://me-toshimaya.com/(Meブランドサイト)
    Instagram:https://www.instagram.com/me.toshimaya/