報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年10月31日 11:03
    株式会社コドモン

    全国初の「保育ICT自動連携」で 未就学児の感染症情報を即時集約 ~群馬県の「欠席連絡(感染症情報)のデータ連携事業」に参画、 感染症対策の早期実施を支援~

    保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON(コドモン)」を提供する株式会社コドモン(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:小池義則)は、群馬県(県庁所在地:前橋市、知事:山本一太)が実施する教育・保育分野における「欠席連絡(感染症情報)のデータ連携事業」に参画し、2025年11月4日より群馬県高崎市内の3つの保育施設での先行試験運用を開始することをお知らせいたします。

    本事業は(1)保育施設関係者の入力負担軽減、(2)公益財団法人日本学校保健会が運営する「学校等欠席者・感染症システム」の普及と早期の感染症対策を目的とした、保育ICTの自動連携としては全国初の取り組みです。

    同事業は、デジタル技術を活用した地域の課題解決や魅力向上に資する取組を支援することを目的に実施されている、内閣官房・デジタル行財政改革会議の「新しい地方経済・生活環境創生交付金(デジタル実装型TYPES)」で採択された事業です。

    事業の実施背景

    子どもたちの感染症罹患情報は、「学校等欠席者・感染症情報システム」に入力することが、感染症流行を早期に把握する感染症サーベイランスとして国から推奨されています。同システムでは、地域の感染症の発生状況をリアルタイムで把握でき、学校や保育所、教育委員会、保育担当課、学校医、保健所などと情報を共有することが可能です。

    これまでは、欠席連絡や感染症情報を、保育施設の職員が保育ICTや学校等欠席者・感染症情報システムのそれぞれに入力していました。そのため、同じ情報を複数回、手入力する必要があり、業務負担が大きいという課題がありました。また、手入力で再度データを打ち込むことは、入力ミスによる不正確な情報伝達のリスクも伴います。また、保育施設職員の負担等もあり、学校等欠席者・感染症情報システムへの登録・利用が進んでいないという課題もあります。

    こうした課題を解決するため、本事業が実施されます。

    事業の概要

    保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON(コドモン)」には、保護者用コドモン連絡帳アプリがあります。保護者はこのアプリを使って、保育所などからの連絡を受け取ったり、子どもの出欠を連絡したりすることができます。さらに、子どもの体調や症状、感染症の診断情報もアプリに入力可能です。

    本事業では、保護者がアプリに入力した欠席連絡や症状、感染症関連情報を統計データとして「学校等欠席者・感染症情報システム」へ送付します。これにより、手入力による業務負担が軽減されるだけでなく、入力ミスのリスクも減少します。その結果、より正確な感染症情報に基づいた対策を早期に講じることが可能になります。

    具体的には、保育施設の職員が「学校等欠席者・感染症情報システム」に毎日、「日別」および「クラス別」に1行ずつ、すべての子どもの症状、疾患数を手動で入力(病欠なしの場合も数字の「ゼロ」の入力が必要)していた作業が連携により対応不要になります。

    「欠席連絡(感染症情報)のデータ連携」の概要図
    「欠席連絡(感染症情報)のデータ連携」の概要図

    データ連携の実施による効果

    ・保育施設職員が手入力で行っていた出欠情報や感染症情報の入力負担が軽減される

    ・欠席情報や感染症情報の手入力に伴う入力ミスを低減できる

    ・煩雑さから「学校等欠席者・感染症情報システム」への入力を避けていた保育職員も入力しやすくなる

    ・「学校等欠席者・感染症情報システム」としての情報量が増加する

    ・子どもの感染症の状況に関するより正確な情報が集まり、国や地域の感染症対策に生かされる

    株式会社コドモンについて

    株式会社コドモンは、「子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」というミッションを掲げ、業界シェアNo.1(※)の保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON(コドモン)」 を提供しています。園児/児童情報と連動した成長記録や指導案のスマートな作成、登降園管理、保護者とのコミュニケーション支援機能などを通して、先生方の業務負担を省力化。これにより、こども施設で働く職員と保護者の方々が子どもたちと向き合うゆとりをもち、より質の高い保育ができる環境づくりを支援しています。

    また、ICTによる支援だけでなく、保育施設向けECサービス「コドモンストア」、すべてのこども施設職員が利用可能な優待プログラム「せんせいプライム」、保育施設向けオンライン研修プラットフォーム「コドモンカレッジ」も展開しています。これらの多角的な取り組みを通じて、「子どもの育ちや学びを社会全体で支えられる世の中へ」というビジョンの実現を目指しています。

    ※「SaaS型業務支援システムの導入園調査 2024」 株式会社東京商工リサーチ(2025年1月)

    株式会社コドモン 会社概要

    ◆所在地:東京都品川区西五反田八丁目4番13号 五反田JPビルディング10階
    ◆資本金:6,825万円
    ◆代表者:代表取締役CEO 小池 義則
    ◆設立:2018年11月
    ◆事業内容:保育・教育施設向けICTサービス「コドモン」の運営、写真販売サービスの運営、決済代行サービス、採用支援・園児募集支援事業「ホイシル」、保育施設向けECサイト「コドモンストア」の運営、オンライン研修事業「コドモンカレッジ」、こども施設職員への福利厚生サービス「せんせいプライム」の運営等。

    <<お問い合わせ・ご質問等>>

    株式会社コドモン 広報
    TEL :080-7303-6026 / 080-4466-6738
    MAIL :press@codmon.co.jp