プレスリリース
診察室の一発ギャグから始まった温かな輪。11月14日「世界糖尿病デー」に贈る、心と体を元気にする“笑い”の90分!

当院の診察室には、日本笑い学会に所属され、診察の際に一発ギャグや手品を披露してくださる患者様がいらっしゃいます。初めて披露していただいたときは、正直なところ大変驚きました。
診察室は本来、患者様が病気や健康への不安を打ち明ける場所です。しかしその患者様は、医師である私を笑わせようとしてくださったのです。そのお気遣いのおかげで、張り詰めた診察室の空気は一瞬にして和らぎ、温かな笑顔に包まれました。
医師は患者様の病気を治療し、健康を支える立場にあります。日々の診療では一人ひとりの健康と人生に責任を持つ立場として緊張感が続き、時には心身ともに疲れを感じることもあります。そんな折、ご自身も治療を受ける立場でありながら私を気遣い、笑顔にしようとしてくださる優しさに触れ、深く心を打たれました。
「医師が患者様を元気にするだけでなく、患者様からも元気をいただいている」――
この忘れられない出会いを通じ、医療とは一方的に提供するものではなく、人と人とが支え合うことでより温かなものになるのだと強く実感させられました。
長年、糖尿病専門医として多くの患者様と向き合ってきましたが、健康とは単に血糖値や検査結果が良いことだけではありません。たとえ病気を抱えていても、家族や仲間と笑い合い、好きなことを楽しみ、明日に希望を持って暮らす日常こそが、真の健康や幸せにつながります。
患者様からいただいた笑顔に触れた瞬間、日頃の疲れや緊張が和らぎ、「薬で支えられる健康もあれば、人の笑顔や温もりによって支えられる健康もある」と確信しました。
医学的にも、笑いがストレスの軽減や気分の改善につながる可能性が報告されています。
笑いは病気を直接治す特効薬ではありませんが、人と人との心の距離を縮め、病気と向き合う人の心を支えて前向きに生きる力を育む、大切な“心の栄養”です。
糖尿病をはじめとする慢性疾患の治療は長い年月にわたるからこそ、日々の暮らしの中に楽しみや喜びを見つけ、「明日もまた頑張ってみよう」と思える笑顔の存在が欠かせません。
この患者様から教えていただいた「笑いの力」を、今度はより多くの患者様や地域の皆様と分かち合いたい。
その強い想いから、11月14日の「世界糖尿病デー」に向けたクリニックイベントの開催を企画いたしました。
当日は、日本笑い学会副会長として笑いと健康の普及に尽力され、落語でも多くの方々を楽しませていらっしゃる矢野宗宏先生をお招きし、『笑う門には健康来たる!~笑って元気になる90分〜』と題した特別講演会を実施いたします。

糖尿病の治療や生活習慣の改善に対して、「厳しい食事制限がある」「我慢ばかりで辛い」といったイメージを抱く方は少なくありません。しかし、糖尿病治療の真の目的は、単に血糖値を下げることではなく、合併症を予防し、その人がその人らしく笑顔で幸せな人生を送り続けられるように支援することです。我慢ばかりの健康づくりは長続きしません。
おいしく食べ、楽しく体を動かし、人と笑い合うといった日常の小さな幸せを大切にすることこそが、無理なく続けられる健康習慣への第一歩です。だからこそ私は、「病気だからできないこと」を数えるのではなく、「これからも楽しめること」「新しく挑戦できること」を患者様と一緒に見出していきたいと考えています。
今回の講演会の90分間は、病気のことや日頃の悩みを少しだけ忘れて、思い切り笑っていただきたいと願っています。お帰りの際に「今日は本当に楽しかった」「明日からまた元気に過ごそう」と心が軽くなっていただけたなら、主催者としてこれ以上の喜びはありません。
「笑顔は、心をつなぐ最高の贈り物。」
一人の患者様が届けてくださった温かな笑いの種が、今度は地域全体の大きな笑顔の輪へと広がっていくことを願っております。病気だけを診るのではなく、その人の心に寄り添い、健康を守るだけでなく幸せを育む医療を、これからも地域の皆様とともに実践してまいります。
11月14日、会場で皆様と一緒に心から笑い合えるひとときを楽しみにしております。
たいや内科クリニック 院長 加藤 大也
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院長: 加藤 大也
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