プレスリリース
脳科学者・茂木健一郎校長主催「なりたい大人白熱授業」2025年度全5回を完走 — おおぞら高校卒業生とのリアルな対話が学生の未来を照らす
脳科学者である屋久島おおぞら高等学校 茂木健一郎校長による「なりたい大人白熱授業」の2025年度シリーズ全5回を終了したことをお知らせします。同企画は卒業生と現役生徒をつなぐ独自のキャリア教育として、高校選びに悩む中高生や保護者からも高い関心を集めています。
多様な進路選択が求められる時代に対応した教育プログラム
現代の若者が直面するキャリア選択の難しさは、従来の「学歴至上主義」から「多様な生き方の模索」へと変化しています。文部科学省の調査によれば、高校生の約7割が将来の進路に不安を抱えており、ロールモデルの不足が大きな課題となっています。こうした背景から、おおぞら高校では2021年度より茂木健一郎校長が主導する「なりたい大人白熱授業」を毎年実施。2023年度からは卒業生を招き、彼らの高校時代の経験や現在の活動を深掘りする対話型授業を通じて、生徒たちに多様な人生の可能性を示してきました。
2025年度は全5回にわたり、様々な分野で活躍する卒業生をゲストに迎え、進路選択や自己発見、挑戦することの意義などをテーマに展開。第1回「進路に悩むあなたへ」では美容業界を目指す卒業生が登場し、第2回「一歩踏み出したその先へ」、第3回「"ちょっと気になる"を信じてみたら、人生が動き出した」、第4回「"このままじゃ嫌だ"から始まった、私の挑戦」、第5回「おおぞらは、僕の"練習の場"だった~行動することで見つけた、自分の可能性~」と続きました。各回では茂木校長が独自の脳科学的視点から卒業生の体験を掘り下げ、在校生からの率直な質問に答える双方向の対話が実現しました。
「ありのままの経験」を共有することで生まれる教育的価値
本企画の特長は、華々しい成功体験だけでなく、迷いや挫折を含めた「等身大の経験」を共有する点にあります。第3回に登場した千葉キャンパス卒業生の中塚愛瀬さんは、「迷ってもいい、出会いが自分の糧になる」とメッセージを送りました。また第4回のゲスト・京都キャンパス卒業生の松下葵さんは「通信制だからこそ自由になれた」と語り、自分のペースで学ぶことの価値を強調しました。
茂木校長は「人生の岐路に立つ10代の若者にとって、少し先を歩く先輩の実体験は何よりも説得力のある教材です。脳科学的にも、具体的な物語として情報を受け取ることで、自己の可能性への想像力が飛躍的に高まります」とプログラムの意義を説明しています。
授業の内容はおおぞら高校の公式アプリ「おおぞらチャンネル」で視聴可能となっており、入学を検討する中高生や保護者からのアクセスも増加しています。過去5年間のアーカイブも含め、累計視聴回数は1万回を超え、通信制高校における特色あるキャリア教育として注目を集めています。
おおぞら高校「なりたい大人白熱授業」概要
- 企画名:茂木健一郎校長の「なりたい大人白熱授業」
- 主催:おおぞら高校
- 内容:脳科学者・茂木健一郎校長がおおぞら高校の卒業生と対談し、高校時代の経験や現在の活動について掘り下げる
- 2025年度実績:全5回(全て終了)
- 視聴方法:公式アプリ「おおぞらチャンネル」にてフルバージョン視聴可能
- 特設ページ:https://www.ktc-school.com/campuslife/seminar/
- 2026年度も5月から実施予定