報道関係者各位
    プレスリリース
    2015年10月8日 11:30
    TEPIA(一般社団法人 高度技術社会推進協会)

    ~「世界に誇る食の技術展」~ 「TEPIA先端技術館」特別企画展開催のお知らせ

    TEPIA(一般財団法人 高度技術社会推進協会)が運営するTEPIA先端技術館(東京都港区北青山)は、2015年10月14日(水)より「世界に誇る食の技術展」と題しまして、日本の「食」に関する技術を集めた特別企画展を開催いたします。 日本独自の「食」に関する問題を含め、美味しくて安全、安心な食材を手頃な価格で食卓に届けるための、日本ならではの「食」に関する先端技術を「生産をのばす技術」「新鮮に届ける技術」「美味しさをつくる技術」の3つの視点で展示し、世界に誇る日本の食の技術をご紹介します。 併せて、日本が抱える「食」の問題をクイズを通して考える特別クイズラリーや、新鮮に届ける技術のひとつ「瞬間冷凍技術」を体感できる過冷却実験を通して、日本の「食」の問題や技術について、より深く学ぶことができる内容となっております。 また、11月18日(水)にクロマグロの完全養殖に成功した近大マグロについての講演会を予定しています。 『秋の特別企画展「世界に誇る食の技術展」』 ■開催期間:2015年10月14日(水)~12月13日(日) ■入場料 :無料 (1) 展示 【生産をのばす技術】 限られた空間で、自然と調和しながら、生産をのばしてきた工夫を紹介いたします。 ・農作物状況の見張り役「ドローンを活用した機密農業」 カメラや各種センサを搭載したドローンを利用して、自動で農地・農作物の状態を良く観察することで、細かい制御が可能になり、農作物の収量及び品質の向上を図ることができます。 ・ネットワーク型家庭用植物工場 未来の家庭では、リビングの植物工場で作った野菜がそのまま食卓に並ぶかもしれません。 【新鮮に届ける技術】 産地ならではの様々な農作物、水産品、加工食品を新鮮に私たちに届ける技術を紹介いたします。 ・細胞を壊さず、瞬間冷凍「セル・アライブ・システム(CAS)」 冷凍装置内に磁場を発生させて水分子を細かく振動させながら冷やすことで、細胞膜を壊すことなく、冷凍食材の鮮度、食感、旨味、色味などを保ったまま食卓に届けることが可能になります。 ・果実に触れずに傷みから守る「フレシェル(R)」 日本独特の大きくて甘いイチゴ。収穫・輸送時に表面に触れるだけで傷みが始まってしまいます。果実に触れずに収穫、パック詰めすることで、世界中の食卓に日本のイチゴを届けられるようになります。 【美味しさをつくる技術】 繊細な味、香り、食感にこだわる日本人ならではの、おいしさを作る技術を紹介いたします。 ・新鮮な風味を長持ち「エボリューションカプセル」 食品をよりおいしく味わうために欠かせない「香料」をカプセルに包み、いつでも新鮮なフレーバーを味わえます。カプセルの大きさや厚さも自由に設定でき、口の中で溶ける時間を調整することも可能です。 ・匂いで“美味しい”を創る「匂い調合機」 鼻をつまむと、味の違いがわからなくなるように、「匂い」は美味しさを決める大きな要素。匂いを自由に創り出すことができるようになったら、美味しさのスパイスに匂いが使えるようになるかもしれません。 ※上記以外にも常設展からピックアップした関連技術を含め多数展示品がございます。 (2) 特別クイズラリー(期間中、毎日開催) 楽しみながら「食」の問題を知り、考えることができるクイズラリー (3) 実験体験プログラム(期間中、土日祝日開催) 新鮮に届ける技術のひとつ「瞬間冷凍」を体感できる過冷却実験 『TEPIA講演会』 人工ふ化した仔魚からクロマグロの完全養殖に成功した「近大マグロ」についてご講演いただきます。 日時 :2015年11月18日(水)13:00~14:30 場所 :TEPIA 4階 TEPIAホール 講演者:近畿大学水産研究所・水産養殖種苗センター長 升間 主計 教授 <TEPIA先端技術館> ■常設展示 「体感しよう!未来を拓く先端技術」をテーマに、未来社会の発展の鍵となる先端的な産業技術約70点を一堂に展示しています。 ■開館時間:10:00~18:00(土日祝は17:00閉館) ■休館日 :月曜日(祝日の場合は開館し翌平日休館) ■場所  :東京都港区北青山2-8-44       東京メトロ銀座線「外苑前」駅3番出口徒歩4分 ■入場料 :無料