プレスリリース
病院が畑でつくる、もう一つの“居場所”世代を超えた交流が生まれた「こうのすえん」収穫イベントを開催
医療法人社団鴻愛会 こうのす共生病院(埼玉県鴻巣市上谷)は、2025年12月21日、地域と病院をつなぐ畑活動「こうのすえん」の冬の収穫イベントを開催しました。
当日は、病院職員、地域の方、デイサービス利用者など約10名が参加し、畑作業を通じて世代を超えた自然な交流が生まれました。

ほのぼのとした雰囲気の中で生まれた、自然な会話と笑顔
イベント当日は、寒さの中でも終始穏やかで笑顔の多い時間が流れました。
作業の合間には、参加者同士が自然に声をかけ合い、年齢や立場を越えた会話が広がる様子が見られました。
「畑に立つと、不思議と会話が生まれる。そんな空気感がありました」と、参加した職員は振り返ります。
地域からの“ひと声”が活動を後押しした瞬間
印象的な出来事として挙げられたのが、近隣で畑作業をされていた地域の方からの声かけです。
「よく頑張っているね」
そう言葉を添えながら、かき菜の茎を分けてくださる場面がありました。
この何気ないやり取りに、活動が地域に自然と受け入れられ、根づき始めていることを実感したといいます。
“見守る側”から“関わる側”へ、参加者の小さな変化
今回のイベントでは、デイサービス利用者の変化も印象に残りました。
これまで畑では椅子に座って見守ることが多かったですが、今回は杖を使いながら畑を歩き、野菜の茎を分けたり、子どもたちとゆっくり歩いたりする姿が見られました。
無理のない範囲で役割を持ち、人と関わる——
その一つひとつが、参加者自身の自信や生きがいにつながっていることを感じさせる場面でした。

医療・介護の枠を超えた「さりげない見守り」
この活動について、病院職員は次のように話します。
「畑活動を通して、地域の方との自然な交流、利用者さんの役割づくり、そしてさりげない見守りが同時に実現できていると感じました。医療や介護という枠を超えた関わりの大切さを、改めて実感しています」
治療や支援だけでなく、人と人がつながる場そのものが、暮らしを支える力になる。
こうのすえんは、そんな考えのもと続けられている取り組みです。
人と人がつながる畑として、これからも
12月21日の収穫イベントは、参加者にとって「人と人がつながる畑」という言葉がふさわしい一日となりました。
こうのす共生病院では、今後も地域とともに歩む活動を通じて、医療の枠を超えた“暮らしの支え方”を模索していきます。
イベント概要
■開催日:2025年12月21日
■場所:こうのすえん(埼玉県鴻巣市上谷)
■参加者:約10名(病院職員、地域住民、デイサービス利用者)
本件に関するお問い合わせ
こうのす共生病院 広報室
電話:048-541-1131
メール:info@kouaikai.jp
公式サイト:https://kouaikai.jp/
ソーシャルグッドプロジェクト紹介:https://kouaikai.jp/sgpj-top/
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