こどもが主役の商店街 夏休みに楽しみながら学ぶ職業体験　 人気の「アスタ夏のこども市場」2015年も8月9日に開催決定！

■こどもでも賃金も受け取れるうれしい仕組み
当日の「アスタ夏のこども市場」にはこどもハローワーク(受付)が設置され、こども達は和菓子や豆腐屋、鰻屋など市場内の32店舗のお店から、働きたいお店を選んで登録します。30分を1コマとして1日でいくつものお仕事を体験できます。また参加者は“賃金”として同食品店街で使える独自通貨「100アスタ円(100円相当)」を受け取ることができます。こども達はリアルな職業体験を通して、働くということの大切さや未来を生き抜くチカラを育むことができます。


■こどもたちが参加できる「顔の見える街づくり」を目指して
近年、大型スーパーや商業施設の進出などで衰退する全国の商店街が増えてきており、ここ長田区の商店街も震災後に目覚ましい復興を遂げてきましたが規模が大きすぎた為、19年たった今では至る所で空き店舗が目立ってきているのが現状です。

街の将来を担うこども達が地域商店の仕事を体験することを通して、街に活気を取り戻すことや住民と商業者がつながれる仕組みを構築できればと考えています。イベントは過去にも2回実施され、毎年200名以上の参加者が集まり、大人もこどもも楽しむことができる、また地域にとっても大変盛り上がりをみせるイベントとなっています。

地域にいつまでも商店街が存在するということは街の活性化や治安維持にもつながります。街の商店というのはスーパーと違って外に向かって商売をしている為、地域との関係性を育みやすいという大きな利点があります。こういった人と街との関わりを持てる「顔の見える街つくり」を推奨し、こども達との交流をはかりながら地域商店街の活性化につなげて明るい未来を作っていきたいというのがねらいです。


■イベントを通した今後の取り組み(人と街との関わりの持てる市場)
ここアスタくにづかでは、これまでにも地域活性化の取り組みとして商店主らが協力し合い「アスタハロウィーン」や「バル」「大縁日」など様々なイベントを定期的に開催しています。街の「活性化系のイベント」は一過性の賑わいになりがちですが継続的な賑わいを作り出すには住民、商業、学校など様々な機関が関与しあい、それぞれの思う「良い街」を自分たちで作っていく必要があります。

その一つとして住民と商業者がつながりを作れる仕組みとして「こども市場」があります。バルなどの「飲み系イベント」は確かに人が集まりますが商業者が一方的に住民たちに自分たちのサービスを提供しているだけの構図になってしまいます。「こども市場」はこどもの就業体験という形で市場がその場を提供することで、住民、学校、様々な機関が積極的に参加しやすい「つながりの場」を生み出すことが可能になります。

今後も住民やこどもと商業者がつながる街づくり活動を行っていきます。そして、地域活性化が実現されている他の商店街からも積極的に情報を取り入れるなどして「顔の見える街づくり」の事例を集めてシェアできる環境を構築し、人が集まり街が活性化できる取り組みなどを全国に広げていきたい考えです。


■アスタこども市場 概要
正式名称　　：まちのこども会 アスタ夏のこども市場
主催　　　　：アスタ3番館地下テナント会
日時　　　　：2015年8月9日13:00～17:00
実施会場　　：兵庫県神戸市長田区アスタくにづか南地区(1番館、3番館、5番館)
対象　　　　：5歳～12歳のこども
定員　　　　：250名
参加費　　　：無料
申し込み方法：3番館地下階受付(こどもハローワークコナー)
持ち物　　　：さんかくきん、エプロン

2014年時写真：
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■アスタ3番館地下テナント会 概要
代表者：前田 正司
所在地：兵庫県神戸市長田区久保町5-1-1
構成　：商業施設アスタくにづか3番館地下食品街にある11店舗から成る