報道関係者各位
    プレスリリース
    2022年11月9日 11:00
    PHP研究所(人材開発)

    「スポーツ界からハラスメントをなくしたい」 指導者向けガイドブックシリーズが異例の8万部突破

    最新刊 『実践!グッドコーチング<レベルアップ編>』 を発売

    株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022 年9月27日に『実践!グッドコーチング<レベルアップ編>』(制作協力:スポーツ庁・日本スポーツ協会、執筆協力:伊藤雅充(日本体育大学教授)・土屋裕睦(大阪体育大学教授)・実践!グッドコーチング制作プロジェクト/税込660円)を発売しました。スポーツ庁や日本スポーツ協会は、暴力・暴言・ハラスメントなど不適切な行為の根絶に取り組んでいます。指導者のためのガイドブック「実践!グッドコーチング」シリーズは、その活動の一環として発刊され、これまでに全国で約1000 団体のコーチング副読本として採用されました。スポーツ界での反響は大きく、累計発行部数は、書店等での一般市販のないテキストとしては異例の8万部を突破しています。

    日本スポーツ協会ほか推薦で全国約1000団体で採用

    本シリーズは、日本スポーツ協会、全日本軟式野球連盟の推薦を受けた公認テキストです。これまでに、バレーボール、サッカー、バスケットボール、軟式野球を中心に日本中のスポーツ団体約1000団体で研修のテキストや副読本として活用されています。講習や勉強会のための購入も多いことからは、スポーツ界全体の、ハラスメント問題への意識の高さがうかがえます。

    ・指導者である読者が素直に読み、自分の指導を振り返ってくれれば、不適切な指導と言われているものは減少すると思いました。
    ・来年度にはこれを使った研修会を行いたい。
    ・ただ事例が載っているだけではなく、チェックポイントとして指導者に問いかけているのがいい。
    (スポーツ団体関係者の声)

    現場から「ハラスメントのない選手指導法を学びたい」の声多数

    本書は、ハラスメントのない選手育成を目指す全指導者に届けたい、スポーツ庁・日本スポーツ協会などが制作協力するテキストシリーズの第3弾です。シリーズ既刊の『実践!グッドコーチング』『実践!グッドコーチング<ジュニア指導編>』ではハラスメント事案を中心に取り上げ、現場の指導者から多くの支持を集めました。一方で「何がハラスメントになるかは理解したが、ではどのような指導法を推進していけばよいのか?」という声も続々と寄せられました。そこで最新刊では、よりよいコーチングに役立つ27項目を収録。「あいさつや礼儀を大事にしたい」「試合で勝つためのトレーニングをやらせたい」といった選手育成から、「保護者からの要望をできるだけ聞き入れたい」という、指導者間、保護者との関係作りまで、チェックポイントを挙げて解説しました。

    中ページ1
    中ページ1
    本文2
    本文2

    現場からのリアルな声に応えた内容(目次より抜粋)

    第1部 理論編
    ●理想とするコーチ像を持っていますか
    ●コーチング環境や対象を理解していますか
    ●意見の対立があったらどうしていますか?……etc.

    第2部 ケーススタディー編
    ●自身が受けた厳しい指導で大丈夫?
    ●プレーヤーのミスを減らしたい
    ●試合で勝つためのトレーニングをやらせたい
    ●規律や長幼の序を学ぶための伝統を守りたい
    ●プレーヤーに最適なトレーニングを取り入れたい
    ●トレーニングメニューの作成や栄養サポートが難しい
    ●コーチとして成長したい……etc.

    講師派遣も実施

    効果的なパワハラ予防策を講じるために、研修講師の派遣も行なっております。ケースバイケースの問題も多い中、各現場の事情に合わせたアドバイスが好評です。

    「実践!グッドコーチング」シリーズについて

    書誌情報

    『実践!グッドコーチング<レベルアップ編>』カバー
    『実践!グッドコーチング<レベルアップ編>』カバー

    最新刊 『実践!グッドコーチング<レベルアップ編>』

    制作協力:スポーツ庁/日本スポーツ協会
    執筆協力:伊藤雅充(日本体育大学教授)/土屋裕睦(大阪体育大学教授)/
           実践!グッドコーチング制作プロジェクト
    判型:A5判並製
    価格:660円(税込)
    発売日:2022年9月27日
    ISBN:978-4-569-85322-2
    発売元:株式会社PHP研究所


    第1弾 『実践!グッドコーチング』(ケーススタディー例)
    ・愛のムチとしてビンタをくらわした
    ・制限を設けずグラウンドを走らせ熱中症になった
    ・ルールを破った部員に丸刈りを命じた
    ・マッサージと称して部員の身体を触った
    ・先輩指導者の体罰をコーチとして見て見ぬふりをした
    ……etc.


    第2弾 『実践!グッドコーチング<ジュニア指導編>』(ケーススタディー例)
    ・練習中の不適切なプレーを注意せず注意しなかった
    ・口うるさい保護者に練習日・場所をSNSで伝えない
    ・「おい、〇〇」と、子どもたち同士で使っているあだ名で呼んだ
    ・集中力がないプレーヤーに「本当に聞いているのか」と怒鳴る
    ・「あいつはクズだ!」などと審判の悪口をSNSで発信した
    ……etc